低価格ながら高音質のイヤホンをリリースし続ける「SOUNDPEATS」社より、史上最高の出来と評価の高い「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」を提供してもらったので、使用感をレビューする。
世の中に数ある安価・高品質を謳うイヤホンと何が違うかをまとめる。
結論は「各機能のレベルが高く、品質と価格設定がマッチしていない驚異的な一品」となった。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro とは
製品の主な特徴は下記5点
- Hi-Res認定されたカナル型完全ワイヤレスイヤホン
- 高音質コーデックのLDAC対応
- ハイブリッド アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載
- 風ノイズ低減機能
- 単体で8時間、ケース込みで最大52時間の再生
2・3万するような高級イヤホンに搭載されている機能を網羅しながら、タイミングによっては最安値が6千円台になるという価格設定のおかしなイヤホンである。
期間限定ではあるが、Amazonでの1,500円OFFクーポンと下記5%OFFクーポンコードを併用することで、
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AirPods Pro(第2世代)並みのスペックを持ちながら、6千円台で購入出来るのがSOUNDPEATS製品のすごいところ。
全ての音を良い音で聞きたい人の望みをかなえる一品!
各特長が実際に使用してみた結果としてどうだったかを交えてレビューを行うので、参考にして欲しい。
高品質・ノイズキャンセリング搭載のワイヤレスイヤホンを手軽に試してみたい人にお勧めである。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro の外観
パッケージ・本体と同梱物一式
ケース・本体・充電用USB-Cケーブル・交換用イヤーピース・取り扱い説明書類。
すぐ使うために必要なものが全て同梱されている。
本体のイメージ
ケースの蓋を上げるとペアリング開始(初回は接続設定が必要)
本体は片耳5gとカナル型イヤホンの標準的な重さ。ケース込み約48gは少し重いが、その分稼働時間が長いので良い。
ケースへの収納は本体を差し込む方式。
マグネットがついているので、着脱が容易。
他イヤホンとの外観比較
ケースの外観
左から
- SOUNDPEATS Mini Pro HS
- SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS
- SOUNDPEATS Capsule3 Pro(今回レビュー)
- Anker Soundcore Life P2 Mini
となっている。
サイズ感は他3つと比較し一番大きいが、はっきり言って誤差のレベル。
それなのに単体で8時間、ケース込みで最大52時間の再生は素晴らしい。
本体の外観
SOUNDPEATS Mini Pro HSだけ形状が違うので、ぱっと見小さく見えるが、正直どれも同じようなサイズ感。
形状はAnker Soundcore Life P2 Miniに近い感じだが、見た目・素材感は「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」が圧勝である。
ポイントカラーとなっている控えめな金メッキは、高級感をうまく表現している。
Hi-Res認定・高音質コーデックのLDAC対応
LDAC対応したAndroid端末を持っている人が受けることの出来る恩恵にはなる。私はXiaomi Mi 11Lite 5GがLDAC対応。
Amazon Music Unlimitedでハイレゾ対応音源を聞くと、音の迫力の違いにビックリする。
- 耳元が映画館サウンド
- 今まで聞き取れていなかった音が聞こえる
ただ、なかなかLDAC対応の端末で、ハイレゾ音源を聞く環境を手軽に持っている人はいないと思うので、ここではiPhoneに接続し、Spotifyで音楽を聴いた場合で評価をしていく。
音質の確認方法
どのような音楽を聴くかによって評価はまったく異なってくるので、私は様々なバリエーションの音がある下記音源を聞いて評価をした。
Mrs. GREEN APPLE - ブルーアンビエンス(feat. asmi)
男女のボーカルで音程が右往左往するので、音の聞き分けにはもってこいの一曲。
私が実際に感じたSOUNDPEATS Capsule3 Proの音質評価
高・中・低と全ての音が絶妙なバランスではっきり聞こえるように表現されている。
低音が強すぎるわけではないのに、バスドラムの弾けたパンチとベース音の拾い方には感動するレベル。
それでいてボーカルの歌声はバックミュージックに邪魔されること無くはっきり・きれいに聞こえる。
ハイレゾ・LDAC接続ではないiPhoneのAAC接続でも、映画館並みのサウンドを耳元で再現してくれている。
6千円台でこの品質は信じられない。
私が長年愛用している全てが平均点以上の「Anker Soundcore Life P2 Mini」が完全敗北した。
ちなみにSOUNDPEATSのイヤホンは、アプリでイコライザー調整が可能なので、微調整することが好きな人は自分好みにすることも可能。
私はこの手の調整は弄りだすと何が良いのかわからなくなるタイプなので、フラットで突き進む。
