Amazonプライムセールで20%OFFというセール対象に入った「ANKER Soundcore Liberty 4」
試してみたいが値段が微妙に高いとので手を出せていなかったが、先行セールで12,000円を切っていたので思い切って購入してみた。
数々のYouTuber・ブロガーが絶賛するイヤホンはどんなもんなのか。
今更ながら利用してみた結果をレビューする。
結論としては、「機能性は本当に素晴らしい」・「音質は期待していた程ではなく普通」となった。
Soundcore Liberty 4 がセールの対象に
値引きをする必要なく売れ続けた「ANKER Soundcore Liberty 4」が、2023年7月のAmazonプライムセールで20%引きのセール対象となった。
その背景にはノイズキャンセリングを強化した「ANKER Soundcore Liberty 4 NC」のリリースの影響があるのだろう。
新しいモデルを出すということは、旧モデルの在庫を捌きたい。それ故のセールなのかもしれない。
しかし、機能比較を見る限り、「NC」には「ノイズキャンセリング」以外に際立った差が無い。
下記が簡単な比較表。
セールで同じ価格になるならば、私はノーマルの「Soundcore Liberty 4」の方が好み・使い勝手が良さそうとして、このタイミングで購入をした。
Soundcore Liberty 4 の概要
特徴を列挙すると下記の通りである。
- ウルトラノイズキャンセリング 2.0で、ノイズキャンセリングの強度を自動で調節。
- 2つのダイナミックドライバーにより、細かなサウンドもクリアに表現する。
- 独自のアルゴリズムで音源を処理、ライブ会場や映画館にいるような音響体験を提供。
- イヤホン単体で最大9時間、充電ケース込みで最大28時間再生可能。
- 着脱の手間を減らす、外音取り込み機能
- ストレスフリーなマルチポイント接続
各機能の詳細は後述するが、ワイヤレスイヤホンに求められる機能が全部入った機種である。
それが通常価格14,990円。
今回のプライムセールでは12,000円を切った価格。
コスパが高いと言われる商品が、更にコスパ高になった。
買わない理由がない!!として私自身も購入をした。
Soundcore Liberty 4 の外装・装着イメージ
色は「ホワイト」をチョイス。
ケースに収納された本体
イヤホンを取り出したイメージ
ケースもイヤホン本体も高級感があって素敵。白色って綺麗で上品。
ケースへのイヤホン収納は「置くタイプ」なので、出し入れがしやすいのも評価できるポイントである。
実際に耳に装着したイメージ
存在感があってめちゃくちゃかっこいい。
某AirPods Proのような「ウドン感」はなく、男心をくすぐる「マシン感」ってところだ。
ウルトラノイズキャンセリング 2.0
ここからは機能面に関して感想をまとめる。
「Soundcore Liberty 4」にはAnker独自技術のウルトラノイズキャンセリング 2.0が搭載されている。
- 騒音レベルに応じてノイズキャンセリングの強さを自動で調節し、より快適な音響体験を提供
- 風を検知し自動で風切り音の低減も行ってくれる優れもの
使用してみた結果
私が保有・使用しているどのイヤホンよりも強力であった。
密閉された感じではなく、程よい着け心地を維持しながら、ノイズはしっかりとカットしてくれている。
このノイズキャンセリングは噂通りの機器であることを実感した。
そして、風切り音をちゃんとカットしていることも驚きであった。
私のイヤホン利用履歴からは、「ノイズキャンセリングと風切り音は相性が悪い」と思っていたので、この認識が覆った。
ノイズと風切り音の両方を低減したい人には、確実に目的が達成できるイヤホンだと評価出来る。
外音取り込み機能
外音取り込みモードに切り替えると、会話や公共施設のアナウンス等の外音を取り込みながら音楽を楽しむことが可能。
感圧センサーコントロールで容易に切り替えが可能。
使用してみた結果
多少強弱に違和感はあるが、音楽を聴きながらアナウンスを聞き取ることは確かに出来た。
コンビニなどに寄った際の有人レジにて、わざわざイヤホンを外す必要が無かった。
私は今までレジでは片耳か両耳のイヤホンを外して会計をしていた。
今回ほぼ初めてのイヤホン装着状態レジ会計でドキドキワクワクをしていたが、想像していたよりも店員さんの声が聞こえてビックリした。
わざわざイヤホンを外さないで良いことの利点を学んでしまった。
A.C.A.A3.0搭載の超高音質
2つのダイナミックドライバーにより、細かなサウンドもクリアに表現。繊細でリッチな音質を実現とされている。
高音質コーデック・LDACにも対応。
9.2mmと6mmのダイナミックドライバーを持つということは、高音・低音共にパワフルなサウンドであることが期待できる。
使用してみた結果
音質は可もなく不可もなくで尖った特徴はない
重低音のパンチがすごいとか、中広域の音がクリアに聞こえるといった特徴は無い。
いい意味ですべてがフラット。そう、これがANKERのイヤホンの特徴だった。
別で保有している安価なタイプの「Anker Soundcore Life P2 Mini」とコンセプトは同じ感じである。
