SOUNDPEATSの最新インナーイヤー型ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air4」のレビューを行う。
前作の「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」が世界初Hi-Res認定されたインナーイヤー型という特徴の通り、最高の音質と装着感を実現した最高傑作だった。
今回紹介する「SOUNDPEATS Air4」はその進化版である。
ありがたいことにサンプルを提供してもらえたので、前作との比較も交えながら使用感をレビューする。
結論は「更に深みのある音質と機能性向上により死角のない一品へ進化を遂げた」となる。
SOUNDPEATS Air4 ワイヤレスイヤホン とは
製品の主な特徴は下記5点
- aptX Lossless/Snapdragon Soundにより、CD相当の高音質を実現
- インナーイヤー型ながら、アクティブノイズキャンセリングを搭載
- マルチポイント機能で2台の端末に同時接続可能
- 通話ノイズリダクション機能による優れた通話品質
- 圧迫感が少ない軽快な装着感、持ち運びが楽な小型かつ軽量ケース
これだけの特長・機能を有しておりながら、定価は1万円を切っている。
タイミングによっては6千円台で購入可能になるという非常にコスパの優れたイヤホンである。
Amazonで使えるクーポンコードを発行してもらったので、期限内で購入をする人は活用して欲しい。
SOUNDPEATS Air4
クーポンコード: AIR4PRM27
(有効期間2023/08/14 18:01 ~ 2023/08/16 23:59 まで)
クーポンを併用すれば、6,735円で購入が可能。
AirPodsのように3万円近い金額で高音質なのは当たり前。
中価格帯のクラスでありながら、高価なイヤホンに引けを取らない音質・機能性を持つイヤホン。それが「SOUNDPEATS Air4 ワイヤレスイヤホン」である。
インナーイヤー型ワイヤレスイヤホンを検討している人は、候補に入れて損はない一品。
SOUNDPEATS Air4 ワイヤレスイヤホン の外観
パッケージ・本体と同梱物
SOUNDPEATSパッケージの特徴だったカッコイイ外国人の装着イメージではなく、製品が前面に表示されたパッケージになっている。
中身は前作と同じで、ケース・本体・充電用USB-Cケーブル・取り扱い説明書類。
ケースと本体のイメージ
ケースに差し込むタイプ。蓋を開ければペアリングが開始される(初回の接続設定は必須)。
前作との比較をすると、ケースがマッドな質感になっていることがわかる。
イヤホン本体もAir4の方が若干ノズルが長い。
姉妹機のAir4 Liteも比較してみた
ノイキャン非搭載・接続コーデックを限定した姉妹機となるAir4 Liteも今回比較用で提供してもらった。
ケースの形状は同じであるが、質感が異なる。Air4のマッドな質感の方が高級感が出ていることがわかる。
実際に装着したイメージ
装着感は非常に良い。
私の場合、耳にスッポリとイヤホンが収まっている。
この装着感は、前作の「Air3 Deluxe HS」よりも良い。耳に入れているだけではなく、包みながら引っ掛けている感覚を受ける。
aptX Lossless/Snapdragon Sound
SOUNDPEATS Air4 は、「ハイレゾ相当の高音質を実現するLDAC」を超える「CD音質でワイヤレス再生が楽しめるaptX Lossless」に対応している。
安定した無線環境下では自動的にロスレス伝送を行い、反対に通信が不安定なときには接続性を優先して音の途切れを最小限に抑えるとう機能も搭載している。
最強のコーデックに対応したと認識すればOK。
ただし、この恩恵を受けるには接続端末に条件があり、人を選ぶ機能ではある。
aptX Losslessは、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1、8+ Gen 1、8 Gen 2 以降を搭載したスマホ端末でしか基本はサポートされていないからだ。
私自身上記を搭載したAndroid端末を保有していないので、今回はiPhone&AAC接続で使った場合の感想となる。
音質の確認・比較
確認方法
どのような音楽を聴くかによって評価はまったく異なってくるので、私は様々なバリエーションの音がある下記音源を聞いて評価をした。
Mrs. GREEN APPLE - ブルーアンビエンス(feat. asmi)
男女のボーカルで音程が右往左往するので、音の聞き分けにはもってこいの一曲。
音質評価
総評としては、「低音がとにかく綺麗に聞こえる」の一言に尽きる。
ただ音が大きいのではなく、耳元で響く感じで低音が入ってくるのだ。
前作「Air3 Deluxe HS」は中高音に強い印象だったが、そこに低音のパンチが加わったことで、フラットだが厚みのある音になった。
各音域の評価を以下にまとめる。
高音
強すぎず、ひび割れすることもない。
全体のバランスを崩すことなくクリアに聞こえる。
低音が強いイヤホンだと、高音がこもったりすることがあるのだが、そのような心配は一切不要。
中音
こちらも高音と同じで、音のこもりが一切なく綺麗に聞こえる。
前作もそうだったのだが、カナル型で聞いているのと変わらないくらいの音質に驚くほどだ。
音楽だけでなく、テレビ番組や動画・ゲームでも違和感なく使うことが出来る。
低音
前作と比較し大きく向上した部分。
音が大きいのではなく、重みとパンチを感じることが出来る。
インナーイヤー型はどうしても特有の音の抜ける感じがあったのだが、これはカナル型と変わらない。
後述するアクティブノイズキャンセリング機能を有効にした場合の結果であるが、機能強化により得られた進化ポイントと評価出来る。
アプリでイコライザー調整も可能
細かい音の表現は人それぞれ好みがあるので、微調整したい部分はアプリを介してイコライザー設定が可能。
