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【レビュー】Tranya Nova ワイヤレスイヤホン【音質良し・機能全部入りの価格破壊品】

2023年10月26日

中国深センに本拠地を構えるオーディオメーカーの Tranya(トランヤ)からリリースされている完全ワイヤレスイヤホン「Tranya Nova」のレビューを行う。

セール時には7,000円を切る価格で購入が可能でありながら、10,000円越えの商品に引けを取らない音質と機能性を持つ逸品だ。

今回Tranya社さんより商品を提供してもらったので、じっくり使った結果をまとめる。

同価格帯・他メーカのカナル型ワイヤレスイヤホンとの比較を交えながらレビューをするので、検討時の材料にしてもらいたい。

Tranya社の概要

中国のシリコンバレーと呼ばれる深セン発のオーディオメーカー。

「良い音を聴くには高額な機器を買い揃えるしかない」という常識を打ち破る為に立ち上げられたブランドである。

低価格で高品質なオーディオ機器を複数リリースしており、最近はオーディオ以外にもスマートウォッチの展開も行っている。

一般利用者の立場に立った最先端のガジェットメーカーと言っても過言ではない。

下記が公式のXアカウントとウェブサイトである。

Tranya Nova とは

製品の主な特徴は下記7点

  • 業界トップクラスのANC(‐43dBノイズを低減)
  • 高音質コーデックのaptX Adaptiveに対応
  • SonicMaxテクノロジーにより音の鮮明さと分離性を著しく向上
  • マルチポイント機能搭載
  • 専用アプリ「Tranya Audio」によるカスタマイズ性
  • クリアな通話品質で会話をより快適に
  • 最大36 時間の再生:9時間(イヤホン)+27時間(充電ケース)

従来であれば2万円オーバーの高級イヤホンに搭載されていた各種機能が全部入った状態。

にも関わらず、セール・クーポンを活用すれば最安値7,000円以下で購入が出来るという価格破壊な逸品なのである。

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同じ価格帯で同様のコンセプトを持っている「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」や「ANKER Soundcore Liberty 4」と比較しても頭一つ抜けた性能・コスパである。

手が届きやすい価格帯で最高のオーディオ体験をしてみたい人は、是非試してみてもらいたい。

Tranya Nova の外観・装着イメージ

外観

外箱と同梱物一式

ケース・本体(ケース内に収納)・充電用USB-Cケーブル・交換用イヤーピース・取り扱い説明書類。

最低限必要となるものが同梱されている。

ケースの蓋を持ち上げたイメージ

光沢のあるネイビー色である。

本体のイメージ

本体はプラスチック素材で片耳4.6gと非常に軽い。

見た目、質感共にAirPodsProに似ている。ネイビー版と言われたら信じてしまうかもしれない(笑)

他イヤホンとの比較

同機能・価格帯の「ANKER Soundcore Liberty 4」・「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」との比較イメージを載せる。

向かって左から「ANKER Soundcore Liberty 4」、「Tranya Nova」、「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」の順に並べる。

イヤホン本体は3機種ともスティックタイプ。材質とアクセントカラーに違えはあるが、ほぼ同じ大きな・形状である。

ケースに関しては、「Tranya Nova」が最も小さくて薄い。

このサイズ感で最大36 時間の再生:9時間(イヤホン)+27時間(充電ケース)は、素晴らしいの一言に尽きる。

装着イメージ

軽い着け心地で耳にフィットしている。

交換用のイヤーピースも付属しているので、しっくりくるサイズ感を選べばズレ落ちることは無い。

「Tranya」のロゴと文字がスティック部に表示されていることに賛否はあると思うが、主張しすぎないさりげない感じが私は好き。

個性として楽しめる範囲である。

Tranya Nova の音質評価

技術仕様

「Tranya Nova」は、Qualcomm®のQCC3072チップ・aptXテクノロジーを搭載することで、高品質で低遅延のオーディオストリーミングを楽しむことが出来るということ。

