自らの労力(移動・歩数・広告視聴等)を原資に稼ぐことが出来る お小遣いアプリ『トリマ』
サービスの正式リリース時は、最も効率良く・一番稼げるお小遣いアプリとして、その名を轟かせていた。
しかし、現在は度重なる改悪と不安定な広告視聴環境の影響で、ユーザー離れが始まっている。
そんな私も今では広告を視聴せず15マイルを連打する日々。
その理由は何か。
配信される広告がクソ過ぎて、
- 再生時間30秒以上ばかり
- 再生されない待ち時間が頻発
- 細かいタップ操作を必要とする仕様
という環境になったからだ。
はっきり言って手軽なポイ活ではなくなった。
今でも一番稼げるアプリだが、実際どれくらいの時間がかかり、「時給で換算するといくらなのか」を今回は検証する。
トリマは日に日に効率よく稼げなくなっている
サービス開始当初は効率良く稼ぐことが出来て、お祭り状態だったトリマ。
現在は見る影も無い無残な状態となっている。
最近始めた人・度重なる改悪を知らない人は、下記を併せて読んでもらいたい。
- 広告視聴後の画面を閉じる処理の改悪
- 一旦CMの強制挿入
- スロットの当たり確率の改悪
- 移動タンク獲得マイルの減額(100→60へ)
- 突然の予告なしメールアドレス確認(認証)コード導入
- ランキング集計対象の拡大
- 移動タンクの1日上限減少(200→50へ)
- 「動画を見て2倍速」機能削除
- 広告視聴後ガチャの当たり確率の改悪
度重なる改悪。数えだしたらキリがない。
ただ、アプリ単体で稼げる金額を計算すると、トリマより稼げるポイ活アプリは無いのが実態である。
しかし、稼ぐための手間がかかりすぎる。
実際、「時給に換算したらいくらなのかを調べてみよう」として、今回は実際に1日で稼いだマイルと使った時間の計測を行ってみた。
以降で検証結果をまとめる。
時給換算の検証条件
歩数30,000歩・ローラースケート利用で、60回分の広告動画を視聴する
運要素が絡む「動画をみて再チャレンジ」は行わない
この2つを条件として、合計60回の広告動画をどれだけの時間で処理出来たかを図る。
単純に広告が30秒だけであれば、×60倍をするだけで概算時間が算出できるのだが、トリマの広告はクソなのだ。
30秒経過して×ボタンをタップして、また15秒待たされて、アプリのインストール画面に飛ぶなど、節操のない広告を常に配信し続けてくる。
1つの広告に2分必要とすることもある。
ということで60回視聴した記録をまとめる。
60回分の広告動画視聴結果
処理時間の計測開始時刻と、その時点での保有マイルが分かるイメージが下記である。
13時ぴったりから広告動画の消化を開始した。
保有マイルは7,185。
一応当日の獲得履歴としては、ローラースケートを交換したので、-1,000マイルの履歴である。
10回視聴完了時点
出だしとしては良いスタートを切った。
10回分を約9分で消化している。
30秒の広告、タップ操作、無駄なガチャ演出を10回繰り返しての結果である。
今のトリマは配信される広告に恵まれていたとしても、1回の視聴処理に1分は要する感じだ。
20回視聴完了時点
10回時点終了から19分要した。
同じように広告視聴をするだけなのに、倍の時間がかかった。
原因は「広告が再生されない」からである。
下記のような画面上部にメッセージが表示されたり
広告を読み込み中から進まなかったり
「相変わらずのトリマ」といった感じである。
「広告配信とトリマは別業者だから!!」とトリマを擁護する人がたまにいるが、その配信会社を選んでいるのはトリマであって、このクソみたいな事態をいつまでも改善させないのは怠慢以外の何物でもない。
これがトリマの広告動画視聴に時間がかかるようになった最大の原因である。
30回視聴完了時点
20回終了時点から16分で消化となった。
広告の読み込みがされなかった対象が少し減ったことが理由。
