中国 深セン発のスポーツイヤホンをメインコンセプトとするブランド「TRUEFREE」から新型のオープンイヤー型イヤホンがリリースされた。前作の「TRUEFREE O1(トゥルーフリーオーワン)」に続く、「TRUEFREE O2(トゥルーフリー オーツー)」である。
今作もオープンイヤー型イヤホン市場の価格感をはるかに凌駕した金額設定でありながら、前作同様のパワフルサウンド・通話ノイズキャンセリングは健在。今作で最も驚いたのは、ケースのサイズが一回り以上小さくなりながら、再生時間は普段利用に支障のない容量という驚異の進化である。
オープンイヤー型イヤホンが気になっているが、価格の高さや使用感がわからず購入まで至らない人は、是非初めての入門機として試してみてもらいたい。入門機がそのままメイン機になるであろうポテンシャルを持った機器である。実際に使用した感想をレビューとしてまとめる。
TRUEFREE の概要
2022年に中国の深センで設立されたスポーツイヤホンをメインコンセプトとするブランド。同じく深セン発祥のSOUNDPEATSのサブブランドである。オープンイヤー型(耳掛け式)のワイヤレスイヤホンだけでなく、ランニングに特化したネックバンド型イヤホンもリリースしている。また、イヤホン以外にもスポーツ利用をコンセプトにしたスマートウォッチも販売しており、忠実にコンセプトを貫いたブランドである。
オープンイヤー型のワイヤレスイヤホン TRUEFREE O2 とは
TRUEFREEのブランド名を世間に認知させた オープンイヤー型のワイヤレスイヤホン 「TRUEFREE O1(トゥルーフリーオーワン)」の後継機である。主な特徴は下記5点。
- 耳を塞がない・装着感の良いオープンイヤー型
- 15mmのダイナミックドライバー&低音補強アルゴリズム
- 用途の幅を広げるマルチポイント機能と通話ノイズキャンセリング
- 用途を狭めない長時間再生
- 圧倒的なコスパ
ランニング等の運動時の利用はもちろん、自宅や職場での「ながら聴き」にも最適なワイヤレスイヤホンである。昨年から各メーカーがこぞってリリースをし始めたオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン市場の中で、「TRUEFREE O2」は前作同様に他社が追随できない価格設定である。
今回Amazonプライムデー(事前セール含む)でも利用可能な 5%OFF クーポンコードを発行してもらったので、活用することで更にお得に購入が可能。
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5千円台で購入が可能になるので、エントリー機として手が出しやすい。そして、ただ安いだけの粗悪品ではなく必要十分・満足できる品質である為、決して無駄な支出にならない。以降で各特長が実際に使った結果どうだったか、前作との比較はどうかの結果をまとめるので、参考にして欲しい。
TRUEFREE O2 の外観
パッケージ・ケース・本体と付属品一式
ケース・本体・充電用USB-Cケーブル・取り扱い説明書類という内容。製品コンセプトカラーがオレンジと黒であることがパッケージからもわかる。
ケース・本体のイメージ
ケースの内側は鮮やかなオレンジである。イヤホン本体が収納しやすい形状となっている。イヤホンは前作よりも耳掛け部分がサイズダウンしている。前作との比較が下記イメージ。
前作と比較するとイヤホン本体よりもケースの大きさの違いが目につく。ケースの比較イメージが下記。
前作は私の昼ご飯の主食である絹豆腐半丁ほどのサイズ感だった。今作TRUEFREE O2は奥行・高さが一回り小さくなった。 オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンはイヤホン本体の形状の影響でケースがどうしても大きくなりがち。その為、カバンに入れて持ち運ぶと存在感がありすぎる。その点、今作はズボンのポケットにも入れられる薄さになっている。この進化は嬉しい。
装着時のイメージ
耳掛け部分がソフトシリコン故、装着感は非常に優しい。通常利用時はブレることなく安定しているが、激しい運動をすると若干ズレてしまうことはあった。前作が片耳11g、今作のTRUEFREE O2は片耳8gと20%近い軽量化を実現している。オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンは装着していることを忘れさせてくれるか否かが非常に大事。軽いは正義。多少のフィット感の代償に軽さ特化したのだと思う。
ちなみに、前作の装着イメージは下記。
装着バランスを優先した代わりに重さが少しある形状だ。これはこれで装着感が良すぎて違和感なく利用し続けることが出来たので、私はどちらも良いという評価をする。
15mmのダイナミックドライバー&低音補強アルゴリズム の実力
15mmの大口径ドライバーと低音強化アルゴリズムの組み合わせにより、クリアな高音とパワフルな低音の表現を実現。「アジア人にフィットするように、音孔と耳道の角度を最適化し、音波を最大限に耳道に伝えることで、音質の向上と漏音の減少を実現しています」と製品説明に記載ある。
実際に使用をした感想
