Pixel7を実質0円で購入したことで、メイン機器をiPhoneからPixel(Android)へ変更することにした。
「iPhoneからAndroidへの移行は、OSが異なるので簡単には出来ない」というのが従来の通説であるが、「Pixel」ならケーブルを直接繋げればデータ移行が出来る。
Google公式が移行方法の手順を公開しているが、堅苦しくてわかりにくい。
今回、私が手順に沿って実施したことを画像付きで記載していく。
iPhoneからのデータ移行方法がよくわからない人、これから実施しようとしている人は参考にして欲しい。
事前準備
iPhoneでの設定準備
- 十分な充電
- iMessage と Facetime をオフ
- iTunesのバックアップ暗号化の解除
※上記②・③は未実施でもデータ移行中にオフを促すタイミングが有る
Pixelでの設定準備
- 十分な充電
周辺機器の準備
- クイック スイッチ アダプター(Pixel7同封)
- iPhoneのLightningケーブル
これと言って大掛かりな準備は必要ないことがわかる。
ケーブルをお互い接続しながらのデータ移行になるので、ケーブル給電が出来ない。余裕をもった充電状態であることが大切。
iPhoneからPixel7へのデータ移行
実際に行った作業を「左にPixel7」・「右にiPhone」を配置してイメージを載せる。
Pixel7の電源ON後、「初期設定中」云々の画面が表示される。その後、下記「アプリとデータのコピー」の画面が表示されるので、「次へ」を押下。
「以前に使用していたデバイスをご用意ください」と表示されるので、iPhoneを隣で起動しておく。
「以前のデバイスのケーブルをご用意ください」と表示されるので、iPhoneのLightningケーブルを手元に置いておく。
「ケーブルを以前のデバイスに接続してください」と表示されるので、iPhoneにLightningケーブルを接続する。
LightningケーブルのUSB端子側に変換アダプタを付け、Pixel7と接続すると、iPhoneに「このコンピューターを信頼しますか?」の表示が出るので、「信頼」を押下。
Pixel7にて「デバイスが接続されました」と表示がされれば、相互の接続が無事出来たことになる。
「次へ」を押下し、データ移行の処理を進める。
情報確認としてPixel7の次の動作を待つ。
Pixel7へGoogleアカウントでログインする。
Googleアカウントにログイン出来たら、「同意する」を押下。
「コピーの準備をしてます...」で次の処理を待つ。
途中でなぜかiPhone側のアプリのアップデートが走りまくった。(もしかしたらデータ移行に際してアプリを最新にアップデートしているのかもしれない。)※個人的な推測。
残り時間があと何分かPixel7に表示されるようになる。
「コピーする項目の選択」が表示されるので、チェックの有無を行い、「コピー」を押下。(画像がブレてしまって申し訳ない)
コピーする「アプリの選択」が表示されるので、不要なアプリのチェックを外し、「コピー」を押下。
「デバイスを Google One でバックアップ」が表示されるので、選択する。(私はここでは「後で行う」を選択)
「限定保証」の表示が出るので、「次へ」を押下。
「PINの設定」画面が表示されるので、設定をし「次へ」を押下。
「コピーが完了しました」と表示されれば、データ移行は完了。
iPhoneの「iMessageをOFFにする」という画面が表示されるので、iPhone側のiMessageをOFFにする。
Pixel7にてホーム画面が表示される。
タスクにアプリのインストール状況が表示されるので、完了まで待つ。
以上が iPhoneからPixel7へのケーブル接続を使ったデータ移行手順 となる。
Pixelの画面上に表示される指示に従って作業をしていくだけなので、初見でも余裕で出来ることをイメージしてもらえたらである。
連絡先・写真などは簡単に移行出来た
物理的なデータの移行となる「連絡先」・「写真」などは、上記のケーブルを使った方法で無事移行できた。
今やスマホは高画質のカメラを搭載しているので、写真を撮ることが主たる目的である人も多い。従来、膨大に格納された写真データの移行は大仕事だったはずが、ここまで簡単に出来たことに驚きを感じた。
アプリのデータ移行はインストール作業の手間が無くなるだけ
これは私の認識が甘かった部分だが、データ移行を行うことで、アプリのユーザー情報等もそのまま移行されると思ったが、さすがにダメだった。
iPhone → iPhoneで実施する「クイックスタート」であれば、2端末で起動が出来ないアプリ以外は、まんまコピーされた状態で利用出来たのだが、さすがにOSが異なると無理だったみたい。
結局、一つ一つアプリを起動し、ログインをし直す作業を繰り返すこととなった。
また、iOS・Android 共に存在するアプリであっても、データ移行が反映しなかった対象もあり、移行有無のチェックも必要となった。
これが思いのほか大変で、何なら最初からアプリは手動でインストールした方が必要有無を判断しながら作業が出来た気がする。
私が実際に実施してみた結果の感想としては、
ケーブル接続でのデータ移行を活用するべき対象
- 連絡先
- 写真
- 動画
個別に手動で対応した方が良い対象
- アプリ
と判断した。
iPhoneからPixel7への移行は「超簡単」とまでは言えないが、「超簡単になった対象はある」と評価できる。
使い勝手は iPhone・Android どちらでも良いが、データ移行が厄介と考えてふんぎりがつかなかった人は、「Pixelなら少しはやりやすくなっている」と思ってもらいたい。