それでも10回の広告視聴で16分要するのはヒドイ。
40回視聴完了時点
30回終了時点から14分で消化となった。
それでも広告の視聴にもたつきがあり、ストレスを感じる。
50回視聴完了時点
40回終了時点から16分で消化となった。
なんとなく傾向が見えてきた。だいたい広告を10回消化するのに14~16分くらい必要なのね。
60回視聴完了時点
50回終了時点から16分で消化となった。
想定通りの消化時間。
ここまでで広告動画を60回消化することが出来た。
60回分の広告動画視聴の推移
- 01~10回:9分
- 11~20回:19分
- 21~30回:16分
- 31~40回:14分
- 41~50回:16分
- 51~60回:16分
広告動画視聴60回分の合計は90分。1時間半を要したこととなった。
トリマを1時間半実施して稼いだマイル
60回分の広告を視聴したので、60マイル×60回で3,600マイル。
広告視聴後のガチャで100マイルが4回当たって400マイル。
合計4,000マイル(40円相当)を稼いだことになる。
ちなみに、広告視聴後のガチャが全く当たらなくなってしまった状況は今も健在のようだ。
60回で4回しか100マイルが当たらないのは、さすがに絞りすぎでは?と思う。
時給に換算したらいくら稼げるのか
今回の結果では、1時間半使って4,000マイル(40円相当)だったので、時給に換算すると2,666マイル(26.6円相当)。
ざっくり時給30円である。
予想はしていたが、時給換算にするとえげつない金額。
同じポイ活・M2Eのアプリと比較すると、その時間効率が非常に悪いことがわかる。
いくつかのアプリを例に出す。
ステラウォーク
数を利用してXLMという暗号資産・仮想通貨を得ることができるアプリ。トリマと同じ思想。
こちらは、広告動画を1日5回までしか視聴できないので、要する時間は5分くらい。
それで1日稼げる金額は3.25円程度。
時給に換算したら約40円
ステッパー
iOS限定のアプリで、ヘルスケアアプリと連動した歩数に応じてコインを取得するアプリである。
100歩で0.1コインとなり、1日10コインの獲得が上限となる。
最大の10,000歩処理した場合の時間は3分程度。
それで1日稼げる金額は8円程度。
時給に換算したら160円
かなり良い。
Sweatcoin・SWEAT
歩くだけで暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことが出来るMove to earn(動いて稼ぐ)アプリ
最大の特徴は、Sweatcoin/SWEAT は歩数で稼ぐので広告視聴が必須ではないこと。
稼げる額は日々減少していくが、今時点で1日2円程度。
よって、一日の最後にアプリを開けばよいだけなので、所要時間は多く見積もっても1分。
時給に換算したら120円
となり、トリマが最も時間効率の悪いアプリと確認出来た。
各アプリの概要が知りたい場合は、私の下記にある記事を参考にして欲しい。
トリマの特徴は時間効率ではなく稼げる額
トリマは時間効率が他に比べて悪いことが今回の検証で証明できた。
しかし、トリマのすごいところ・最大の特徴は時間効率ではない。
トリマは一日で稼げる上限が他のポイ活アプリと比較し段違いであるところがポイントなのである。
1日上限の移動距離から3,600マイル+歩数3,600マイルにガチャの運要素を追加すれば、8,000マイル(80円相当)を稼ぐことも可能。
1ヶ月で2,400円程。
このお小遣いは他のアプリには真似できない。
トリマは、「広告視聴を処理する時間がある人」・「ながらで広告を処理できる人」、そして何よりも「根気がある人」におすすめである。
頑張れば稼げる!
ちなみに私は1日3時間近くトリマに使うのに嫌気がさしたので、現在は広告視聴をすることなく、15マイルだけを受け取る日々を送っている。
皆さん、頑張ってほしい!!