ラベンダーとピンクの背景に記憶カードで形作った魚と虫眼鏡を描いた概念画像

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Sakana ChatのMy Fishとは?AIの記憶を確認する使い方と注意点

Sakana Chatを続けて使うなら、次の質問を考える前に「My Fish」で記憶の中身を一度確認したい。AIに同じ説明を繰り返す手間が減っても、古い前提で回答されていたら、結局こちらの直しが増えるからだ。

Sakana AIは2026年10月15日、メモリを可視化するMy Fishを発表した。便利そうな新機能だが、何でも覚えさせればよいわけではない。文章の好みなど、繰り返し使う前提を見直す道具として考えると、使いどころがはっきりする。

My Fishとは?Sakana Chatの記憶を確認する画面

My Fishとは?Sakana Chatの記憶を確認する画面の要点をまとめた画像

Sakana Chatは、Sakana AIが提供するAIチャットサービスだ。質問への回答や文章の相談などに使える。My Fishは、その会話をまたいで参照するメモリについて、何を覚え、いつ利用したかを確認するための機能である。

覚える仕組み自体は9月17日の更新で追加されている。今回新しいのは、記憶を見渡しやすくした点だ。新しいAIモデルの名前ではなく、会話の前提を把握するための画面と考えるとわかりやすい。

たとえば「文章は短い段落にする」という好みは、次の相談でも役立つ。一方、今日だけ使う仮の条件を、いつまでも前提にされると困る。こうした違いを利用者が意識できることに、今回の更新の価値があると思う。

一覧・履歴・つながりで、回答の前提を点検する

一覧・履歴・つながりで、回答の前提を点検するの要点をまとめた画像

My Fishにはメモリの一覧、利用や追加を振り返る履歴、メモリ同士のつながりを示すマップがある。最初からすべての図を読み解こうとするより、まず一覧で意図した内容があるかを確認する使い方がよい。

回答が思っていた方向と違うときは、履歴や元の会話をたどると手がかりになる。ただし、記憶が見えることと、回答の正しさは別の話だ。前提が合っていても内容は間違いうるため、数字や固有名詞の確認は残る。

マップは、同じ回答で使われた情報の関係を見るためのものだ。線が多いから優秀、図が大きいから正確という評価には使わない。画面を眺めることが目的になれば、時短の道具が新しい暇つぶしになってしまう。

使い方は設定から。最初は文体の好み一つでよい

使い方は設定から。最初は文体の好み一つでよいの要点をまとめた画像

公式案内では、Webとモバイルのどちらもサイドバー下のアカウントから「設定」→「メモリ」→「My Fishでメモリを見る」と進む。すでに使っている人は、この経路から自分の記憶を確認できる。

  1. Sakana Chatで、自分の利用アカウントを確認する。
  2. 設定からMy Fishを開き、記憶された前提を読む。
  3. 元の会話や利用履歴を必要な範囲だけたどる。
  4. 新しい会話で同じ用途の相談をし、結果を比較する。

試すなら、個人情報を含まない架空の文章と、回答形式の好みを一つ使えば十分だ。「見出しを付けて短く整理する」といった条件なら、結果を見比べやすい。最初から日々の仕事を丸ごと預ける必要はない。

覚えてほしいと伝えただけで、意図どおりに残ったと決めつけないことも大切だ。My Fishで確認し、実際の回答でも確かめる。この一往復を入れるほうが、説明を減らすつもりで後から何度も修正するより堅実である。

価値は新しさより、説明と修正の手間が減るか

価値は新しさより、説明と修正の手間が減るかの要点をまとめた画像

同じ回答形式を何度も指定する人には、メモリは相性がよいと思う。毎回の依頼文が短くなり、前提を伝え忘れる機会も減らせる可能性がある。My Fishは、その前提がどう残っているかを確かめる役目を担う。

たとえば仮に、一日3回の相談で各1分の説明を省ければ3分だ。一方、誤った前提を直すのに毎日5分かかるなら、差し引きでは損になる。これは効果の実測ではなく、使い続けるかを判断するための計算例である。

サラリーマンにとって大切なのは、AIの新機能を使いこなした感覚より、帰宅後の自由時間が残ることだ。記憶を細かく管理する作業が増えるなら本末転倒だと考える。まず繰り返す相談一つで、直す手間まで含めて比べたい。

「毎回条件を書いたほうが確実だ」という考え方もある。その通りで、単発の調べものならその運用で十分だ。継続的な文章相談など、同じ前提を何度も使う場面だけに絞るほうが、新機能の良さを判断しやすい。

メモリ停止と学習利用の設定は分けて確認する

メモリ停止と学習利用の設定は分けて確認するの要点をまとめた画像

メモリは初期設定でオンで、設定からオフにできると公式は説明している。会話をまたいだ前提を使いたくないなら、無理に有効のままにする必要はない。まず利用目的に合うかで決めればよい。

もう一つ確認したいのが、入力内容の学習利用だ。公式FAQでは学習・改善に利用する場合があり、設定の「プライバシー」から拒否できると案内している。メモリをオフにしただけで学習利用の設定まで済んだとは判断しない。

同FAQには、自己または第三者の個人情報を入力しない旨もある。勤務先の未公開資料や顧客情報を便利さだけで持ち込むべきではない。会社で使う場合は、許可された用途とデータの範囲を先に確認する必要がある。

学習利用を拒否しても、サービスの安全性確保などの目的でデータが確認される場合はある。設定を一つ変えたことで、どんな情報でも安心して入力できると受け取らないことだ。まず公開情報や架空の題材で試すのが現実的である。

無料で試せるが、他のAIから急いで乗り換えなくてよい

無料で試せるが、他のAIから急いで乗り換えなくてよいの要点をまとめた画像

10月16日に確認した公式FAQでは、Sakana Chatは現在無料で、日本国内から利用できる。PCとスマートフォンに対応し、登録によって会話履歴の保存や利用上限の引き上げが可能と案内されている。

金銭的な負担なく確認できるのはよい。ただし、すでに別のAIで依頼文や作業手順が固まっているなら、乗り換えには時間がかかる。無料という理由だけで、同じ設定や説明を何か所にも増やすのは割に合わないと思う。

今回の発表だけで、他サービスより回答が優れているとは言えない。選ぶ軸は記憶の見やすさ、必要な回答が得られるか、修正しやすいかだ。モデルの名前を比べる前に、自分が普段する質問一つで確かめるほうが早い。

まずは既存利用者が、覚えられた前提を一度確認する

まずは既存利用者が、覚えられた前提を一度確認するの要点をまとめた画像

すでにSakana Chatを使う人は、次の相談前にMy Fishで記憶を一度見ておく。新しく使う人は、機密情報を含まない文章の相談から始める。単発利用が中心なら、メモリを無理に活用しなくても困らない。

私なら、短い文章を整理する用途に絞り、好みの形式が次の会話でも活きるかを試す。説明を省いた時間より修正時間が増えるなら、条件をその都度書く運用へ戻す。覚える量ではなく、こちらの手間が減るかで選ぶ。

出典・確認日:2026年10月16日。Sakana AIのMy Fish発表、9月17日のメモリ追加発表、Sakana Chat公式FAQ、Sakana Chat公式サイト。

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