中国深センに本拠地を構えるオーディオメーカーの Tranya(トランヤ)からリリースされている完全ワイヤレスイヤホン「Tranya T6」のレビューを行う。
丸型で非常にコンパクトなケース・本体でありながら、物理ボタンを搭載しており、使い勝手に重きを置いた逸品である。
Tranya社さんより商品を提供してもらったので、じっくり使った結果をまとめる。
アルミ素材で高級感・お洒落さもある為、見た目も良好。
コンパクトで日々の使い勝手が良いイヤホン・お洒落を邪魔しないイヤホンを探している人は是非参考にして欲しい。
同じ丸型のイヤホンでやや高めの価格設定に位置する「Google Pixel Buds Pro」と比較をした結果を交えながらレビューする。
Tranya社の概要
中国のシリコンバレーと呼ばれる深セン発のオーディオメーカー。
「良い音を聴くには高額な機器を買い揃えるしかない」という常識を打ち破る為に立ち上げられたブランドである。
低価格で高品質なオーディオ機器を複数リリースしており、最近はオーディオ以外にもスマートウォッチの展開も行っている。
一般利用者の立場に立った最先端のガジェットメーカーと言っても過言ではない。
下記が公式のXアカウントとホームページである。
Tranya T6 とは
製品の主な特徴は下記7点
- 高音質コーデックのaptX Adaptiveに対応
- SonicMaxテクノロジーにより音の鮮明さと分離性を著しく向上
- 信頼性のある物理ボタンによるコントロール
- 専用アプリ「Tranya Audio」によるカスタマイズ性
- クリアな通話品質で会話をより快適に
- マルチポイント機能搭載
- 連続再生約9時間(イヤホン単体) 、充電ケース併用で34時間
必要最低限の機能+他には無い尖った特徴を有しながら、価格が7,000円台というお手頃設定。
Amazonのクーポンが活用できるタイミングであえれば、6,000円台で購入が可能
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Tranya T6 の外観・装着イメージ
外観
外箱と同梱物一式
ケース・本体(ケース内に収納)・充電用USB-Cケーブル・交換用イヤーピース・取り扱い説明書類。
最低限必要となるものが同梱されている。
ケースの蓋を持ち上げたイメージ
高級感のあるアルミ素材が表面に利用されている。
本体のイメージ
小さめの丸型イヤホンである。
片耳4.6gと非常に軽い。
他イヤホンとの比較
同じ丸型イヤホンの「Google Pixel Buds Pro」と機能モリモリの「ANKER Soundcore Liberty 4」との比較イメージを載せる。
左から「ANKER Soundcore Liberty 4」、「Tranya T6」、「Google Pixel Buds Pro」の順に並べている。
「Tranya T6」が他と比較しケース含めて圧倒的に小さいことがわかる。
このサイズ感で連続再生約9時間(イヤホン単体) 、充電ケース併用で34時間は驚異の仕様である。
装着イメージ
耳にスッポリと収まってくれるサイズ感である。
交換用のイヤーピースが付属しているので、自分に合うサイズで調整出来れば、通常利用でズレ落ちることはない。
ただし、あくまでもイヤーピースのハマり具合で固定しているような感覚なので、長時間利用し続けると若干耳が痛くなることもあった。
Tranya T6 の音質評価
技術仕様
Qualcomm aptx Adaptiveに対応。ハイレゾオーディオ品質を体感できる。
また、スピーカーは鉄ホウ素磁石とグラフェン振動版を組み合わせることで、音の歪みを抑えて正確な音質を提供する仕様とのこと。
音質評価
音質の評価に伴う接続環境としては、私が普段使いしているiPhone端末とのAAC接続と、OPPO端末とのaptx接続とした。
音質に関しては、どのような音楽を聴くかによって評価はまったく異なってくるので、私は様々なバリエーションの音がある下記音源を聞いて評価をした。
Mrs. GREEN APPLE - ブルーアンビエンス(feat. asmi)
疾走感のある演奏だけでなく、男女のボーカルで音程が右往左往するので、音の聞き分けにはもってこいの一曲。
「Tranya T6」の音質の総評としては、
中域の歌声を良く拾う。
低音は控えめなので、イコライザー調整が必須。
となった。
音楽として歌声を主として聞きたい人には満足する音質だ。
空間オーディオ感の広がりのある音である。
各音域の感想は以下の通り。
低音域
標準では少し物足りなさを感じる。
