自然光が差すデスクに置いたミニPC。ミニPCおすすめ5選、高くなった今も選ぶ理由

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【2026年】ミニPCおすすめ5選|7万円台が14万円台になった今も、私がすすめる理由

アイキャッチ・章画像はAI生成のイメージであり、紹介機種の実物写真ではない。

ミニPCは、安くてそこそこ高性能なパソコンを探す人にとって、かなり魅力的な選択肢だった。私自身も、そのコスパに惹かれて購入した一人である。

2024年11月に購入したのは、MINISFORUM系のUM870 Slim/Ryzen 7 8745H・DDR5 32GB・1TB SSD。支払額は73,584円だった。それが2026年10月26日に同構成のMINISFORUM名義の商品ページを確認すると、141,999円。差額は68,415円、約1.93倍である。

「ミニPCなのに14万円?」と思ってしまうのも無理はない。それでも、私は今もミニPCをおすすめしたい。対象は、最新の重たいゲームや本格的な映像制作まではしないが、毎日気持ちよく使えて、数年先にも余裕のあるパソコンを求める人だ。

今回は、実際に使ってきたUM870 Slimのレビューを振り返りながら、今の売れ筋から長く使う視点で選びたいミニPCを5機種紹介する。

価格・ランキングの確認日:2026年10月26日(M6 Ultraの価格・在庫は10月27日追記)。価格は税込の掲載額で、購入時の価格・在庫を保証するものではない。本文の実機体験は所有するUM870 Slimに基づく。おすすめ5機種は公開仕様による選定であり、全機種を実機検証した記事ではない。本記事はアフィリエイトリンクを含む。

7万円台だったミニPCが14万円台に。それでも使って感じた価値は変わらない

明るい机に置いた小型PCとノート、購入費を考えるイメージ
AI生成のイメージ画像。紹介機種の実物写真ではない。

購入時と今の価格を比べると、正直驚く

購入時のレビューでも、73,584円という支払額を紹介している。当時はポイント還元を差し引いた実質負担も書いたが、今回の比較にはポイントを引く前の金額を使った。

比較する内容金額
2024年11月の購入額73,584円
2026年10月26日のAmazon掲載価格141,999円
差額/上昇率68,415円/約93%

AI需要は値上がりの背景。ただし個別商品の値上がり理由は一つではない

調査会社TrendForceは2026年9月30日、AIサーバー向け需要とサーバー製品への供給優先を背景に、DRAMやNANDフラッシュの契約価格が上昇する見通しを示した。メモリとSSDのコストが上がれば、ミニPCも影響を受ける。参考:TrendForceのメモリ市場調査。

一方で、UM870 Slimの掲載価格が約2倍になった理由を、すべてAI需要だけで説明することはできない。在庫、販売店、旧機種の流通量、為替、セールの有無も販売価格を左右する。「以前安かった機種だから、今もお買い得」とは限らないのである。

32GBメモリの余裕は、日常使いでも意味があった

購入時にはChromeで200個近いタブを開く検証も行った。メモリ使用量は約21GB。それでも快適に使えた。普段から200個も開く必要はないが、ブラウザ、Excel、動画再生などを並行して使うなら、メモリの余裕が使い勝手につながることを実感した。

Officeの操作や、Clipchampでの短いフルHD動画の編集も快適だった。もちろん、短い動画を扱った結果を本格的な4K編集にそのまま当てはめることはできない。私が評価しているのは、普段の作業に待ち時間が少なく、少し背伸びした使い方にも対応できた点である。

また、10か月使用後の性能比較では、CINEBENCH R23のマルチコアが16,407から16,143、シングルコアが1,669から1,713だった。項目ごとに上下はあったものの、当時の測定で大きな性能低下を疑う結果は見られなかった。

これは1台・10か月の記録であって、10年の寿命を証明するものではない。それでも、コンパクトだからすぐ使い物にならなくなる、という心配を和らげる実体験にはなった。

長く使える「そこそこスペック」は、CPU・メモリ・接続端子で選ぶ

小型PCとメモリ、SSD、USB-Cケーブルのイメージ
AI生成のイメージ画像。紹介機種の実物写真ではない。

普段使い中心なら、上位CPUだけを追いかけなくていい

Web閲覧、Office、オンライン会議、動画視聴が中心なら、最新の最上位CPUにこだわる必要は薄い。今回ならRyzen 5 7530UやRyzen 5 7640HSを搭載する機種も候補になる。CPUは「Ryzen 7」「Core i7」という名前だけでなく、型番まで見て選びたい。

一方、軽いゲームや写真編集もしたいなら、内蔵GPUも確認する。私のUM870 SlimはRadeon 780M搭載だが、すべてのRyzen搭載ミニPCが同じ描画性能を持つわけではない。UM870 Slimのゲーム検証も、設定やタイトルごとに結果が異なる。事務作業の快適さとゲーム性能は、分けて考えるのが失敗しにくい。

メモリは16GBを出発点に、同時作業が多いなら32GBを狙う

私なら、軽い用途でもまず16GBを出発点にする。タブやアプリを多く開く人は32GBを優先したい。ただし価格が大きく違うなら、16GBで購入し、増設できる機種を選ぶのも現実的だ。