ANC搭載・風ノイズ低減機能
集音用に左右2つずつのマイクを搭載したハイブリッド方式を採用。可聴域で最大43dBというノイズ低減効果を実現するとのこと。
マイクの位置を最適化することで、周囲の音を低減しながら、風切り音も大幅に取り除く。
一般的なフィードフォワードマイクのみの場合と比較して、より高いノイズ抑制効果を発揮し、飛行機の機内や人の多い場所など騒音の激しい場所でも、イヤホンからの音がクリアに聞こえ、まるで静寂の中で音楽を聴いているような感覚が味わえるとの説明。
使用感としての感想は、
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)めちゃくちゃ優秀
- 風ノイズは改善を求む
である。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は電車が通過・到着する際の音、乗車中の騒音を完全に「無」にする程の効き。
正直、道を歩きながら使うと、周囲の音が一切聞こえないので怖さを感じるレベル。
ノイズキャンセリング機能は2・3万の高級イヤホンに引けを取らない。
ハイブリッド方式故に成せる技なのかと思うが、この技術・機能と金額感が合ってないのが「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」だ。
価格設定がバグっている。
ただし、風ノイズ(風切り音)は期待以上ではなかったので、残念なポイント。
集音した外部ノイズをうまく打ち消せていない印象。
強風の場合、耳の後ろを通過する風が「ヒュワーっ」と高音で聞こえるイメージ。(伝わりにくくて申し訳ない)
単体で8時間、ケース込みで最大52時間の再生
このサイズ感で連続再生8時間がまずは異常である。
片耳5gで実現できることが恐ろしい。
そして、ケース込みで52時間再生も出来るのであれば、一般的な通勤・通学で利用する限り余裕で一週間持つ。
充電を週に1回としてルーチン化出来るのは非常に良いこと。
また、充電頻度を少なくすることが出来るということは、バッテリーの寿命も長持ちするという利点もある。
こういった基本的なスペックが優秀過ぎて、ますます価格設定がバグっていると思わざるを得ない。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro の不満点
ここまで特徴と良い点を中心にまとめてきたが、実際に利用した感想として悪い点・改善を求む内容を挙げる。
風ノイズ(風切り音)に関して
ANCの確認で触れたことだが、風ノイズ(風切り音)がうまく打ち消せていないのは残念だった。
そよ風程度であれば全く問題ないのだが、風を顔面に感じる程の強風である場合、耳元がワチャワチャしすぎて不快になるレベル。
正直、この価格帯のイヤホンであれば当たり前の現象なのだが、優れたところが多すぎる「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」だけに、悪目立ちしてしまったのは事実。
長時間聞き続けると疲れる
音質・迫力あるサウンドで、全ての音をしっかりと表現してくれているが故、長時間聞き続けると耳が疲れた。
非常に贅沢な悩み
であると思う。
ただ、レビューとして私自身が感じたことは、長時間ながら聞きをするシーンには向かないのでは?と思った次第。
本当に音が良すぎて、意識が持ってかれる。ながら聞きが本気になっている場合が何回かあった(笑)
タッチ操作に曲戻しが無い
SOUNDPEATS Mini Pro HSのレビュー記事でも触れたが、SOUNDOPEATSのイヤホンはタッチ操作に「曲戻し」が割り当てられていない機器が多い。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro も残念ながら信念を引き継いでいる。
SOUNDPEATS社は後戻りしないという意思表示なのかもしれないが、曲は戻っても良いと思う。
ということで、不満点を3つ挙げたが、真の改善希望点は「風ノイズ(風切り音)」くらいである。
そう考えると、弱点の少ない優秀なイヤホンとも言える。
6千円台で映画館音質
SOUNDPEATS社の製品はHi-Res認定・LDAC対応の商品が多く、「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」は他と何が違うのかと半信半疑で使ってみたのだが、良い意味で裏切られた。
過去のHi-Res認定・LDAC対応商品がもちろん高品質であることに変わりが無いのだが、「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」は更に上に位置するワイヤレスイヤホンであると断言できる。
高級イヤホンAirPods Pro(第2世代)と変わらない品質でありながら、再生時間等の基本性能は格段に「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」が勝っている。
そんな優れたワイヤレスイヤホンが6千円台で買えるのは、価格設定のバグとしか言いようがない。
高品質・ノイズキャンセリング搭載のワイヤレスイヤホンを手軽に試してみたい人は、是非検討してみて欲しい。
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タイミングが合う人は、お得に入手して欲しい。