お小遣いアプリ「トリマ」にて、仕様変更と機能追加が実装され(る)た。
週次ランキングの集計マイル対象範囲を拡大することと、ゲーム・クイズでマイルを獲得する機能の追加である。
ランキング集計対象の拡大は、ユーザーにとってメリットがある内容なので面白い仕様変更だが、ゲーム・クイズ機能の追加は他ポイントサイトと同じ機能を提供しただけである。
それぞれの内容を細かく確認し、考察を行う。
ランキング集計対象拡大
従来は「移動と歩数による広告視聴により得られたマイルのみ」で集計していた週次ランキングが対象を拡大するという内容だ。
移動・歩数以外のガチャ・スロット・アンケート・ミッション・買い物・ゲーム・クーポンが対象になるとのことで、実装される5/16週のランキングからは集計結果が様変わりすると予想される。
皆が平等に上位を狙えるようになったのは良いことだ。しかし、トリマは元々移動情報を収集し、情報を販売するビジネスモデルだったはず。
だからこそ、移動と歩数の多いユーザーには恩恵があるランキング報酬を提供していたのだと思っていた。
最近のマイル減額等の対応含め、移動情報の販売に価値がないという状況なのだろうか。やはり広告収入等に頼る他のポイントサイトと同じアプリになってしまったのだろうか。
とはいえ、従来のランキングは(私個人の見解では)不正ユーザの温床状態なので、今回の仕様変更は嬉しい内容である。
ランキング報酬のマイルは変わらず
ランク毎の獲得マイルに変化はないので、頑張ってランクインする価値があるのは10位以上となるだろう。
いくら集計対象が拡大したからと言って、上位10名にランクインするのはかなり厳しい
そうなると、今回の集計対象拡大はほとんどのユーザーに意味がないものとなる結果が予想される。悲しい。
しかも、ランキング報酬を受け取ると高確率で「一旦CMです」が表示されることは継続すると思われるので、ますます価値が無いと思えてしまう。
集計対象拡大をガチャ10万マイルの実態確認に活用
ランキングの集計対象が拡大することで、高額な報酬マイルを受け取るチャンスが広がるだけではなく、大きな利点が1つあると私は考える。
ガチャで100,000(10万)マイルがどれだけ排出されているのか
後述するが、ゲーム・クイズの報酬でも10万マイルがあるため、一概に10万マイルを受けた人が全てガチャとは判断できないが、集計開始の月曜日であれば、ガチャでどれだけ出たのかの目安を知ることが出来るかもしれない。
私の体感だが10万マイルの排出は確実に減っていると思っている。確率が明らかにされていないので、確かなことは言えないが、半分以下だと感じている。
10万マイルの当たりが見える化することで、もし今まで絞ったりをしていることがあれば、この仕様変更を機に改善されるかもしれない。そう期待したい。
ランキング範囲の拡大は5/16から実装なので、初日の結果は要チェックしてみたいと思う。
ゲームとクイズ機能を実装
突然お知らせに表示されたゲーム・クイズ機能の追加。
移動・歩数とは関係ない、他のポイントサイトと同じ機能を実装してきた。
移動と歩数が本業(と言っていいのかわからないが)だったはずのアプリが手を広げるということは、終焉が近いのかもしれないと勝手ながら危機感を覚えてしまった。
しかも、実装されている機能は、他ポイントサイトと同じ内容。
トリマゲームはgooゲーム(dポイントが獲得できる)と全く同じである
※母体の配信会社が同じなのだろう
トリマにポイ活全てを集中する人には良いことだが、他サイトでもポイ活を行うユーザーには、はっきり言って無意味な機能追加だ。
また、説明書きにもある通り、ゲームやクイズを行うことでマイルが獲得できるわけではなく、あくまで抽選券をもらうだけである。抽選で当たりが出なければ、無意味な作業・時間を過ごしたことになる。
抽選は運要素が強いが、抽選券は頑張ればそれだけ獲得できるはず。ゲーム・クイズでどのように抽選券が貯まるのか、確認してみる。
トリマゲームの遊び方と抽選券獲得方法
公式の説明文を引用しながら説明をする。
ということで、ゲームをした結果によって抽選券を獲得し、100枚以上から実施出来る抽選に参加してマイルなどを受け取る仕組みである。
実際に抽選で当たるマイルは下記の通り
100,000(10万)マイルが当たるかもしれない「夢のある抽選」ではある。しかし、1等が出る割合・確率は不明。
トリマクイズの遊び方と抽選券獲得方法
時間帯によって1日3回挑戦出来るクイズに正解すれば、クイズスタンプを入手することが出来、そのスタンプを使って抽選を実施する仕組みである。
クイズは時間制限有りの4択問題が基本となる。設問を見てからネットで答えを探すような時間的余裕はないので、単純に知識を問われることになる。
抽選にて獲得できるマイルは、下記説明の通り
1等が200,000(20万)マイルというのが、ゲームと異なる点である。
2等も100,000(10万)マイルなので、上位2つがどれだけの排出率かでやる価値を判断していきたいとは思うが、そもそも面倒なので1日3回確実にやることはないだろう。むしろほぼやらないと思う。
仕様変更・機能追加は喜ばしいことだが・・・
今回実装された(される)仕様変更・機能追加は、トリマ・ポイ活を頑張るユーザーにとってはプラス要素となるので、良いことである。
ただ、移動マイルの減額をした上で、全く別の機能(サービス)でのマイル獲得方法を追加するのは、移動・歩数のビジネスモデルに限界があることを暗に示している気がする。
となると、移動マイルが改悪後の60マイルから100マイルに戻る可能性は更に低くなり、今後は他のポイントサイトと遜色ない程度のサービスになる可能性だって否定できない。
2022年5月現在も、移動・距離を活用したお小遣いアプリでは「トリマ」が一番稼げる。
(仮想通貨を稼ぐSweatcoinが場合によっては追い抜く可能性もあるが)
この築き上げた地位を崩すことなく、今後も稼げるアプリとして頑張ってもらいたい。その為には、他のポイントサイトの仕組みをパクるのも良いが、トリマならではの部分で差別化を強めていって欲しい。