増設前提なら、スロット数だけでなく、購入する構成の搭載枚数と最大容量を確認する。「16GB」でも8GB×2枚と16GB×1枚では、後から必要になる部品が変わる。DDR4とDDR5にも互換性はない。

SSDは512GB以上が目安。端子と保証も忘れない

写真やソフトを本体に保存するなら512GB以上、余裕を持つなら1TBが私の目安だ。クラウド中心なら256GBでも運用できるが、残容量を意識する場面は増える。SSDを後から足せるのか、交換になるのかも見ておきたい。

そして、今使っているモニターがHDMIなのかDisplayPortなのか、USB-Cで映像を出せるのかも大切だ。USB-C端子があっても映像出力に対応するとは限らない。無線LAN、Bluetooth、Officeの付属有無、保証期間と修理窓口も、購入する構成で確認したい。

私のデスク環境を紹介した記事では、複数モニターやUSBハブを組み合わせている。本体を小さくできる分、周辺機器を自分の使い方に合わせられるのがミニPCの面白さである。

今の売れ筋から選ぶ、おすすめミニPC5選

木目の机に並んだ5種類の小型デスクトップPCのイメージ
AI生成のイメージ画像。紹介機種の実物写真ではない。

今回は、価格.com「ミニPC・スティックPC」人気売れ筋ランキングの2026年10月26日更新分(10月19日~25日集計)を参考に4機種を選び、Amazonでの購入しやすさを踏まえてGMKtec M6 Ultraを加えた。順位は同サイトの指標であり、国内販売台数やAmazonの販売順位ではない。以下の紹介順もおすすめの絶対順位ではなく、用途別の並びである。

機種・比較構成掲載価格の目安選ぶ理由
GEEKOM A5 Pro 2026
Ryzen 5 7530U/16GB/1TB
79,990円文書・ブラウザ中心のバランス
GMKtec NucBox M6 Ultra
Ryzen 5 7640HS/16GB/512GB
83,999円普段使いの余裕と拡張性
GEEKOM A6
Ryzen 7 6800H/16GB/1TB
99,900円内蔵GPUにも余裕を持ちたい
HP EliteDesk 8 Mini G1a
C3QZ8AT/Ryzen 5 220/16GB/512GB/Home
119,301円大手の窓口と保証条件で選ぶ
Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen 5
価格.com限定/Ryzen 5 8500GE/16GB/256GB
124,850円仕事用の構成や保守を検討したい

M6 Ultraは2026年10月27日に確認したAmazon掲載額、その他は2026年10月26日に確認した価格.com掲載額。構成・購入経路をそろえた価格ではなく、送料、オプション、クーポン等で最終額が変わる。特にA5 Proは公式ページ表示額が89,990円で、価格.com掲載額と差があった。公式ページに残る10月13日~19日のクーポンは確認日時点で期間外のため、適用を前提にしていない。

1.GEEKOM A5 Pro 2026|文書作成とブラウザ中心なら、まず比較したい

Ryzen 5 7530U・16GB・1TB SSDの構成。売れ筋ランキングでは2位だった。私なら、Office、Web閲覧、動画視聴を中心に使う人の最初の比較候補にする。

この機種を選ぶ理由は、最上位性能よりも、普段使いの処理性能と保存容量のバランスにある。1TBあれば、512GBより写真やデータの置き場に余裕を持たせやすい。公式ページではメモリ最大64GB対応と3年保証も案内されている。

ただし、UM870 Slimと同じRadeon 780Mを搭載する機種ではない。ゲーム性能を期待して選ぶより、日常の作業用PCとして価格を見たい。公式と比較サイトで表示額が違うため、決済前の総額確認は必須だ。

A5 Proの公式仕様・販売条件

2.GMKtec NucBox M6 Ultra|普段使いに余裕を持たせ、後から拡張したい人に

Ryzen 5 7640HS・16GB・512GB SSDを搭載するWindows 11 Proモデル。2026年10月27日にAmazonの商品ページで、83,999円・在庫ありを確認した。CPUは6コア12スレッドで、Officeやブラウザを使う日常作業に加え、軽い画像編集も考える人の比較候補になる。

内蔵GPUはRadeon 760M。私のUM870 Slimが搭載する780Mとは異なるため、過去のゲーム検証結果をそのまま当てはめることはできない。それでも、価格とCPU・内蔵GPUの構成を見て、普段使いに少し余裕を持たせたい人にすすめたい機種である。

HDMI・DisplayPort・USB4による最大3画面出力に対応する。資料を見ながら入力する、動画を流しながら調べものをするなど、机に据えて複数画面で使いたい人にも向く。メモリの交換やSSDの追加にも対応しており、使い方の変化に合わせて容量を見直せる点も選ぶ理由だ。

注意したいのは、今回の価格が16GB・512GB構成であること。同じM6 Ultraでも32GB・1TB構成とは価格が異なる。国内代理店の16GBモデル仕様ではメモリが8GB×2枚でスロットを使用するため、32GB化には交換が必要になる。Amazonで購入する出品の搭載枚数、増設条件、保証窓口も確認したい。