SOUNDPEATS Air4 は低音が響くので、少し弱めたいと思う場合はここで微調整をするか、プリセット音源で「低音を弱く」を選ぶのも良いかもしれない。
インナーイヤー型でノイズキャンセリングを搭載
本機の目玉となる特徴の一つである。
インナーイヤー型ながら、アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載している。
耳を密閉しない形状でのノイズキャンセリングは、正直あまり期待できないと私は思っているので、試してみたかった部分。
検証結果
確かにANCをONにすることで、通常よりも騒音をカットするにはする。
しかし、普通に周囲の音は聞こえる。
カナル型の完全遮断するANCとは別物だと思った方が良い。
SOUNDPEATS Air4の良さは音質の変化にあった。
ノイズをカットするのではなく、出力する音に深みを持たせることで、周囲の音が気にならなくなうという感覚だ。
ANCをONにすると、インナーイヤー型特有の音が抜ける感じが無くなり、カナル型のようにダイレクトに伝わってくる印象。
特に低音が顕著で、これを経験するとANCを常にONにしておかないと物足りなくなってしまう。
それくらい出力される音に変化が発生する。
姉妹機のノイキャン非搭載・接続コーデックを「Air4 Lite」との一番の違いはここにあった。
もちろんインナーイヤー型を使う理由が「音の広がり」や「完全遮断されない環境」である人には「Air4 Lite」の方が向いている。
利用者の好みに合わせて選択可能な機種をリリースしてくれるところは、さすがSOUNDPEATSといったところ。
マルチポイント機能
スマホで音楽、PCでWEB会議など、Bluetooth接続を都度切り替える必要がなく、2台の端末に同時接続出来る機能。
マルチタスクをこなす人や、常にイヤホンを装着した生活をしている人にとっては、「あったら便利な機能」である。
PC・スマホの接続で切り替えを確認してみたところ、気になるような遅延や誤動作もなく、安定して利用が出来た。
通話ノイズリダクション機能
音声通話時には周囲環境の音をカットして、クリアな音声を伝えることが出来る機能。
最近のワイヤレスイヤホンでは、どのメーカーも標準搭載してくる機能であるが、正直その品質はバラバラである。
SOUNDPEATS Air4のノイズカット具合はどれほどかを検証するために他イヤホンとの比較を行った。
環境音として電車の走行音と扇風機の風を流した状態で音声を録音した。
他製品との比較として過去の検証で良い評価となった「QCY MeloBuds ANC(HT05)」と姉妹機となる「Air4 Lite」、前作の「Air3 Deluxe HS」との違いを表現してみる。
ノイズカットがない場合の電車・風の音の確認用としてiPhone直の録音も載せる。
iPhone
音声はクリアに聞こえるが、周囲の音も拾ってしまっている。
SOUNDPEATS Air4
周囲の音を完全に遮断し、声を拾っているのがわかる。
声もわりと自然な音で拾っている。
通話ノイズリダクション機能は超優秀!
SOUNDPEATS Air4 Lite
周囲の音の遮断は出来ているが、肝心の声が機械的になりすぎて聞き取りにくい。
無印Air4との差別ポイントになる。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS
周囲の音の遮断が出来ており、声のボリュームも問題ない。
ただ、若干機械音っぽい声になってしまっている。
上記の通り比較をした結果、「SOUNDPEATS Air4」は
- ノイズを完全に遮断して音声が聞き取りやすい
- 声は自然で機会っぽくない音で聞こえる
という結果に。
前作の「Air3 Deluxe HS」から進化していると言える。
圧迫感が少ない軽快な装着感
インナーイヤー型だからこそであるが、装着感は感動するレベルである。
本体がわずか4gという軽量化が生み出している結果だが、装着時の違和感が一切なく、ズレ落ちる心配もない。
ただ耳に入れているだけではなく、包みながら引っ掛けている感覚を受けるイヤホンの形状はさすがである。
使用有無に関わらず、常に装着し続けることが出来るイヤホン
こう言い切ってしまえる程の装着感である。
カナル型が苦手な人や、インナーイヤー型を利用しているのに装着感に不満がある人は、一度は試してみてもらいたい。
前作から確かな進化を遂げた一品
前作の「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」が素晴らしい音質・装着感だったので、今作はものすごいハードルが上がった状態での検証となったが、期待を裏切らない超優秀・コスパの高いワイヤレスイヤホンと結論付ける。
目玉となるアクティブノイズキャンセリング(ANC)は、外部の音の遮断を期待していた場合、物足りない結果となるが、音に深みを出す機能と置き換えると、これ無しでは使えないレベルの良さである。
機能を限定した姉妹機「Air4 Lite」の方が安価ではあるが、この差は価格差以上の価値があると私は思う。
高品質で高コスパのインナーイヤー型ワイヤレスイヤホンを探している人は、是非候補の一つに入れて見てもらいたい。
Amazonで併用して使えるクーポンコードを発行してもらったので、期限内で購入をする人は活用して欲しい。
SOUNDPEATS Air4
クーポンコード: AIR4PRM27
(有効期間2023/08/14 18:01 ~ 2023/08/16 23:59 まで)
クーポンを併用すれば、6,735円で購入が可能!
この他に今回比較として検証した ノイキャン非搭載・接続コーデックを限定した姉妹機となる「Air4 Lite」にもAmazonで併用可能なクーポンコードを発行してもらったの、記載する。
SOUNDPEATS Air4 Lite
クーポンコード: AIR4LTPM05
(有効期間2023/08/14 18:01 ~ 2023/08/20 23:59 まで)
クーポンを併用すれば、5,332円で購入が可能!
それでは、良きワイヤレスイヤホン選定を!!