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【iPhone SE2】 au 一括1円契約 翌日povo2.0へ【維持費0円】

2021年11月23日

3大キャリアが実施している iPhone SE2 64GB 一括1円 の投げ売り施策。

ショップや家電量販店の前を通ると目にする機会が多く、絶対に必要ではないけど気になるという方は少なくはないだろう。

私自身、絶対に不要(使い道が売りさばく以外に無い)なのだが、そろそろ在庫が無くなってきたという噂を耳にしたこともあり、気付いたら手に入れていた。。。

このiPhone SE2 64GB 一括1円 の投げ売り施策は、契約後にしかるべき手はずを整えないと大損する仕組み。

注意点と推奨の契約方法を今回はまとめる。

これから契約を検討している人、既に契約をし端末を手に入れたが契約の見直しを行っていない人は参考にして欲しい。

iPhone SE2 一括1円販売のカラクリ

世の中うまい話には裏がある。

少し前まで数万円で売っていたものを1円で売るなんて、商売としてあり得ない。慈善事業以外の何物でもない。

そんなことを、少し前まで通信費用でぼったくりを行っていた3大キャリアが行うわけがない。

そう、iPhone SE2 一括1円には、キャリアの陰謀が隠されている。

一括1円は客寄せパンダであり、本命は通信契約。

iPhone SE2を1円で売ってでも3大キャリアプランの通信契約が欲しいのだ。

3大キャリアの契約プラン

3大キャリアは総務省の指導の元、月額費用の見直しを迫られ、オンライン専用のサブブランドをリリースした。

このサブブランドは要請に対してリリースした感が強く、キャリアとしては契約数が増えても一概にうまい話とは言えない。

他社からMNPしてサブブランドと契約するのは良いが、元々キャリアプランの利用者がサブブランドに移るのは、単純に減益だ。

それ故に3大キャリアは表向きサブブランドを押しつつ、裏ではキャリアプランを何とか契約してもらおうと、抱き合わせ商法のような形で契約を促してくる。

現在行われている

  • iPhone SE2 一括1円
  • iPhone mini 月額数十円

というのは、このような策略が裏に隠れているのだ。

実際にキャリアプランを契約したら、如何程の月額料金になるのかを確認すると、

docomo ギガライト 4,565円

au ピタットプラン 4G LTE 5,115円

SoftBank ミニフィットプラン+ 5,478円

※どれも1~3GB程利用する前提のプラン

となり、最安でも4,000円以上取られてしまうのだ。

これを仮に24ヶ月利用し続けたら、10万円近くを通信費で支払うことになる。

キャリアからしたら、端末を1円で販売しても余裕で利益が取れてしまうのだ。

3大キャリア 恐ろしい

更に、1円端末を契約する際には、オプションサービスなどを一緒に契約することが必須となる条件もあり、そのまま契約をし続ければ、月に+数百円の収益もキャリアには入ってくる。

情弱から金をむしり取る商売

一括1円に食いついて契約をしても、販売店・代理店の言いなりのまま契約内容を後日変更しないのは、結果SIMフリー端末を定価で購入するより高くつく。

『面倒だから』・『わからないから』という理由で何もしていない方や、何をしたら良いのかわからない方は、読み進めてもらい、キャリアに騙されない人間になって欲しい。

賢く一括1円契約を活用するには

答えとしては、3大キャリアのオンライン専用プランへ出来れば契約翌日には移行するべきである。

最もお勧めする組み合わせは

au → povo

基本的な維持費は0円。半年に1回1GB 390円をトッピングすれば良い。

povoは半年間トッピングの購入がないと自動で解約処理されるとのことなので、半年に1回は最低料金である1GB 390円をトッピングすれば良い。

その為、現在のiPhoneSE2 一括1円案件だけでなく、今後も一括〇円案件が出てきた場合は、auでの契約を最優先に検討すべきである。

au 以外のdocomo,SoftBankの場合はどうなるかというと、

docomo → ahamo
SoftBank → LINEMO

この組み合わせでオンラインプランへ移行できるが、povoの基本的な維持費0円と比較すると見劣りする。

ahamo:2,970円(20GB)
LINEMO:990円(3GB)

もちろん、一括1円端末を購入し、そのままメイン回線として利用するのであれば、ahamoでもLINEMOでも、自分の使い方に合った契約をすれば良い。

しかし、メイン端末・回線は別で持っていて、一括1円案件に手を出す場合は、絶対的に au → povo の組み合わせが良いことは知っていて損はない。

私が実際に行った契約・移行内容

参考事例として、私が一括1円でiPhoneSE2 64GBを契約した明細と、維持費を安くするために行った処理を記載する。

一括1円契約

実際の契約明細の写真を載せる

前提として、今回は楽天モバイルで0円維持していた回線を使ってMNPを行った。

明細の説明を簡単に記載する。

  1. 端末代金:1円(画像左下の店頭お支払額の部分)
  2. 月々のお支払い額:4,146円(ピタッとプラン 4G LTE) 通信料が月1GBだった場合の料金
  3. オプションサービス:故障紛失サポート with AppleCare Services(金額は月790円)