国内代理店の仕様案内

3.GEEKOM A6|普段使いに加え、軽い画像処理やゲームも考えるなら

Ryzen 7 6800H・16GB・1TB SSDの構成で、売れ筋16位。内蔵GPUはRadeon 680M。事務作業だけでなく、描画性能にもある程度余裕を持たせたい人向けの候補だ。

当ブログでは以前、A6を6万円台で買える機種として紹介した。現在の比較構成は約10万円で、当時とは構成・販売条件も含めて見直す必要がある。それでも、UM870 Slimの掲載価格14万円台を見て予算を考え直す人には、比較する意味がある。

ただし、A6とUM870 Slimは同じCPU・GPUではない。過去の私のゲーム検証結果をA6の性能として読むことはできない。軽いゲームも遊びたいなら、希望タイトルの動作要件や当該機種の検証を確認し、メモリ32GB構成との差額も見ておきたい。

A6の公式仕様・販売条件

4.HP EliteDesk 8 Mini G1a|保証や相談窓口まで含めて選びたい人に

今回取り上げるのはC3QZ8AT/Ryzen 5 220・16GB・512GB SSD・Windows 11 Homeの価格.com限定モデル。確認したランキングでは1位だった。

ミニPCというと小型専門メーカーを思い浮かべるが、HPのような大手の製品も候補に入る。長く使うなら、性能だけでなく、故障時にどこへ相談するか、どのような保守を選べるかまで比較したい。仕事で使い、トラブル時の対応を重視する人に向く選び方だ。

価格は約12万円で、最安重視の候補ではない。同シリーズにはCPUやOSが違う構成があるため、シリーズ全体の紹介と、この型番の仕様を混同しないこと。保証期間、引き取りか訪問か、延長費用も購入画面で確認したい。

HP公式の製品・モデル案内

5.Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen 5|仕事用に構成を吟味したい人に

Ryzen 5 8500GE・16GB・256GB SSDの価格.com限定パフォーマンス構成を選んだ。売れ筋5位。約12万5千円で、仕事用の小型デスクトップとして比較したい候補である。

CPUは6コア12スレッド。メーカーの仕様資料や保守の選択肢を確認しながら、仕事に必要な構成を選びたい人と相性がよい。CPU名の「Ryzen 5」だけでA5 Proと同じ性能と考えず、用途と構成全体で判断したい。

この比較構成で気になるのはSSDが256GBであること。写真やデータを多く保存するなら、512GBや1TBへの変更費用まで加えて検討したい。無線LANや増設端子、OS、保守も構成で異なる。Ryzen 5 8500GEの内蔵GPUはRadeon 740Mであり、UM870 Slimの780Mと同じではない。

Lenovo公式のシリーズ解説

高くなった今こそ、毎日使う道具としてミニPCを選びたい

小型PCと大きなモニターを使う明るいデスク環境のイメージ
AI生成のイメージ画像。紹介機種の実物写真ではない。

単体GPUが要らないなら、支払うお金を減らせる余地がある

専用グラフィックボードを搭載したデスクトップやゲーミングノートには、それを必要とする用途がある。一方、Web閲覧やOffice、動画視聴が中心なら、その費用をメモリやSSD、使いやすいモニターに回せる。

今回の候補は、本体で約8万~12.5万円の掲載価格。単体GPU搭載PCより予算を抑えて環境を組める場合があり、モニターやキーボードをすでに持っている人ほどミニPCの良さを生かしやすい。

ただし、一式そろえるならモニター、キーボード、マウス、必要なカメラやOffice代まで足して比較する。普通のノートPCやタワー型のセール品の方が安いこともある。ミニPCなら必ず最安、という選び方はおすすめしない。

「10年使いたい」は目標。余裕と手入れで近づけていく

過去のレビューでは「10年は使える高性能」という期待を込めて紹介した。今も、そこそこ良いスペックを選んで長く使う考え方は変わらない。ただし、ハードウェアの故障や将来のOS対応、使うソフトの変化まで保証できるわけではない。

吸排気口をふさがず、ほこりをためず、大事なデータは本体の外にもバックアップする。購入前には保証と修理窓口、メモリ・SSDの交換可否も確認する。高いCPUを選ぶだけでなく、こうした使い続ける条件を整えることが大切だ。

私なら、文書とブラウザ中心ならA5 Pro、CPU性能や後からの拡張にも余裕を持たせたいならM6 Ultraを比較する。軽いゲームや描画処理も考えるならA6を加え、サポートや保守を優先するならHPとLenovoを検討する。同時作業が多いなら、最終的には32GBメモリにした場合の総額まで見て決めたい。

73,584円で買えたUM870 Slimは、確かにお買い得だった。同じ機種が141,999円になった今、その価格で無条件にすすめる気にはならない。それでも、高負荷の処理はしないが、毎日快適に使えるパソコンが欲しいという人に、ミニPCをすすめたい気持ちは変わらない。

昔の最安値だけを追うより、今の価格で、自分の用途にちょうどよい余裕を選ぶ。そんな買い方ができる人にとって、ミニPCは今も魅力のある道具だと思う。

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