スマホを使う現代人には必須アプリ「LINE」のデータ復元を行うツールのレビューを行う。
iMyFone社が提供する「ChatsBack for LINE」という「LINEのデータ復元」に特化したソフトウェアである。
- トーク履歴が消えてしまった
- LINEアプリそのものが消えてしまった
等によりデータ復元を模索している人は参考にして欲しい。
LINEは現代人のコミュニケーションツール
スマホが普及する前は、電話・メールが身内・友人・知人とのコミュニケーションツールであったが、現在はそのすべてをLINEが担っていると言っても過言ではない。
「電話番号やメールアドレスは知らないけど、LINEだけは登録している」というのが、現代人の当たり前になりつつある。
そんな大事なLINEだからこそ、データ紛失は絶対に避けなくてはならないこと。
LINEの連絡先はLINE上に自分のメールアドレスを登録していれば、そのメールアドレスをキーにアカウントごと復元が可能だが、トーク履歴は対象外である。
トーク履歴が今急に無くなったと仮定すると、どんな影響が起こるのか恐ろしくて考えたくないレベルである。
ただ、そんな大事なデータだからこそ、LINEの公式サービス内でバックアップを行う方法はもちろん存在する。
それでもバックアップを行う頻度によって遡れるデータは限られる。
また、公式のバックアップ・データ引継ぎでも直近14日間分のトーク履歴の復元までとなっている。
完璧なバックアップではない。
iPhone(iOS)はiCloud、AndroidはGoogleドライブでバックアップ
ではLINEは最短14日間分のトーク履歴しかバックアップ・復元が出来ないのか？と問うと、答えはNo！！である。
- iPhone（iOS）であれば、iCloudのバックアップ
- Androidであれば、Googleドライブのバックアップ
を行うことで、そのバックアップデータを元に復元が可能である。
この方法により「直近14日間分のトーク履歴」課題は解消することが出来る。
ただし、「バックアップを実施したところまで復元できる」という限定的な範囲であることは、LINE内のバックアップと同じだ。
最強は端末内の削除情報を復元することである
LINEに限らず様々なサービスでも言えることだが、日時・周期のバックアップの仕組みである場合、どうしても直近データの損失は防げない。
トークデータやアプリが消えてしまった場合、その直前にバックアップを行っているなんて、ほぼ無いだろう。
そうなると一部でも絶対にデータが欠損することになる。
これは防げない宿命なのか？と思うところだが、それはあくまでバックアップデータを元にした場合の話である。
今まさにデータが消えたスマホ端末から復旧すれば、救える場合があるのだ。
スマホ端末でのデータ削除は、物理的な完全削除ではなく、「一時的には表示していないだけ」という状態で保持する場合がある。
この表示していないデータにアクセスし、復元することができれば、元通りとなる。
この表示されていない内部データへのアクセス・データの復元を可能になるのが今回紹介する「ChatsBack for LINE」というわけだ。
「ChatsBack for LINE」は端末から直接データを抽出し、復元を行うことが出来るソフトである。
100%とは言えないが、「さっきまで」をそのまま復元できる可能性があるのだ。
また、バックアップデータをＰＣ上で閲覧することも出来るので、「復元するほどではないけど、過去のやり取りだけを確認したい」というようなニーズにも対応可能である。
※自ら削除したトーク履歴は復元で出来ない場合がある
実際に使ってみた感想を交えながらどのようなソフトかを説明する。
ChatsBack for LINE とは
iMyFone（アイマイフォン）社が提供するLINEデータのバックアップ・復元に特化しつつ、異なるOS間でのデータ移行にも対応したソフトウェアである。
iMyFone社は、iOSおよびAndroidデバイスのデータ管理や復元、データの削除などを行うためのソフトウェア開発会社。
スマホを軸に様々なソフトウェアをリリースしている。
- iPhoneとiTunesだけでは不十分なバックアップからの復元機能の強化を図る「D-Back」
- iPhoneとAndorid端末間のLINEトーク履歴の引継ぎを行う「iTransor for LINE」
- 位置偽装ツール「AnyTo」
等は、その界隈では有名なツールである。
そんなiMyFone社がリリースする「ChatsBack for LINE」は、「D-Back」と「iTransor for LINE」の「いいとこどり」だと私は思っている。
それは、LINE上で削除したデータも復元が可能で、同一OSだけでなく異なるOS間でもデータ移行が可能だからである。
データ復元がしたい人・異なるOS間のトーク履歴を移行したい人・どちらも行いたい人は、以降の説明を見て欲しい。
ChatsBack for LINE の使い方
若干日本語訳として表現がおかしな部分があるが、基本的には画面上の指示に沿って操作をしていけば良い。
Windows PC・iPhoneでの動作を例に復元までの操作イメージの載せていく。
LINEデータのバックアップ・救出
「ChatsBack for LINE」を起動後、下記トップ画面が表示されるので、「LINEデータ復元」を押下。
iPhoneの接続した後、「デバイスから復元」を選択し、「スタート」を押下。
内部データにアクセスし抽出中。（100%になると次のステップへ）
抽出データを処理。
データのバックアップ・抽出が完了すると、トーク履歴や写真・動画などをPCを「ChatsBack for LINE」で確認が可能に。
復元したいトーク履歴がある場合は、チェックを付けて「デバイスに復元」を押下。
「スタート」押下で復元開始。
iPhoneの場合は「iPhoneを探す」をOFFにする必要がある。
復元先がバックアップデータと同じLINEアカウントであれば、「完了」を押下し復元開始。
復元中。途中iPhoneの再起動が一回入る。
復元完了。「完了」ボタン押下で作業終了。
以上の流れでデータの復元が可能である。
画面の指示に従って進めていけば良いので、非常に簡単である。
iPhoneの場合、途中でiPhone側の設定変更等を求められるが、そこも指示に従ってやれば良いだけなので、迷うことは無い。
説明した手順はiPhoneから同じiPhoneへデータ復元をした例だが、「履歴記録から復元」を行えば、iPhone（iOS）からAndroid端末へのトーク履歴等のデータ移行も可能である。
ChatsBack for LINEでのデータ復元は有料版のみの機能
「ChatsBack for LINE」は、データをバックアップするだけは無料版にて可能であるが、復元は有料版のみに提供される機能である。
有料版の価格は下記の通り。
実際に使うシーンを想定すると、万が一のデータ消失、機種変更をした際の一時的になると思う。
その場合は月間ライセンスで契約すれば良い。
ただ、利用者を迷わせるほど年間・永久ライセンスが絶妙な価格設定である。
これなら永久ライセンスを買っても良い気持ちにさせられる。
まずは無料版でデータのバックアップをしてみて、使い勝手の確認をしてみると良い。
ソフトウェアの使い勝手やイメージは無料版のバックアップのみでも十分体験できる。
下記公式ページからダウンロード可能なので、試してみて欲しい。
データ消失時に備えた万が一の対策ツールとして、知っておいて・試しておいて絶対に損は無い。物は試しである。
それでは、良きLINE生活を！！
