「プライムセールで何を買えばいいか分からない」。毎年この時期になると、こう思っている人は多いだろう。セール会場は商品が多すぎて、結局疲れて何も買わずに終わる。あるいは終了10分前に焦って買って後悔する。私も何度もやらかしてきた。
だから今年は先に決めておく。ガジェットオタクとして、自分が実際に使って「これは安くなったら買い」と思える本命だけを20個並べた。純粋にガジェットだけで選定してみた。メーカーも特定の1社に偏らせず、各カテゴリの売れ筋から選んだ。セール対象になっていたら迷わずカートに入れていい。
セールは在庫が動くのが早い。気になったものは事前に欲しいものリストへ入れておいてほしい。
充電・電源まわり:まず揃えるべき土台
①【手のひらサイズで65W】UGREEN Nexode Air 65W 充電器
充電器なんてどれも同じだろ、と思っていた時期が私にもあった。考えを変えたのがUGREENのこのクラスだ。73gしかないのにUSB-C2口で最大65W。ノートPCとスマホを同時に挿しても余裕で面倒を見てくれる。
出張のとき、これ1個で全部済むのが地味に効く。GaN採用でとにかく小さい。充電器を何個も持ち歩いていた頃が馬鹿らしくなった。MacBook Airも問題なく充電できる出力だから、ノートPC勢にこそ刺さる。
②【国産の安心感】CIO SMARTCOBY Pro SLIM 35W モバイルバッテリー (10000mAh)
モバイルバッテリーは大手の海外勢が強いが、私が以前から気に入っているのは国内メーカーCIOだ。10000mAhで毎日持ち歩くのにちょうどいいサイズ、それでいて妙にコンパクトに仕上げてくる技術がある。
外回りで電池残量に怯える時間が、これ1個でなくなる。残量がパーセント表示で出るモデルを選べば、なお安心だ。日本のメーカーを応援したい気持ちもあって、私はこれを選んでいる。
③【ケーブル沼の終着点】Anker USB-C & USB-C ケーブル (240W対応)
ケーブルでケチると痛い目を見る。安物は半年でグラグラになり、充電が遅い気がして買い替える。その繰り返しが一番損だ。ケーブルの信頼性に関しては、私はやはりAnkerを推す。
240W対応のしっかりしたやつを1本持っておけば、ノートPCも余裕で充電できる。被覆が丈夫で長持ちする。地味だが毎日触るものだから、ここに金をかける価値は十分ある。
④【立てて充電、そのまま動画も見られる】Belkin BoostCharge Pro マグネットワイヤレス充電スタンド
ケーブルを挿す、というひと手間が地味に面倒くさい。それをなくしたのがマグネット式のワイヤレス充電スタンドだ。iPhoneを近づけるだけでピタッと吸い付いて充電が始まる。
Belkinはこの手のApple周辺機器で昔から信頼がある。USB-IF認証済みで保証も手厚い。スタンド型だから、充電しながら卓上で動画や通知を見られるのがいい。デスクや枕元に一台あると、ケーブルがそこから消える。
音まわり:仕事も移動も変わる
⑤【ノイキャンの完成形】Anker Soundcore Liberty 5
2万円台のイヤホンのノイキャンに何度か裏切られてきた私が、1万円台でこれだけやれるのかと驚いたのがLiberty 5だ。電車内でも周囲の騒音がスッと消える。通勤の質が変わる。
音質も価格を考えれば文句なし。高級機を狙う必要を感じなくなった。コスパで選ぶならまずこれを試してみてほしい。
⑥【1万円台の音質お化け】SOUNDPEATS Air5 Pro+
同じ価格帯でもう一つ推したいのがSOUNDPEATSだ。Ankerが「全部そつなく良い」優等生なら、こっちは音質に全振りした尖ったやつ。LDAC対応で、価格からは想像できない解像感を出してくる。
正直、音にこだわるならAnkerよりこっちを試してほしい。安いのにいい音で聴ける、というのが一番幸せだ。人を選ぶ尖り方だが、刺さる人には深く刺さる。
⑦【リモート会議の声で損しない】FIFINE K688 USBマイク
オンライン会議で「声が遠い」「こもってる」と言われる人は、マイクを変えるだけで印象が変わる。PC内蔵マイクの音は、想像以上に相手に悪い印象を与えている。
FIFINEのこのクラスは、定番のShure MV7の半額以下なのに必要十分。USB一本で繋がり、設定もいらない。在宅で会議が多いサラリーマンには、費用対効果が一番デカいガジェットだと思う。
⑧【テレビの音が別世界になる】JBL SB510 オールインワンサウンドバー
テレビのスピーカー、あれで満足していないか。私は満足していなかった。セリフは聞き取りにくいし、映画の迫力もまるで出ない。それをまるごと解決したのがJBLのサウンドバーSB510だ。
設置はテレビの前に置いてケーブルを一本挿すだけ。オールインワンだからサブウーファーの置き場所に悩まなくていい。それでいて低音はしっかり効く。ニュースのセリフがくっきり聞こえるようになったのが、地味に一番ありがたかった。映画やライブ映像を観る人なら、これ一本で家のテレビが別物になる。
スマートウォッチ・ウェアラブル
⑨【健康管理の入口に最適】Xiaomi Smart Band 10
いきなり数万円のスマートウォッチを買うのはハードルが高い。まずこれでいい。5,000円台で心拍・睡眠・歩数を全部測ってくれる。
私が驚いたのは電池の持ちだ。2週間近く充電しなくていい。毎晩充電が必要なApple Watchとは違う気軽さがある。健康を気にし始めたサラリーマンの一台目はこれを選べばいい。
