各キャリアの通信プランの見直しから始まった低価格化競争時代。
各社が様々な特徴を掲げてプランを出している為、結局どこが良いのか判断が難しい状態になっている。
今回は、私自身が身近な方から相談を受けてプランの見直し案を作り、契約変更に至った事例を紹介する。
シリーズ化することで、読んでもらった方の契約パターンに合うものがあれば、参考にしてもらいたい。
今回はシリーズ1回目として、4人家族で既存キャリアがソフトバンクの見直し事例を紹介する。
4人家族 ソフトバンク での契約プラン内容
相談を受けた背景
- 各社の通信プラン見直しの話題を聞いたが、まったく内容がわからない。
- 現在はソフトバンクで契約してるが、細かい契約内容はわからない。
- 4人家族で自宅の光回線含めて3万円以上支払っている。
という話を受け、見直し案を作ることに。
このような自分の通信費が高いのかどうかもわからない人は結構多い。
むしろそこまで無頓着なのに、よくキャリアのサブブランドの情報に注目出来たものだ。運が良い。
既存契約内容が把握出来ていないのと何も始めれないので、実際の請求書を確認してみることからスタートした。
何も把握していなかった既存プランの内容
請求書を元に整理した結果が下記一覧。
既存プランの概要と課題
- 家族4人全員がデータ定額50GBプラン(旧プラン)を契約
- 通話定額は利用頻度によって一応プランを分けている(父親がかけ放題)
- 家族割、光セット割を適用(母親の光セット割は申請漏れで未適用)
キャリアのショップで契約すると、多くの方がこのような契約プランになるのかと思われる。
既存の契約で一番の無駄と思われるところは、平均データ使用料と既存契約のデータ定額50GBの乖離。
父親のデータ使用料に至っては1GB使っていない。
それなのにヘビーユーザーの契約をしている。
これが無駄に月額費用を支払う原因。
また、通話定額に関しても、父親はかけ放題をつけているが、たまに利用する程度。
その他の家族は電話をほぼ使わない。
使ってもLINE通話という状態。
これも無駄に月額費用を支払う原因。
端末も分割購入
ソフトバンク契約の方に多いが、スマホ端末も分割購入の月々支払を選択していた。
月々割として、通信契約がある限り割引がされるという割賦契約。
これはソフトバンクが始めた囲い込み戦略。
利用者からしたら「安く割賦が出来る」と思うかもしれないが、罠が仕込まれている。
端末代金が一般価格より高く設定されている
これは、知らずに引っかかっている人が多い。
仮にiphoneの場合で例を出すと、ソフトバンクのiphoneはAppleStoreのsimフリー端末の価格より数万高く設定さている。
はっきり言って、この時点でユーザー騙し。
その為、騙されたものはしょうがないとして、今回契約プランを見直しするにあたり、既存の割賦契約は全て一括支払いで清算することにしてもらった。
その為、以降の見直しプランの対象は通信費用のみにスポットを当てる。
3つの見直し案
見直しの制約条件
今回、見直し案は私が作るが、実際に契約を変更する処理は本人で実施するしかないことを説明したところ、自信無さげな反応となった。
そりゃそうだ。
ここで自信満々の反応だったら、もっと早くに手を打って、こんな高い金額払っていない。
その為、今回見直し案はあくまでもソフトバンクから契約変更がしやすい方法を作った。
他社へMNPする場合、オンラインでの予約番号の発行、物理的SIMの差し替え、回線切り替え手続き等、ハードルが高い作業がいくつもあるため。
見直し案① ソフトバンクで既存プランを新料金プランに変えた場合
無駄な通話定額のオプションを廃止し、データ使用料も新プランへ変更すると、下記のようになる。
既存の月額費用30,700円との比較もしてみた。
無駄な電話の定額を外し、新プランにするだけ。
それだけでも月6,880円の無駄が削減できる結果となった。
料金プランの変更なので、キャリアの窓口でも対応が出来る。
また、オンライン手続きも可能なので、父親が手続きをする際に私が横で画面見ながら指導は可能。
ただし、これではまだまだ全然お得じゃない!!!
見直し案② ワイモバイルへ移行した場合
他社へMNPするよりもハードルが低く、違約金や手数料もかからない、更に店舗でも対応が可能ということで、ワイモバイルにした場合の案を作成。
明細は下記。
データ使用料に合わせてプランを選ぶことで、
なんと既存プランと比較し16,880円も安くなる結果。
MNPや移行の際に必要となる解約料や初期手数料もソフトバンク→ワイモバイルであれば0円。
その為、見直せば即行で月16,880円の効果が出てくるわけだ!
ワイモバイルの場合、ソフトバンク光の固定回線を使っていれば、光セット割りが適用されるのがデカい。
オンラインでの手続きが出来ない場合、店舗での対応も可能というのも大きな利点です。
(1回線3,000円の手数料は初期費として発生)
もうこのワイモバイルでいいんじゃないかとも思ったが、話題のLINEMOの場合はどうかも検証した。
見直し案③ LINEMOへ移行した場合
LINEMO案では、通話はほぼしないので、通話オプション500円を付けずに、一律2,480円のプランとした。
結果は下記。
データ使用料が家族4人20GBになることがワイモバイルとの違い。
その都合、見直し効果は月16,080円とワイモバイルよりも800円程高い結果になった。
また、契約もオンライン専用なので、まったくわからない人にはハードルが高いのは変わらず課題として残る。
結論:採用した見直し案
見直しの際の条件として、手続きのハードルが高いことは避けることが必須であった。
店舗対応で多少の初期手数料が発生しても月額の削減効果が最も大きい
ワイモバイル
へ移行することを決められた。
固定回線含めて月30,700円発生していた費用が
固定回線含めて月13,820円になり、
月16,880円の削減
変えない理由がない!!
ものすごい効果が出る結果だったので、相談者は翌日にワイモバイル店舗へ行っていた。
最後に
今回の事例のように、私自身が身近な方から相談を受けてプランの見直し案を作ることをシリーズ化していこうと思う。
もし、このブログを見てもらった方で、相談をご希望の方がいれば、お気軽にコメント下さい。
個人情報を隠した状態で月々の請求書の写真などを送ってもらえれば、まずは案を作ることが可能。
『メリットある情報は皆で共有』をモットーにやってきますので、よろしくお願いします。
もしワイモバイルの契約を検討される方は、契約タイミングが重要。
毎月5日の付く日、日曜日などPayPayボーナスが増額される。
タイミングによって内容が変わるので、詳しくは下記リンクからご確認下さい。