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【人柱】怪しい格安Microsoft Officeを購入・インストールしてみた

2021年7月17日

皆様はYahoo!ショッピングにて、格安でMicrosoft Officeが販売されているのをご存じだろうか。

例えば、Office2019 Professional Plus が1ライセンス500円を切る金額で売られている。
ありえない金額故に怪しさ満点。

ただ、本当に問題なく利用できるのであれば、これよりお得なことはない。

今回は私自身が人柱として検証をした結果を共有する。

結論は『怪しくても正規品』である。

怪しい格安Microsoft Officeとは

主にYahoo!ショッピングで販売されている。

『百聞は一見に如かず』の言葉通り、まずはイメージを見てもらいたい。

Office 製品がありえない金額で販売されている。Officeに関して多少でも知識がある方であれば気づくかもしれないが、法人向けでしか扱っていない『Office Professional Plus』が販売されている。

怪しさしかない。

この金額・販売商品を見て、安心して買おうと思う方は、結構な猛者である。

また、不思議なことに『怪しい格安Microsoft Office』はYahoo!ショッピングで多く見られるだけで、楽天・Amazonでは売られていないのである。

カオスな匂いしかしない。

買ってみようじゃないか!

正規のMicrosoft Officeの価格

どれだけこの『格安Microsoft Office』が怪しいかをまずは理解してもらう為に、正規の価格を一度見てみよう。個人で購入可能なライセンスは下記の通り。

最新版はOffice365になり、月額制となるサブスクリプションサービスでの提供となっている。それでも年額12,984円。一ヶ月あたり1,284円。

『怪しい格安Microsoft Office』は買い切りで500円程。

この金額差で『怪しい格安Microsoft Office』を信じるのは相当難しい話。

『怪しい格安Microsoft Office』を買ってみた

これくらいの金額であれば、だまされた場合は勉強代と置き換えることも出来ると考え、まずは試してみた。

下記が購入履歴である。

金額は580円。これ以上安価な販売先もあったが、評価の良い方を選択した。

プロダクトキーがある商品なので、海賊版ということではない。
これが正しくインストールできれば、単なる格安正規品である。

物理的な商品の発送ではないので、メールにて案内が届いた。

実際に届いたメールイメージが下記(プロダクトキーは黒塗させてもらっている)

以上が販売元からの納品物になる。

インストール・プロダクトキーの入力

手順に沿ってファイルをダウンロードし、『Office Professional Plus』をインストールした。

インストール後、プロダクトキーを入力したところで、エラーメッセージが表示された。

メールに記載あった「指定したプロダクトキーで行ったライセンス認証の回数が、、、」という内容である。

手順の通り、「電話による認証」を選択、「ソフトウェアのライセンス認証を電話で行う」を選択。

次の画面で表示されているインストールID「7ケタ9グループの数字」のキャプチャを取得し、販売元へメールをした。

そうすると、夜中であったにも関わらず、ほんの数分で販売元よりメール返信が届いた。

返信に記載された『確認ID』を入力することで、認証に成功し、正規品として利用が可能になった。

『怪しい格安Microsoft Office』は正規品

上記でさらっと書いたが、この金額で販売されているのに、詐欺とかではなく、問題なく『Microsoftの認証』が通るのである。認証が通るということは、まぎれもない正規品である。

ただ、『Office Professional Plus』は法人向けの製品である。

これが個人向けに通販であれど販売しているのは、限りなくブラックに近いグレーであろう。

実際にMicrosoftのページでこのような商品に関してアナウンスが無いかを調べてみた。
下記のページがそれにあたる。

しかし、代表的な被害例を見てみると、今回の『怪しい格安Microsoft Office』は該当しない。

Microsoft HPより引用

記載ある被害例はいずれもプロダクトキーの認証が出来なかったことに対してである。
(一部ダウンロード時のウイルスの例もある)

この公式のページを見ると、逆に正規品としてプロダクトキーの認証も通った『怪しい格安Microsoft Office』は、まったく問題ないのでは。とも解釈できる。

推測の域を出ないが、『Office Professional Plus』のライセンスであるので、どこかの企業がボリュームライセンスとして購入した余りライセンスをこのように販売しているのではなかろうか。

もしくは販売者がボリュームライセンス契約をしてばら売りしているのか。

仮に上記のような販売形式であれば、契約者と利用者が異なる場合は、規約違反に該当する。

ただし、この規約違反で罰せられるのは販売者である。
購入者は正規品と表記され購入し、正規として認証も通っているので、気づけない。

そのため、私も推測の域を出た意見を言うことは出来ない。

あとはモラルの問題だ。

人柱としての検証を終えて

インストール・プロダクトキーの認証が通った後、一通りOffice製品を利用してみたが、もちろん正常に利用できた。

プロダクトキーの認証が通る時点で正規品なので、当たり前である。

ただし、実際に販売されている金額とはかけ離れた値段(格安、いや爆安)である故、色々と大丈夫かと思うところである。

今回、人柱として私は個人PCにインストールしたが、現在はMicrosoft 365 Personalに切り替えている。

なぜなら個人でサブスクリプション契約しているから。使わないのはもったいない。

しかし、『怪しい格安Microsoft Office』を利用する限りは何も問題なかったので、サブスクリプション契約をする前に知っていたらきっと使っていただろう。

人に勧めることが出来る話ではないが、興味を持っている方がいるかもしれないと思い、今回は人柱として内容をまとめた。

あくまでも自己責任で皆様ご判断あれ。

その他にも人柱検証記事をアップ

人柱記事を他にもアップしているので、興味がある内容があれば、続けて見てもらえると幸い。

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