⑩【大画面で見やすい実用スマートウォッチ】Xiaomi Watch S4
もう一歩踏み込んで、ちゃんとした画面の付いたスマートウォッチが欲しいならXiaomi Watch S4だ。バンド型のSmart Band 9が「まず試す一台」なら、こっちは日常使いの主役になれる本格派。
有機ELの大きな画面が見やすくて、通知も健康データもパッと確認できる。電池も数日は平気で持つから、毎晩の充電から解放される。この見た目と機能でこの価格か、と正直驚いた。数万円のスマートウォッチに手を出す前に、まずこれを試してほしい。
PC・デスク環境
⑪【トラックボール入門の最適解】Logicool M575S
正直、最初はトラックボールに抵抗があった。親指で玉を転がすなんて慣れるのか、と。でも一週間で手放せなくなった。マウス本体を動かさないから、狭いデスクでも腕が疲れない。
M575Sは、そのトラックボール入門にちょうどいい定番だ。価格も手頃で、ワイヤレスもBluetoothもいける。手首を動かさずカーソルだけ動かせるから、長時間のデスクワークで手首の負担が明らかに減った。普通のマウスで手首が疲れる人こそ、一度試してみてほしい。
⑫【打鍵が気持ちいい】Logicool MX Keys S キーボード
マウスをMX Masterにしたなら、キーボードも揃えたくなる。MX Keys Sは静かでしっかりした打鍵感があり、長文を打つのが苦じゃなくなる。
複数のデバイスをボタン一つで切り替えられるのが便利。仕事用PCと私物のタブレットを行き来する人には刺さるはずだ。
⑬【ガラス製は正義】SkyPAD ガラスマウスパッド
これは人を選ぶ。マウスパッドにこだわらない人にはピンと来ないだろう。でも一度ガラス製を使うと、布製のあのモタつきが我慢できなくなる。
滑りが圧倒的になめらかで、しかも汚れたらサッと拭ける。衛生的なのも地味にいい。マウス操作の精度を上げたいなら試す価値がある。
⑭【在宅の首と肩を救う】BoYata ノートPCスタンド
在宅勤務で首と肩がバキバキになる原因の多くは、ノートPCを覗き込む前傾姿勢だ。スタンドで画面を目線まで上げるだけで、これがかなり楽になる。
BoYataは剛性が高くてグラつかないのが選ぶ理由だ。安物のグラつくスタンドはストレスのもとでしかない。外付けキーボードと組み合わせれば、姿勢が一段マシになる。
⑮【作業効率が一段上がる】モバイルモニター (15.6インチ)
デュアルディスプレイの快適さを一度知ると、シングルには戻れない。出張先や帰省先にノートPCと一緒に持っていけるモバイルモニターは、出先での作業効率を別物にする。
USB-C一本で繋がるタイプを選べば、配線もシンプル。資料を見ながら別画面で書く、という当たり前のことが出先でもできるのは大きい。
モバイルモニターは製品の入れ替わりが早いので、今のおすすめを載せておく。
スマートホーム:暮らしを自動化する
⑯【賃貸でもスマート化できる】SwitchBot ハブミニ
古いエアコンやテレビを、スマホやスマートスピーカーから操作できるようにする小さな箱。これがスマートホームの入口だ。
「帰宅前にエアコンをつける」が地味に快適で、もう手放せない。賃貸でも工事不要で導入できるのがいい。沼の最初の一歩はこれでいい。
⑰【鍵の閉め忘れから解放】SwitchBot スマートロック
家を出てから「鍵閉めたっけ?」と不安になる、あの時間が完全になくなった。スマホで施錠状態が確認できて、遠隔でも閉められる。
取り付けは両面テープで貼るだけ。賃貸でも原状回復できる。ただし電池切れには注意が必要だから、そこだけは人を選ぶかもしれない。それでも利便性は圧倒的だ。
エンタメ・その他
⑱【テレビが一気に賢くなる】Fire TV Stick 4K Max
普通のテレビに挿すだけで、ネット動画が全部見られるようになる。これを持っていないなら、セールのたびに言いたい。とにかく買え、と。
4K Maxは動作がサクサクで、安いモデルにありがちなモタつきがない。Amazonデバイスだからセールでは大きく値引きされる目玉枠だ。一家に一本でいい。
⑲【読書が捗る電子ペーパー】Kindle Paperwhite
スマホで本を読むと、つい通知に気を取られて集中できない。Kindleは読書しかできないからこそ、本に没入できる。これが効く。
目に優しい電子ペーパー、防水、軽量。風呂で読めるのも個人的に大きい。通勤電車で本を読む習慣をつけたいなら、これを機に手に入れてみてほしい。
⑳【声で家が動く】Amazon Echo Dot
最後はこれ。タイマー、天気、音楽、家電操作。「アレクサ」と話しかけるだけで全部やってくれる。さっき紹介したSwitchBotと組み合わせると、声だけで家中の家電が動くようになる。
セールでは投げ売り価格になることが多い。スマートホームの音声入口として、まず一台置いてみてほしい。安いから複数買って各部屋に置くのもありだ。
まとめ:迷ったら土台から揃えろ
20個並べたが、全部買う必要はない。まずは充電まわり(①〜④)を固めて、自分の生活で一番不満を感じている部分を一つ潰す。それが賢い買い物だと思う。
セールの怖いところは、安さに釣られて要らないものまで買ってしまうことだ。だからこそ、事前に「これは前から欲しかった」というものだけ欲しいものリストに入れておく。当日は冷静にそれだけ買う。これが一番賢い。
ガジェットは、生活の小さなストレスを一個ずつ消していく道具だ。一個でも「これ前から気になってた」があれば、次のセールで手に入れてみてほしい。




