重低音も聞こえるのだが、振動やパンチが足りない。
ただし、イコライザー調整を行えばその限りではない為、自分好みのチューニングが出来れば問題なし。
中・高音域
中音域が強調されており、歌声が非常に聞き取りやすい。
空間オーディオのように音が広がって抜ける感じがあるので、一音一音をじっくり聞くというよりは、曲全体の雰囲気を感じ取る聴き方に向いている。
他のイヤホンとの比較
同じ丸型イヤホンの「Google Pixel Buds Pro」と比較すると、やはり低音のパンチは「Google Pixel Buds Pro」に軍配が上がる。
しかし、値段が全然違う(Google Pixel Buds Proの方が4倍高い)ことを考慮すると、「Tranya T6」は十分満足出来る音質だと評価出来る。
また、「Tranya T6」にはこの価格帯では珍しいアプリを使ったイコライザー設定が可能。
この調整が上手くできれば、高級イヤホンに引けを取らない音質の実現も可能である。
Tranya T6 はイコライザーの調整可能
専用アプリの「Tranya Audio」を利用することで、イコライザーの設定を細かく調整することが可能。
4パターンの設定がプリセットされている。
バランスが一番わかりやすい音だったので、バランスを基準にして好みに合わせて「カスタムEQ」で微調整するのが良いだろう。
Tranya T6 は物理ボタン搭載
ワイヤレスイヤホンを利用していて、ストレスを感じやすいのがタッチセンサーによるコントロールである。
触れるつもりはなかったのに反応したり、ダブルタップをうまく認識しなかったりと、タップ操作は当たり外れに相性がある。
「Tranya T6」は、そんな相性問題を無問題にする物理ボタンを搭載している。
専用アプリを使って、ボタン操作を自分が使いやすいように設定すれば、日々の小さなストレスから解放される。
私はデフォルト設定に「長押し+ゲームモード」を設定して利用している。
動画等を見るときの切り替えにミスが無くなり、非常に快適である。
Tranya T6 の通話品質
Qualcomm cVc 8.0アルゴリズムにより、通話ノイズを大幅に軽減する仕様とのこと。
実際に検証してみた結果を載せる。
環境音として電車の走行音と扇風機の風を流した状態で音声を録音したので、聞き比べてみて欲しい。
比較対象として、「巣のiPhoneのマイクで録音」・「Google Pixel Buds Pro」の録音も載せる。
iPhone
Tranya T6
Google Pixel Buds Pro
上記の通り、各イヤホンを録音した結果、「Tranya T6」は巣の声に近い感じで外部のノイズも可能な限りカットしていることがわかる。
逆にお高めのイヤホンである「Google Pixel Buds Pro」が機械音過ぎる感じで非常に残念。
7,000円以下のイヤホンが28,000円のイヤホンに圧勝した!
Tranya T6 はノイキャンと外音取込モードが無い
物理ボタンと各種機能を小型の丸型イヤホンに収めた都合なのか、「Tranya T6」にはノイズキャンセリング機能が非搭載である。
また、イヤホンを付けたまま周囲の音を確認する「外音取込モード」も非搭載だ。
どちらもあれば重宝する機能なので、非搭載は残念であるが、このサイズ感・軽さであればしょうがないとも思える。
Tranya T6 のその他機能
ノイキャンは非搭載だが、その他の便利機能は網羅している。
- マルチポイント接続
- 急速充電対応(10分で2時間使用可能)
- IPX5防水
というように「あると便利な機能」が入っている。
丸型で非常にコンパクトなケース・本体でありながら、物理ボタンを搭載しており、使い勝手に重きを置いた逸品。
他には無い尖った特徴を有しながら、価格が7,000円台というお手頃設定。
Amazonのクーポンが活用できるタイミングであえれば、6,000円台で購入が可能
更にAmazonのOFFクーポンと併用可能な下記15%割引コードを利用すれば、もっともっと安くなる。
15%割引コード :T6215off
有効期限 : 2023年11月30日までAmazonのクーポンと併用可能
公式直販でもAmazonと同様のクーポンが利用出来るので、公式から購入されたい人は下記リンクを確認して欲しい。
今回私が利用したのは、カラーがブラック(黒曜石)だが、色合いの綺麗なローズゴールドは女性人気が高いようだ。
カバンに嵩張ることなく、ピアス・イヤリングのようなお洒落さも得ることが出来る機能優秀なイヤホンをお探しの人は、是非候補にしてみて欲しい。
それでは、良いワイヤレスイヤホン生活を!!