加えて、12mm のドライバーは繊細な高音と豊かな中音域を再現可能で、アーティストが意図したままの真の音楽のエッセンスを堪能出来るという特徴を持っている。

Bluetoothは最新の5.3に対応しており、接続コーデックは

  • SBC
  • LE Audio
  • AAC
  • aptX(Adaptive)

に対応をしている。

音質評価

音質の評価に伴う接続環境としては、私が普段使いしているiPhone端末とのAAC接続と、OPPO端末とのaptx接続とした。

音質に関しては、どのような音楽を聴くかによって評価はまったく異なってくるので、私は様々なバリエーションの音がある下記音源を聞いて評価をした。

Mrs. GREEN APPLE - ブルーアンビエンス(feat. asmi)

疾走感のある演奏だけでなく、男女のボーカルで音程が右往左往するので、音の聞き分けにはもってこいの一曲。


Tranya Nova」の音質の総評としては、

ドラム・ベースのリズム隊メロディーをちゃんと拾い上げてくれる傾向なので、疾走感のある音楽を良く聴く人にお勧めしたいイヤホン

となった。

単純に低音が強いのではなく、中・高音とのバランスが絶妙であると理解してもらえればである。

低音域

12mmという大口ドライバーがバスドラムやベース音のパンチを響かせてくれている。

ベース音が籠ることなくメロディーラインがしっかり入ってくる。

リズム隊の音源をちゃんと聞き分けて存分に楽しむことが出来る聴こえ方である。

重低音をバランス良く聴きたい人向けの設定だ。

中・高音域

中音域が強くて重い印象を受けた。

男女の声がはっきりと聞こえる。ハモリ具合もちゃんと聞き分けることが出来る程に鮮明だ。

反面、若干高音域が弱いかなと思うところはあるが、ボーカルが目立つようにチューニングされていると捉えることも出来る。

そのおかげで音の疾走感を強く感じることが可能。

他のイヤホンとの比較

私が所有しているワイヤレスイヤホンの中で、最も音のバランスが良く、音質も優れていると評価している「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」と同等、もしくは聴く音楽によってはそれ以上と評価出来た。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro」は音を綺麗に表現して易しく聴かせてくれる。

Tranya Nova」はリズム隊とボーカル音を強めに表現しているので、ロック・ハードコア・ミクスチャー等の音源を聴く場合に最適だと感じだ。

聴く音に合わせてイヤホンを変えるのは面倒・ありえないという人には、「Tranya Nova」をお勧めする。

それは、後述するアプリを使ってイコライザー調整を細かく設定できるからである。

コスパ・音質最強の「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」にはない強みが「Tranya Nova」にはあるのだ。

Tranya Nova はイコライザーの調整可能

専用アプリの「Tranya Audio」を利用することで、イコライザーの設定を細かく調整することが可能。

プリセットで4パターンから選べるので、好みの調整を見つけよう。

正直この4パターンでは「バランス」以外は微妙だったけれども。

もっと細かく「低音域を弱くしたい」・「高音域を強くしたい」等の希望がある場合は、イコライザー設定を弄ってみるのも有り。

やりだしたらキリがないが、音の違いを楽しめるのはありがたい。

Tranya Nova のノイズキャンセリング

外部の騒音を最大43dBまで低減すると謳う機能。

「Tranya Nova」は「ノイズキャンセリングモード」、「ノーマルモード」、「外音取込モード」3つのモードを搭載しており、イヤホンのタップ操作で切り替えることが出来る。

