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【考察】稼ぎたいサラリーマンは愛社精神を捨てるべき【企業にも利点】

2022年9月8日

一般サラリーマンの為のお小遣い術を1つのテーマとしている本ブログにて、

サラリーマンがサラリー(給与)以外で稼ぐためには

に焦点を当てて考察をまとめる。

稼ぐためにはどのような環境を作る必要があるかを論じ、どのような稼ぎ方があるかのイメージを整理する。

サラリーマンが給与で収入を増やすのは大変

「もっと収入が増えれば」

サラリーマンであれば一度は思ったことがあるのではないだろうか。

外資系やベンチャー・スタートアップ企業に身を置いている場合、自分の頑張り次第で収入アップが出来る可能性が高いが、多くの日本企業はその通りではない。

終身雇用が崩壊し始めた現代であっても、成果主義の日本企業はごくわずかで、どれだけ時間と身を削ろうが稼げるお金に大差はない。

年功序列・周りとの調整等、「尖った事例を作らない保守的な制度」を崩さないことが正義であるとする企業がまだまだある。

よほどのマゾ気質でない限り、必要以上の時間と労力を会社・仕事に費やすのは無駄である。

これが日本企業に身を置く私の出した結論だ。

サラリーマンが給与を増やすには、人並み以上の自己犠牲が必要となる。

収入を増やすためには、仕事に余裕を作る

「サラリーマンが給与を増やすことは並大抵のことではない」ことは、先の説明の通りである。

では、もっと稼ぎたい人々はどうしたらよいか。

一般的なサラリーマンの選択としては、副業が許可されている有無は除いて

  • 休日や勤務時間外でアルバイトをする
  • 休日や勤務時間外でせどりや転売をする
  • 休日や勤務時間外で無形資産を販売する
  • 休日や勤務時間外で投資をする

というような、生活時間を削って稼ぐしか方法はない。

この方法は、ある程度の期間であればやれるのかもしれないが、体力的な面で限界がくるとは思う。

また、家族持ちである場合、生活を犠牲にした本末転倒なことをやっていることになるので、どこかで綻びが生じてくる可能性もある。

その為、現実的で継続可能な稼ぎ方は、「生活時間を維持しながら稼ぐ」ということになる。

言い換えると、勤務時間内に稼ぐということだ!!

大きな声では言い難いが

  • 仕事中の隙間時間に出来る稼ぎ方を考える
  • 周囲にどう思われようが、そこそこしか仕事をせずに、時間を確保する
  • 仕事に必要な時間を短縮出来るように業務を効率化して、まとまった時間を得る

このような選択候補が挙げられる。

①に関しては、それが考えられないから困っているという意見が多いだろう。

②は普通のサラリーマンには選択できない内容。

となると、必然的に③のみが選択肢となるが、これが最も自分にも会社にも良い選択となる

時間帯で行うことが決まっているルーチン型業務であると効率化による時間確保は難しいが、個人に裁量が任されている業務であれば、いくらでも効率化・空き時間を作ることが出来る。

効率化・時間の作り方

業種・職種により範囲・やり方はそれぞれなので、ここでは抽象的な説明になるが、主なやり方は4つである。

  • 業務の自動化
  • 価値ある成果物を提供する人になる
  • ブラックボックス業務をあえて抱える
  • 余裕を開示しない

それぞれの概要を下記に記載する。

業務の自動化

少し前からRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が世間で注目を集め始めているが、この価値を知っている人は会社に指示されなくても自主的にやっている。

サラリーマンの一番身近にある対象として、Excelがまさにそれなのである。

関数を一切利用せず資料をまとめるという人は、現在では稀だろうと思うが、VBAを使ったマクロ化まで行える人は多くはない。

マクロは人の手を空けるためには必須の機能である。

処理させている間に別の業務をすることも出来るし、稼ぎタイムにすることも可能。

VBAでマクロを作れるスキルがあれば、RPAツールを使いこなすことも容易であり、更なる効率化も出来るのだ。

学べば誰でも出来る手法の代表格と思ってもらいたい。

ぼーっとしていても業務が回る状態を作れたら、我々の勝利である!!

価値ある成果物を提供する人になる

どんなに時間が掛かっても、求める人がいる価値のあるものを提供する業務は、自らに裁量権があるので時間を作りやすい。

月次・週次の分析報告資料など、クリエイティブ思考を要する仕事であれば、作業量の設定に自らの意思を入れることが出来る。

1日で出来る内容を2日必要と表現出来れば、1日フリーな時間を得れる。これが理想的な時間の作り方。

分析とか成果物を作るような職種・業務ではない人もいるかと思うが、どんな業務にも現状の数値化を必要としたり課題はある。

狭い範囲であろうが、直属の上司や同僚に向けただけであろうが、そこに価値を見出せば何でも対象とすることが出来る。

定期で確認する成果物となれば、毎月作成の為に必要な時間を確保する権利を得る。

そこを水増しで主張すれば、我々の勝利である!!