クリアな音が耳元でダイナミックに音を聴かせてくれる。大口径ドライバーは低音が強調されがちだが、TRUEFREE O2は特に中音域が強く聞こえる。ただしこの聴こえ方は専用アプリでイコライザーを弄れば好きなように変化させられる。ガツンとした低音が好みの人はプリセットにある「低音を強く」を選択すれば、全く違う音色で聴かせてくれる。
下記がプリセットの一覧。聞く音楽のジャンルによって好みを変えるのも楽しみ方の一つ。
前作 TRUEFREE O1 との比較
前作のTRUEFREE O1は、低音が強く迫力があるサウンドだった。ただ、若干だが音が籠る傾向があった。しかし、ながら聴きを主とした使い方であれば全く気にならない程度ではある。
今作のTRUEFREE O2はいい意味で後継機の殻を破っている。音はまったく籠ることなく、綺麗に鳴らす方へシフトしている。反面、低音は控えめ。バランスよく音を聴きたい人向けて言えるだろう。
唯一欠点を挙げると、私の場合だけなのかわからないが、イヤホンを耳にフィットした位置で掛けるよりもちょっと無理してズラして装着をした方が、耳道にダイレクトに音が入ってきた。前作はフィットした位置がそのまま一番聴こえのよい位置だった。
マルチポイント機能と通話ノイズキャンセリング の実力
マルチポイント機能
今作のTRUEFREE O2は、ストレスフリーなマルチポイント接続対応。スマホで音楽、PCでWEB会議など、Bluetooth接続を都度切り替える必要がなく、2台の端末に同時接続出来る。ワイヤレスイヤホンに実装されていて損は無い機能。あったら利便性が増す。
TRUEFREE O2はマルチポイント接続の動きも優秀。2端末に接続した状態の際に、後勝ちする仕様になっている。要は、PCとスマホを同時接続している状態で、最初はスマホで音楽を聴いていたが、PCで気になる動画等が見つかって再生をすると、スマホ側の音楽が止まり、PC側の動画の音が流れてくる。これが逆の先勝ちだと、一度再生中の端末側を停止し、もう一方の端末の再生を行う必要があるので手数が増える。
マルチポイント機能を持つだけではなく使い勝手の良い仕様と評価出来る。
通話ノイズキャンセリング
通話時に周囲の音をかき消すノイズキャンセリングに関しては、完全に遮断とは言えないが、そこそこカットしてくれるという印象。ただ、ノイズだけではなく自分の声も若干小さくなる印象。前作の方が自分声は大きく相手に伝わった。
それでも実用出来ないことはまったくないので、歩きながら会話をしたいとき等、オープンイヤー型で周囲の安全性を保ちつつ、不自由なく通話が出来る。WEB会議の用途でも、相手には周りのノイズは削除して相手と会話が出来つつ、自分自身は周りの音を確認出来ながら利用が出来るため、対面に近い状態で会議が可能。リアリティー感って大事。
用途を狭めない長時間再生
TRUEFREE O2は、イヤホン単体で最大6.5時間、充電ケース込みで最大22時間連続再生可能。ながら機器を推奨する故に、一般的なカナル型やインナーイヤー型と比較し、装着時間は短めである。それでも一般的な利用者が1日余裕で使える再生時間。使う時間が長い人は毎日充電すればバッテリー切れの心配が無い。また、万が一の時には急速充電にも対応している為、約15分の充電で約2時間の再生が可能というスペック。素晴らしい。
前作はイヤホン単体で最大10時間、ケース込みで45時間だった。ケース・イヤホン本体の大きさが違うことによる差である。バッテリーをとるか軽さをとるか議論になる部分。
私は今作のTRUEFREE O2の方が良い。このサイズ感・軽量化で1日余裕で使えるのであれば、バカでかいケースを持ちあるく必要がある前作より使い勝手が良いし、ちょうど良い稼働時間・バッテリー容量で無駄が無いと感じた。
圧倒的なコスパ
オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンとして、装着感良し!音質良し!使い勝手良し!稼働時間良し!のイヤホンがTRUEFREE O2である。これだけのスペック・使い勝手であれば、市場価格は1~2万円クラスである。
しかし、TRUEFREEのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンは前作同様価格設定が狂っていてコスパが良すぎるのだ。直近のAmazonプライムセールで購入をする場合、クーポンを活用することで5千円台で購入が可能になる。
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有効期間:2024年7月11日(木)0時 ~ 7月31日(水)23時59分 まで
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5千円台で購入出来るのであれば、エントリー機として購入のハードルがかなり下がる。そして、安いだけではなく品質・使い勝手も申し分ないイヤホンである。
是非オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンの購入を検討している人は「失敗しない手軽で堅実な商品」として、TRUEFREE O2を選んでみて欲しい。
それでは、良きオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン生活を!!