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ノースフェイス マウンテンジャケットを電熱ジャケット化

2023年1月9日

「電熱ジャケット」は人類が生み出した至高の衣類である。

素材・ボリュームでしか調整出来なかった保温性能に、電気の力で革命を起こしたのだ。

しかし、電熱ジャケットは「家電」である故、お洒落なファッションブランドが手掛けていない。

その為、市場はダサいジャケット怪しい中華製で溢れている。

少しでもお洒落な電熱ジャケットが着たい」という要望を叶えるべく、一工夫してノースフェイスのマウンテンジャケットを電熱ジャケット化してみた。

お洒落をしながら「暖かさ」を得たい人の参考になればと記事にする。

ノースフェイス マウンテンジャケットとは

公式ページより引用

まず始めに今回一工夫をしたTHE NORTH FACE(ノースフェイス) マウンテンジャケットとはどのような製品かをまとめる。

公式の商品ページの説明を引用すると、

公式ページより引用

山岳用のアウターとして着用できるスペックを持ちながら、タウンユースでもお洒落に着られるノースフェイスの定番ジャケットだと思ってもらえればである。

他の衣類と異なるポイントは、薄いダウンやフリースを中間着として連結できる点だ。

「ジップインジップシステム(ZIP IN ZIP SYSTEM)」を搭載しているので、ファスナーの規格が合う服であれば、ジャケットと一体化出来るのだ。

公式ページより引用

真冬などの寒い季節・薄着にマウンテンジャケットだけでは寒い時に、更に防寒が出来る。

単純に中に1枚着るだけでなく、ジャケットと一体化するので、着脱が容易になるのが最大の利点。

少し暖かい日・季節には、一体化したジャケットを取り外せば良いだけなので、非常に使い勝手の良い上着。

私はかれこれ5年以上、このジャケットのお世話になっている。

「ジップインジップシステム」はVISLON YKK 5VSHの規格が必須

ノースフェイスのマウンテンジャケットにてジップインジップシステムを利用するには、専用のファスナーで連結を行う必要がある。

専用のファスナーとは、YKKの規格が同じものであればOKということだ。

その規格が、「VISLON YKK 5VS」 or 「VISLON YKK 5VSH」となる。

ノースフェイスは連結可能な薄手のダウンやフリースをリリースしている。

この専用製品を利用すると、めちゃくちゃ暖かいだけでなく、ぴったりとジャケット内部に収まり、きれいに着用できる利点がある。

しかし、専用製品だけあって良い値段。

その為、「VISLON YKK 5VS(H)」規格の他の製品と組み合わせるのがおすすめだ。

もっとも簡単なのはユニクロのフリースである。

物によるが「VISLON YKK 5VSH」規格のファスナーを搭載している。

実際にユニクロのフリースと連結したイメージ

ファスナーは同じ規格なだけあって見事に連結。

両サイドのジップインジップと連結させた結果の全体像。

ぶっちゃけ文句なしの合体感。

内側がフリース素材のジャケットかのようなシルエットだ。

重ね着ではなく、しっかりとジャケットに連結しているので、着脱は1枚のジャケットと同じ感覚で行える。

私自身、手軽にユニクロと組み合わせるだけで暖かさを得ることが出来、この冬のレパートリーに加えようかと思った。

しかし、一見完璧に思える組み合わせを実現したジャケットだが、サラリーマンにとっては1つだけ大きな欠点があった。

電車内で暑すぎる

「ジップインジップシステム」は電車通勤の温度調整が出来ない

冬場の屋外と屋内(特に電車)の温度差は本当に厄介。

今回実施したユニクロフリースを連結した状態だと、屋外は寒さを感じないほど暖かくて快適なのだが、電車に乗ると暑すぎて地獄だった。

しかも「ジップインジップシステム」が逆に仇となった。

一番外側のマウンテンジャケットだけ脱げば快適なのだが、一体化されているのでフリース部分も一緒に脱ぐ必要がある。

そうすると若干肌寒い。

なにこの悪循環。

というか、電車・ショッピングモール・デパートなどは、温度をもっと外気温に寄せて欲しい。

汗だくのおじさんは珍しい光景ではない。

解決策は電熱ベストを「ジップインジップシステム」に連結

屋外では暖かく、屋内では適温と言えば、電熱ジャケット。

本ブログでもいくつもレビュー記事を記載しているが、私は無類の電熱ジャケット好きおじさんである。

寒い時は電気の力で温め、暑くなったら切る。

これだけで人類は寒さの悩みからおさらば出来るのだ。

ということで、フリースやダウンを「ノースフェイス マウンテンジャケット」に連結するのではなく、温度調整が出来る電熱ジャケットを連結することにした。

「VISLON YKK 5VSH」規格っぽい電熱ジャケットを購入

