文部科学省の施策として、児童に一人一台として配布されているICT教育端末。
端末・機種は各自治体で何を利用するのか異なるが、主な選定端末は「Windows PC」・「Chromebook」・「iPad」の何れかが多いようだ。
我が家の子供は「Chromebook」が配布されているのだが、大きな問題が一つある。
学校の対応が曖昧・後手後手過ぎて、端末に不慮のトラブルが発生しても修理・交換をなかなかしてくれないのだ。
我が子の端末は原因不明だが内蔵スピーカーから音声が出力しなくなった。
一つの事例として、学校側の対応と独自で実施した回避策を今回は記事にする。
学校は慣れないICT教育端末のトラブルに対応出来ていない
方針が決まってから一気に配布されたICT端末によって、学校はどうやって活用するか最重要課題として力を注いできたようだ。
その為、当然と言えば当然なのだが、端末が壊れた際の対応に関しては、そこまで準備が出来ていない。
結果、限られた予算の中でどうやって修理を行っていくかの基準が全職員まで浸透しておらず、実態は「端末にトラブルがあっても動くのであればそのまま」という残念な対応が散見される。
答えが無い中で問題だけが発生していたら、そりゃそうなる。
これは学校・先生が悪いわけではない。
やってみなければわからないことが発生しているだけで、大事なことは「いかに柔軟に対応をしていくか」である。
しかし残念なことに、どこの自治体・学校も即断即決や予算外での行動は出来ず、子供たちが不憫な環境に追いやられているのが実態だ。
我が子の端末トラブル
冒頭にも記載したが、何が原因か定かではないが、Chromebookのスピーカーから音が出なくなった。
コロナ化により感染者・濃厚接触者になった場合は、オンライン学習を行う現在において、スピーカーから音が出ないのは厄介。
ただし、イヤホン端子に接続した場合は音声が聞こえる状態ではある。
その為、「端末にトラブルがあっても動くのであればそのまま」の対象とさせられた。
ちなみに、トラブル箇所はスピーカーだけではなく、ひび割れも発生している。
これでも「修理対象外」と判断された。
ならば、端末を個人で修理するのはどうかとも考えたが、個人対応はNGとされている。
完全に詰んだ。
イヤホンを装着し続ける弊害
子供は耳にイヤホンを装着することに慣れていない。
その為、様々な弊害が発生する。
- 耳が気になって集中出来ない
- 耳が痛くなる
- 急に大きな声を発するクラスメイトがいると、音響障害になる
子供にとって良いことは一つもない。
また、親にとってもオンライン授業内容が聞こえてこないので、ちゃんと受講できているかわからない不安も出てくる。
親にとっても良いことはない。
ではどうするか。
外付けスピーカーを自宅では利用するしかない。
原因が不明のトラブルに対しての対策として、高い買い物は出来ない。
そこで見つけたのが、1,000円以下で購入が出来る「BUFFALO PC用スピーカー」である。
BUFFALO PC用スピーカーの概要
非常にシンプルな構成で、子供でも簡単に接続・ボリューム調整できる商品である。
実際に開封して装着したイメージが下記。
スピーカーから3.5mmステレオミニジャックとUSB(Type-A)が出ているので、それをパソコン側に接続するだけで利用が出来る。
USBは電源供給の用途になるので、PCの端子ではなく、USBチャージャーであればOK。
実際に子供が利用している端末に取り付けたイメージが下記。
USB(Type-A)端子は、イヤホンジャックと同じ右側に接続したかったのだが、先に掲載した画像の通りUSB端子の部分がひび割れしてしまっているので、利用を控えた。
少し窮屈だが、左右の端子に接続して利用している。
自宅での利用に限った接続なので、そこまで不便ではない。
これだけの接続作業であれば、子供でもできる。
無事接続が出来れば、勝手に電源が入り利用が出来る仕様になっている。
「電源の入れ忘れで音が鳴らない」というような うっかりちゃん でも大丈夫。
BUFFALO PC用スピーカーはボリューム調整が簡単
スピーカーから伸びているボリュームコントローラーで手軽に調整が出来る。
わざわざパソコンの音量を微調整しなくて良い。
物理的な操作が出来るのは、なんだかんだ言って楽。
BUFFALO PC用スピーカーの音質はそれなり
想定していた通りだが、音質はそれなりである。
そもそも音声を出力することだけを目的に利用しているので、期待はしていない。
けれども、パソコン内蔵スピーカーよりはパワフルに音が出ている感はある。
(ただ、内蔵スピーカーから音が出なくなっているので、比較は出来ない。。。)
BUFFALO PC用スピーカーは価格が魅力的
- 必要最低限の端子接続
- 物理コントローラーによるボリューム調整
- そこそこの音質
この3点を備えておりながら、価格が1,000円以下というのが最大の魅力だ。
我が家の子供と同じように、支給されたICT教育端末にて音声が出力されなくなった場合は、自分で出来る対策として外付けスピーカーという選択もある。
もちろん、学校側が修理をしてくれるに越したことはないが、不便を被るのは子供なので、なるべく早く対策を打つべきである。
そんな時に、簡単に利用できる外付けスピーカーがBUFFALOなのに1,000円以下で買えるのは魅力的。
同じ境遇の家庭は是非試してみて欲しい。