という内容だ。

気をつけなければならないのが、3つ目の 故障紛失サポート with AppleCare Services である。

月額790円かかるオプションだ。一括1円契約した端末に故障保証オプションを付けるなんぞ、意味が分からない。

私が契約した店舗では、これが必須オプションとして提示された為、仕方なく契約。

契約時に確認をしたこと

端末と維持費を最安で契約したい場合は、契約後にどのような処理をして、それは問題ないのかを必ず店員さんに確認した方が良い。

店員さんには聞かない方が良いという意見もあるが、私は確実に損をしないための確証が欲しいので、基本は確認する。

実際に今回確認したポイントは下記

  1. 契約翌日にpovoへ移って問題ないか
  2. オプションも即時解約でも問題ないか

1に関しての店員さんの反応

『あなた知っている人だね。。。』っ的な反応だった。
店員さんからpovoに移行すれば良いとわざわざ言ってくることはないが、聞かれたら問題ないと答える感じだった。

2に関しての店員さんの反応

グレーな感じ。
店員さんのお兄さんは、『バレたら窓口になった私が怒られますが、大丈夫です』と言ってくれた。
優しい方ならばここで、『それなら解約は避ける』と言うのかもしれないが、私は『ありがとう』と言ってお兄さんの優しさを受け入れた。

この確認結果から、オプションを解約してpovoへ移行すれば基本的に月額0円維持が可能になることが分かった。

ただし、初月だけはauで契約をしているので、月額費用は日割り計算で発生するとのこと。(今回は1日だけなので、たぶん百数十円)

また、故障紛失サポート with AppleCare Servicesは日割りがないので、月額の満額790円の請求はされることになる。

その結果、一括1円端末を初月の維持費用含めても1,000円以内で手に入れることが出来た。

先に記載した通り、

何もせず契約をし続けた場合は2年で10万円

きちんと契約を変更して維持費を最安にすれば、1,000円以下

10万円 と 1,000円以下

知らないことは損! だけではなく、ここまでくると 知らないは罪だ!!

au契約後の翌日にオプション解約

今回は、オプションサービスとして加入をした『故障紛失サポート with AppleCare Services』をpovoへ移行する前に解約した。

My auアプリの『メッセージでお問い合わせ』から解約手続きが可能。

詳しくは公式の下記を見てもらえれば、手順はわかる。

実は契約当日に手続きをしてみたが、まだ登録内容が反映されていなかった。

翌日、同じ手順で処理を行ったところ、問題なく解約できたので、登録反映には1営業日要するということがわかった。

povoへの移行

上記オプションサービスの『故障紛失サポート with AppleCare Services』を解約した後、実施した。

なので、契約をした翌日にauからpovoへ移ったことになる。

povoへ移るための手順に関しては、こちらも公式にわかりやすいページがある。私が改めて書いても無意味なので割愛する。

公式のページは下記。

重要なポイントだけ記載する。

最速で移行をする場合は、必ずeSIMを選択すること。

eSIMであれば、即時回線の切り替えが可能なので、手続きをした当日中に移行が完了する。

これが物理SIMだった場合、SIMが届くまでの間はau契約のままだということだ。

要は、SIMが届くまでの数日はau契約をし続けているので、その分の日割り費用が発生しているのだ。

もったいない。

iPhone SE2 はeSIM対応しているので、何も問題ない。

ということで、一括1円案件を最安で行いたい場合は、eSIM契約が必須である。

手に入れたけども使い道がない

今回、iPhone SE2 を一括1円で契約し、実際に要する初期・初月費用も1,000円以下で収まる方法を実践した。

この記事を見てもらった方の参考になればという目的もあり、ネタとして契約をしたのが実際のところ。

その為、端末は手に入れたが使い道がない。

贅沢な悩みではある。

iPhone SE2 自体の処理性能は余程重たいゲームをしない限り必要十分であるので、普段使いの端末にすることも不可能ではない。

しかし、一括1円案件端末の最大のネックは、ストレージ容量が64GBというところにある。

iPhoneの場合、システム領域だけで15GB程の容量を利用している。

残り50GB程で普段使いをするには、結構な制限を掛けながら利用しなければならない。

アプリのインストール数を絞ったり、写真は頻繁に端末から移動させる等、ストレージを圧迫させない使い方が必要。

これはかなりストレス。

新しい端末を手に入れたにも関わらず、使い方に気を遣うなんて最悪だ。

よって、私自身は普段使い端末にすることもなく、現在も開封時のフィルムを付けたまま何に使うか考えている。

一括1円端末契約時の即時解約はNG

最後にご存じの方も多いが、一括1円端末契約時の注意点を記載しておく。

最安で契約・維持をするならば、今回私が記載した au → povo への移行ではなく、即時解約を行うことが最も手っ取り早い方法だ。

しかし、即時解約は費用面以外のデメリットが多すぎるので、オススメ出来ない。

最大の理由はブラックリストに入るからだ。

ブラックリストに入ってしまったら、今後何年かはそのキャリア・キャリアの系列では契約が出来ない可能性がある。

『そんなキャリアを行き来することはない』という方であれば問題ないのかもしれないが、いつどこのキャリアが目玉商品やプランをリリースするかわからない。

将来的に魅力的なサービス提供がされたときに『ブラックリストで契約出来ない』なんてことは絶対に避けるべきなのである。

どれくらい契約を続ければブラックリストに入らないのか?と問われると、明確に提示しているキャリアは無いので、答えはない。

感覚的には最低でも半年。出来るならば1年は維持することが得策だ。

1年維持することを考えると、今回記載した au → povo が今のところ最強なのだと思う。

あくまで私の持論ではあるが、現時点ではこれが最もお得と言えるので、参考にして欲しい。

続編の記事

その後、auで別案件の契約を行った結果を記事にしている。

気になる方は下記を読んで欲しい。

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