ただ、「Soundcore Liberty 4」はアプリからイコライザーの調整が可能なので、このフラットな状態を自分好みにカスタマイズ出来る。
癖が無いからこそ出来るこの仕様は、音に拘りたい人に支持される理由の一つなのだろう。
ちなみに私はイコライザーを弄りだすと何が正解かわからなくなる人種なので、フラットのまま利用。
その場合、もっと値段が安価な「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」の方が、音質は私好みであり、「Soundcore Liberty 4」は少し物足りない感を受けた。
3Dオーディオ
360°の音響体験、3Dオーディオにも対応。
独自のアルゴリズムで音源を処理し、まるで映画館やライブ会場にいるかのような、サラウンドな音響体験が出来るという機能。
ジャイロセンサー搭載で、頭の動きに合わせて音を変化させるとうのも驚きである。
使用してみた結果
広い空間で音が反射し、包まれるような感覚で音楽が聞こえた。
確かに3Dオーディオである。
しかし、感動するレベルか?と問われると、「一つの選択肢として有り」といえる程度である。
逆に3DオーディオをOFFにすると少し物足りなさを感じてしまう程度の音質(いい意味でフラット)なので、常時ONで聴き続けてみてはいるが、購入の決め手になるほどの訴求力はないと判断。
ノイズリダクション機能
相手にクリアな声を届ける、ノイズリダクション機能搭載
6つのマイクを使用し周囲のノイズを除去し、クリアな音声を通話相手に届けるとう内容。
ノイキャンもそうだが、ソフトウェアによる内部処理が得意なANKERなので、ノイズリダクションも期待が出来る
使用してみた結果
性能を確かめるべく、環境音として電車の走行音と扇風機の風を流した状態で音声を録音してみた。
他製品との比較として過去の検証で良い評価となった「QCY MeloBuds ANC(HT05)」と「中華イヤホン Benlera ワイヤレスイヤホン」との違いを表現してみる。
電車の音・扇風機の風の音がある状態で、どのように音声が聞こえるかを確認して欲しい。
ノイズカットがない場合の電車・風の音の確認用としてiPhone直の録音も載せる。
iPhone
Soundcore Liberty 4
QCY MeloBuds ANC(HT05)
中華イヤホン Benlera ワイヤレスイヤホン
上記の通り、他イヤホンと比較した結果、「Soundcore Liberty 4」は
- ノイズをめちゃくちゃカットしているわけではないけど、音声は聞き取りやすい
- 若干機械っぽい音声に変換されてしまっている
という結果である。
比較をした2製品の方が優秀かもと思える部分はあるので、私としては「そこそこ良い」という評価とした。
マルチポイント接続
ストレスフリーなマルチポイント接続対応。
スマホで音楽、PCでWEB会議など、Bluetooth接続を都度切り替える必要がなく、2台の端末に同時接続出来る。
使用してみた結果
あったら便利な機能。
PCとスマホを同時接続して利用すれば、イヤホンを分ける必要がなく、都度付け替える・接続し直す手間がない。便利。
しかし、PCで動画を見ながらスマホで軽くゲームをすると、ゲーム側に接続がとられてしまって動画の音が聞こえないなど、使い方を選ぶ機能ではあるなと思った。
感圧センサーコントロール
イヤホンの側面を軽く触るだけで、イヤホン本体の操作が可能に。
誤ったタップ操作からも解放される。Soundcoreアプリで感度の調整も可能。
使用してみた結果
感触があるは正義!!
タッチ式のイヤホンと比べ、圧倒的に使いやすい。
イヤホンの操作として、1回・2回・3回タップなどの操作が必要な場合、タッチ式は必ずミスる。
「Soundcore Liberty 4」は触感があるつまみなのでミスがない。
これは地味だけど最もストレスが解放されためちゃくちゃ評価出来るポイント。
日々の少しのストレスの積み重ねが減ると思えば、これだけで購入する価値がある。
デザイン良し・機能全部入りの売れるワイヤレスイヤホン
「Soundcore Liberty 4」が選ばれる理由には「デザイン」もポイントになっているのだろう。
イヤホン本体の大きさ・形状が絶妙である。
顔が小さい人には少し大きすぎて存在感が前面に出てしまうかもしれないが、顔の大きいおじさん達にはちょうど良い。
今回私は「ホワイト」を選んだが、全4色展開で好みの色を選べるのも良い。個性的な「ワインレッド」と最後まで悩んだ。
そして、外観だけでなく機能面は使ってみて「全部入り」の良さを実感した。
その中でも「風切り音カット」・「外音取り込み」・「感圧センサー」は、他メーカー・機種を凌駕する出来栄えである。
少しいいイヤホンが欲しいという人は、迷わず使ってみることをお勧めする。
全部入りを経験すると、自分がどの機能に拘ってイヤホンを選ぶべきなのかが見えてくる。
結果、イヤホンマニアの仲間入りになってしまうかもしれないが、全人類一度は経験しておくべき機種だと私は感じた。
興味がある人は是非検討をしてみて欲しい。