難しいことに、数ある電熱ジャケットには、ファスナーの規格まで記載している商品がなかった。

その為、非常に怪しい方法だが、商品画像のアップでファスナーを確認し、「VISLON YKK 5VS(H)」っぽいものかどうかをチェックしていった。

その結果、1点だけそれっぽい商品が見つかった。

IUGGAN というブランドの電熱ベストである。

こちらは、以前レビューを記事にしたサンコーの『洗える!ヒーターベスト』にそっくりな製品である。

サンコーの『洗える!ヒーターベスト』はプレゼントとして渡してしまい手元になかったので、ノースフェイス マウンテンジャケットへの連結を試すことが出来なかった。

こうなりゃ「運試し」として、「IUGGAN 電熱ベスト」を購入してみた。

IUGGAN 電熱ベストの概要

先に記載した通り、サンコーの『洗える!ヒーターベスト』にそっくり、むしろ一緒の製品なので、細かい仕様を知りたい人はレビュー記事を見てもらいたい。

実物の主要ポイントを簡単に記載する。

電熱部は背中・お腹の合計7ヵ所

同封されていたユーザーマニュアルには下記イメージがあった。

これだけの数の電熱部があるので、すごく暖かい。

強モードで利用すると背中が熱くなるほどのパワーだ。

万人にフィットするサイズ調整機能

胴まわりのサイズ・丈の長さを3段階で調整可能な仕様。

胴まわりはファスナーを閉める箇所を調整

丈の長さは肩のボタンを留める位置を変更することで調整。

電熱はヒーター部分が身体に接しないと暖かさが半減する。

このサイズ調整機能は便利であり実用的なのだ。

おかげで自分に合うサイズで着用すれば、超暖かい。

部屋着としても優秀な一着となるので、興味がある人は手に入れてみて欲しい。

ただし、見た目はお世辞にもお洒落とは言えない。

IUGGAN 電熱ベストを「ジップインジップシステム」に連結

「VISLON YKK 5VSH」規格のファスナーっぽいといだけで連結できる確証は一切なかった「IUGGAN 電熱ベスト」。

実際に取り付けを試みた過程をまとめる。

ファスナーの規格

IUGGAN 電熱ベストは「VISLON YKK 5VSH」でもなければ、「YKKファスナー」でもなかった。

しかし、ノースフェイスのジップインジップと並べてみたところ、「なんかいけそうな雰囲気」である。

形状・サイズ感は同じ感じ。

IUGGAN 電熱ベストのファスナーに差し込んだ結果

完璧に連結できた。

一切ずれなくスーッと締めることが出来た。

それっぽいだけで選んだ私の勝利である!!

反対側のファスナーは敗北。しかし加工で解決。

反対側のファスナー「IUGGAN 電熱ベスト」を差し込む方も、同じように連結した際に問題が起きた。

「IUGGAN 電熱ベスト」の差込部が若干大きく、ノースフェイスのジップインジップに入らないのだ。

これは詰んだ

それっぽいだけではダメだったと諦めかけた。

しかし、「大きいだけなら削ればいいじゃん」という発想に辿り着き、ニッパーで少しづつ削ってサイズ調整を試みた。

その結果、めちゃくちゃ不細工だが「ジップインジップ」にハマるようになった。

若干壊れてないか?と思うほど微妙な見た目になったが、ハマればOKなのである。

これにより、「IUGGAN 電熱ベスト」を連結することが出来た。

IUGGAN 電熱ベストで電熱ジャケット化した結果

「IUGGAN 電熱ベスト」のジップ丈が短いため、「ジップインジップシステム」のサイズと合っていないが、しっかりと連結している。

着脱は1枚の上着と同じ所作で可能だ。

今回、電熱ジャケットではなく、ベストを選んだことで、腕まわりは着ぶくれせずに着用出来たことを、後になって感じた。

フリースを連結していた際は、正直腕まわりがもこもこで着心地が悪かった。

前を閉じても着ぶくれ感が無いことが下記イメージからわかると思う。

屋外・屋内での温度調整が超快適

電熱ベストを利用することで、屋外は暖かいけども、屋内は暑すぎるという課題は、見事に解決した。

屋外では電熱ベストをONにして着用し、電車内・屋内では電熱をOFFにする。

これだけで通勤が超快適になった。

更に、仕事からの帰りが遅くなって電車内がそこまで混雑しておらず肌寒い時は、電熱をONにすることでこたつで移動しているかのような幸福感を得ることも出来る。

座って電熱ONにした場合は、確実に寝落ちするので、アラーム必須。

  • ノースフェイス マウンテンジャケットを保有している人
  • 「ジップインジップシステム」機能を持った上着を持っている人

で、同じような悩みを持っていたり、電熱ジャケット化に興味がある人は、是非試してみてもらいたい。

自分の手で加工が必要だが、「IUGGAN 電熱ベスト」は何とか連結できた。

それでは、まだまだ寒い日が続く季節だが、快適に過ごしていこう。

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