ノイズキャンセリングの効き具合は非常に良い

音楽・動画視聴中 : 周囲の音がまったく聞こえないレベル

何も流していない状態 : 環境音をカットしているが、電車の高い音やアナウンス等には気付くレベルで聞こえる。

ノイキャン機能が優秀とされる「ANKER Soundcore Liberty 4」と比べても遜色がない。

定価15,000円のイヤホンと同機能とは、恐ろしや。

Tranya Nova の外音取込モード

ノイズキャンセリングモードから切り替えると、一気に現実に戻ったかのような外部の環境音が聞こえる。

イヤホンを付けた状態でコンビニのレジでやり取りすることが出来た。

十分な性能と言って良い。

ただし、「ANKER Soundcore Liberty 4」と比較すると、若干収集音が小さく感じる。

もう少し大きく聞こえた方がより安心度は高いと言える。

Tranya Nova のマルチポイント接続とタップ操作

マルチポイント接続は驚くほど簡単にかつすぐに認識した。

音声は単純なあと勝ちではなく先勝ちの仕様となる。一方で音楽を再生中であれば、もう一方で再生をしても強制的に停止され、もとの再生が常に維持される。

非常に使い勝手の良いマルチポイント接続である。

操作性の機能でもう一つ注目したいのがイヤホンのタップ操作である。

専用のアプリ「Tranya Audio」で確認が出来る。

「Tranya Nova」+「Tranya Nova」のすごいところは、タップ操作の機能の割り当てを変更することが出来ることである。

最安7,000円以下で購入が出来るイヤホンでは実装しているものは他には無いのでは?と思うほどの機能だ。

「Tranya Nova」はタップ感度がかなり高く、少し触れただけでも認識してくれる精度である。

ダブルタップ・トリプルタップが上手くできずにイライラすることはない。

ただし、逆に感度が良すぎる故に予期せぬシングルタップになる場合もある。

一長一短と思いきや、タップ操作のカスタマイズを活用することで、感度の欠点は克服できる。

下記イメージの通り、シングルタップを無効にして、タップ操作を一つずつズラシしてしまえば良いのである。

Tranya Nova の通話ノイズリダクション(cVc8.0)

片耳に3つのマイクが搭載されており、Qualcomm cVc 8.0 ENC 技術によって、周囲のノイズが簡単に検出・除去され、人の声が増幅される仕様とのこと。

これは期待できる内容だとして録音検証を行った。

いつもの通り、環境音として電車の走行音と扇風機の風を流した状態で音声を録音してみた。

比較対象として「巣のiPhoneのマイクで録音」・「ANKER Soundcore Liberty 4」・「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」の音声も載せる。

iPhone


Tranya Nova


ANKER Soundcore Liberty 4


SOUNDPEATS Capsule3 Pro


上記の通り、各イヤホンを録音した結果、「Tranya Nova」が一番巣の声に近い感じで外部のノイズも可能な限りカットしていることがわかる。

「ANKER Soundcore Liberty 4」の方がノイズカットは聴いているが、声が機械的になってしまっている。

長時間の通話や大事な会議などの利用を考慮すると、

生声に近く・ノイズをカットする「Tranya Nova」は、マイク性能も非常に優秀と判断出来た。

Tranya Nova は全部入り

これまでに取り上げた特徴以外にも、「Tranya Nova」にはワイヤレスイヤホンに欲しい機能が備わっている。

  • ワイヤレス充電
  • 急速充電対応(10分で2時間使用可能)
  • IPX5防水
  • 片耳利用可能

というように「あると便利な機能」が全部入っている。

本当に少し前までなら2万円オーバーが当たり前で、15,000円の「ANKER Soundcore Liberty 4」がコスパ良しと言われていた。

それが「Tranya Nova」は同じように機能全部入りにも関わらず、セール・クーポンを活用すれば最安値7,000円以下で購入が出来るという価格破壊な逸品なのである。

Amazonの場合、期間限定のOFFクーポンがあるタイミングやセール時ならば、お得に購入が可能。

更にAmazonのOFFクーポンと併用可能な下記15%割引コードを利用すれば、もっともっと安くなる。

15%割引コード :Nova15off
有効期限 : 2023年10月31日までAmazonのクーポンと併用可能

冒頭にも記載したが、手が届きやすい価格帯で最高のオーディオ体験をしてみたい人は、是非試してみてもらいたい。

それでは、良いワイヤレスイヤホン生活を!!

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