企業のリースアップ品が市場に出回り、中古パソコン市場が激熱な状態である。
一昔前までは、
安いパソコン = 超低スペック・使えないパソコン
だったが、現在はリースアップをしてもまだまだ現役で活躍できるパソコンが沢山ある。
今回は、コスパの高い中古パソコンの探し方と、今時点で費用・スペック・市場在庫を考慮した場合のおすすめ品を紹介する。
コスパ最強は「DELL Latitude 5300」である。
コスパの高いパソコンの探し方
どこまでのスペック・ブランドを求めるかによって探し方は異なるので、ここでは「実用に不便を一切感じないミドルスペック以上のパソコン」を探す場合の方法を解説する。
中古パソコンのオンライン販売サイトを活用
まずは中古市場にどのようなパソコンが流通しているかを調べなくては始まらない。
ここでは安心・安全だけでなく、フリマアプリ・オークションサイトよりも安く商品を提供している「イオシス(iosys)」を使った例を紹介する。
イオシスのサイトの作りは非常にシンプルであるが故、細かい検索をしたい場合は「フリーワード検索」を活用するしかない。
しかし、私が紹介する探し方は非常に簡単。
現在市場の流通量が多いパソコンを探したいので、イオシスの検索条件を活用するだけで絞り込める。
下記にパソコンからのサイトを開いた場合のイメージで手順を記載する。
- イオシス公式サイトへアクセス
- 左側のメニューから「パソコン」→「ノートパソコン」を押下
- 検索条件の「ジャンル」で「スタンダードノート」・「モバイルノート」を選択
- 検索結果一覧を「在庫が多い順」で並び変える
ここで表示される検索結果が、現在市場で多く流通されているノートパソコンということになる。
流通量が多い = 安売りされている可能性が高い
と考えて、この候補から詳細を調べて、スペックと値段を考慮しコスパの高いパソコンが見つけるという方法だ。
スペックの確認方法
イオシスの場合は、一覧ページの製品名だけでは、全てのスペックの確認は出来ない。
詳細を知りたい場合は、一覧から商品をクリックし、スペック欄にある「詳しく見る」ボタンを押下する必要がある。
表示されたスペック表を確認すれば、一通り必要な仕様は確認出来る。
上記のイメージを例にすると、
CPU:Core i5-8365U
→i5-の後の頭の数字が世代を表すので、第八世代のノートパソコン向け省電力CPUとなる
RAM:8GB
→8GBメモリ搭載。容量だけなので、規格(DDR4等)まではわからない
SSD:256GB
→256GBのSSDが搭載。最近はHDDでなくSSD標準搭載のパソコンが増えたが、念のため確認必須。
こんな感じで確認すればOK。
更に詳細を知りたい場合はメーカーの商品ページで確認
イオシスは製品名に製品名を載せてくれている商品がほとんどなので、コピーしてGoogle検索を行えば、メーカーの商品ページに辿り着けるはず。
このように、イオシスの場合は在庫情報をオンラインで確認が出来るので、
- 市場に多く流通している端末を確認
- スペック概要を確認
- 気になったらメーカー商品ページで詳細を確認
という方法をとることで、コスパの高いお求めスペックのノートパソコンを探すことが出来る。
まだまだ現役で利用できる安価なパソコンを探している人は、是非試してみてもらいたい。
現時点でおすすめのパソコン(Latitude 5300)
中古ノートパソコンは日々商品が入れ替わるので、2023年1月22日現在のおすすめ商品として、私ならばこれを買うという一品を紹介する。
上記の探し方でイメージを載せているので、気づいている人はいるかもしれないが、おすすめは
DELLの Latitude 5300 一択だ。
Latitude 5300【Core i5(1.6GHz)/8GB/256GB SSD/Win10Pro】中古BランクイオシスではBランクの在庫が全国で100台以上。
※Bランクの定義:特に目立つ傷などがない中古品。経年劣化に該当する使用感が見られる商品
Latitude 5300 の概要
2019年5月にリリースされた「ビジネス向けノートPC」で基本構成は
- Core i5-8265Uプロセッサー
- Intel UHD Graphics 620
- 8GBメモリ
- 256GB SSD
- Windows 10 Home
インターフェースは
- USB Type-C×1
- USB 3.1×2
- HDMI×1
という必要十分なスペック・規格の商品である。
それなのに価格はBランクなら39,800円(税込)
当時の販売価格は14万9980円~となっており、ビジネス用途としてはミドルスペックより上だと思ってよい機種。
このミドル・ハイスペックなノートパソコンが、企業の3年か4年かのリースアップを経て、中古市場に大量流通されている状態。
Latitude 5300【Core i5(1.6GHz)/8GB/256GB SSD/Win10Pro】中古BランクLatitude 5300 で出来ること
Core i5-8265Uプロセッサーに8GBメモリなので、
- WEB
- 動画閲覧
- Officeソフトでの作業
等は、余裕でこなせるスペックである。
ゲームに関しては、Minecraft等の比較的軽量なゲームならば余裕で動かすことが出来るスペック。
これよりも低いスペックのノートパソコンでMinecraftを快適に動作させることが出来た記事は下記を参照して欲しい。
ただし、ゲーミングパソコンのようにグラフィックボードを個別に搭載していないので、ゴリゴリの3Dゲームや高FPSを求めるゲームは難しい。
※Latitude 5300のグラフィックはCPU内蔵のIntel UHD Graphics 620
その他、メモリが8GBなので、軽いゲームをしながら動画を閲覧する等のマルチタスクは処理がカクツク可能性もある。
しかし、スペックアップとしてメモリを増設すれば、軽快にマルチタスクも処理出来るであろう優秀なノートパソコンである。
用途によるが、家庭内での一般的な利用方法・軽いゲームをするだけならば、あと5年は使えると思う。
Latitude 5300はメモリ増設が可能
メモリ増設が可能かを調べる際に、私が良く使うサイトは、メモリダイレクト社のページである。
Latitude 5300で検索をすると、基本情報として下記結果を表示してくれる。
DDR4-2666 PC4-21300 SO-DIMM規格のメモリを最大16GB×2枚の32GBまで搭載出来ることがわかる。
既存のメモリ1枚に追加で増設するならば、8GBを1枚、最大限に積みたい場合は、8GBを取り外して、16GBを2枚指し直すのも良い。
この規格のメモリは値段も手ごろになっているので、重い処理を試してみたい人は32GBにしても面白い。
32GB構成にするならば下記製品が候補。
8GBを追加して16GB構成にするならば下記が候補。
同じ規格のメモリであれば、他のメーカー品でも動作はするので、好みに合わせて選んでもらいたい。
もちろん、Latitude 5300 は8GBのままでも一般的な利用方法であればストレスなく動作するスペックである。
中古ノートパソコンはタイミングが重要
イオシスをはじめとする中古ノートパソコンを取り扱うところでは、個人から買い取った端末よりも企業のリースアップ品の方がコスパが高いことも多い。
今までは5年も利用したパソコンのスペックは時代遅れでゴミ同然だったが、最近のリースアップ品はまだまだ利用出来るスペックだ。
ハードのスペックは毎年少しずつ上がっていくのだが、使い方はそこまで大きく変わっていない。
スマホでも同じ現象が発生しているが、パソコンも通常利用の範囲であればスペックの頭打ち状態になっている気がする。
ゲーミングPC、動画編集等を行わない人にとって、今は中古ノートパソコンが狙い目。
子供への購入や自分のパソコンの買い替え等を検討している人は、一度検討の対象に入れてみて欲しい。
そして私はイオシスで購入することをおすすめする。
安心感が段違い。