ブラックボックス業務をあえて抱える

業務のブラックボックス化は企業にとって好ましくない状態である。

「担当者が辞めたらどうするか」、「問題があっても異動させられない」といったマイナス面があるからだ。

また、何をしているかわからないから、不正行為をしているかもしれない等、企業のコンプライアンスを脅かすことになりかねない。

その為、各社あの手この手を使って、ブラックボックスをオープン化する活動をしているが、サラリーマンにとっては好ましくない。

ブラックボックスがあるから、業務に必要となる工数を把握させないことが出来る。

もちろん、それを既得権かのように自己中心的な主張をする人は、干されるだろう。

あくまでも会社にとって価値のある業務を職人技のようにブラックボックス化させた状態に見せかけること。これが大事。

ブラックボックス化・属人化させてしまって、誰もわからない状態を作るのではなく、説明すれば万人にわかる業務をうまく化けさせるのだ。

このスキルを身に着けることが出来ると、勝手に周りが仕事量を見積もってくれる。

忙しい人の印象を植え付けることが出来れば、我々の勝利である!!

余裕を開示しない

ある程度仕事量や質に波がある人は、自分の置かれた状況を如何にモヤっとさせるかが鍵となる。

誰しも忙しい時期というのはあると思うが、それを愚直・素直にクリアしてしまえば、一時的に落ち着くかもしれないが、また同じかそれ以上の仕事量を抱えることになるケースが多い。

有能な上司であれば、部下の余力を見て仕事を分配することは当たり前にやってくる。

余力がバレれば仕事は増える。ただ、サボっていることがバレると立場が悪くなる。

先に説明した自動化・価値ある成果物・ブラックボックス化を上手く組み合わせれば、余裕で対応出来るはずだ。

この駆け引きを上手く制することが出来れば、我々の勝利である!!

愛社精神を捨てて割り切ることが必要

ここまでで書いた「効率化・時間の作り方」は、言い換えれば「会社に背く行為」と捉えることも出来る。

ただし、いくら会社に貢献しても給与が増えないのであれば、自己犠牲をしてまで働く必要はない。

何故サラリーマンとして働くか。安定した給与を得る為である。

もちろん、仕事が楽しかったり、会社の成長にモチベーションを持つ人に無理強いする気はない。

稼ぐ為に働いているという考えに比重がある人は、「だったらより稼げる働き方」をした方が良いという考え方だ。

そうなると愛社精神なんてクソくらえだ。

会社が従業員第一主義ではない今の時代に、会社第一主義の人はもったいないと思う。

あくまで持論。

効率化・時間の作り方は企業にもプラス

個人が時間を作るために様々な効率化をすることは、広い目で見れば企業にとってプラスになる。

「時間を作るために効率化を追求する行為」と「忙しいのが嫌なので簡単な仕事を無駄にゆっくりやる行為」は、完全に別物である。

普通に働く人、そこそこ働く人、めちゃくちゃ働く人

この人たちの給与に差がない状況が良くないだけで、差が出るのであれば「時間を作るために効率化を追求する行為」は企業にとって宝だ!!

創意工夫・課題解決が出来る人間が、働けど希望が無いのであれば、更に創意工夫をして得を得るのは当たり前。

そういった人々を評価しない会社が増えたが故、個人で稼ぐ方向へ目を向ける思想が生まれるのだ。

私の仕事環境

こうあるべきだ論を書いてきたが、自分はどうなのかをここで整理する。

私はバリバリ働いたら給与が増える外資系に籍を置いていたこともあれば、ド日本企業体質の会社に籍を置いていたこともある。

そして現在は、ド日本企業寄りの個人の突出を認めない会社に鎮座している。

どうせ働くならばとして、また外資系に移ることも検討したが、「愛社精神を捨てて割り切る」働き方を身に着けたが故、現状の方が都合良くなった。

もちろんやるべき仕事はしているし、何なら今が一番忙しい時期だったりする。

ただ、全力を仕事に注がなければならない状況にはしていない。

  • 定期業務の自動化
  • 企画業務という立ち位置
  • 属人化してしまっている業務
  • 常にパソコンを触っているので仕事をしていると思わせる雰囲気力
  • 愛社精神ゼロ教の人

ということで、私自身の実体験を元にした考え方ということがわかってもらえたら幸い。

出来た時間で何をするか・どう稼ぐか

仕事を効率化したり、余裕を作ることで時間が出来たとしよう。

では、会社の給与以外で稼ぐには何をしたら良いのか。

それは何が出来る人か、どんなスキルを持っているか、どのような職場環境かによって変わってくるので、絶対とは言えないが、「例としてこんなパターンがあるよ」を列挙する。

会社支給PCでインターネットが自由に利用できる場合

  • オンラインショッピングのみで行うせどり(中華製品をAmazonで販売する等)
  • ブログ・SNSを活用した情報発信、アフィリエイト
  • ポイントサイトでのポイ活
  • 株・FX・仮想通貨などのデイトレード

個人PCを忍ばせて利用出来る場合

  • YouTubeなどの動画編集請負作業
  • ココナラ・クラウドワークスなどを活用した個人依頼案件
  • NFTゲームで稼ぐ(ここまで出来たら超大物)

このあたりが鉄板と言われるサラリーマンが出来る副業であろう。

地道に稼ぐ系の仕事しかないが、頑張れば稼げる仕組みは、ド日本企業に鎮座するサラリーマンの憧れ。

とにかく時間を作ることが大変な下準備になるが、環境が出来てしまえば何とでもなる。

今よりも稼ぎたいと思うサラリーマンは、試してみて欲しい。

ちなみに、私はこの記事を会社のデスクで書いている。

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