今や本国アメリカでダイソンを抜いてNo.1のシェアを持つ、Sharkのコードレススティッククリーナーのレビューを行う。
我が家では長年マキタのコードレス掃除機を利用していて、不具合や不満は一切無いのだが、先日ビックカメラでキャッシュバックポイントを入手した為、良い機会として話題のメーカー商品を購入して体験してみた。
結論は もっと早く買うべきだった と思ってしまった程に使い勝手・性能が良すぎた。
具体的な内容をまとめるので、購入検討中の人は参考にして欲しい。
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO とは
掃除機の選定時には必ず気にする「吸引力」と「使いやすさ」の両方がパーフェクトな逸品である。
Shark EVOPOWER SYSTEM NEOには自動ゴミ収集ドックが付属するNEO+もラインナップに存在する。
我が家は自動ゴミ収集不要と判断し、スティックタイプのみのNEOを購入。
今回購入の決め手となったポイントは下記4点。
- iQセンサー・フロアセンサー
- 使いたい時、すぐに使える
- ワンタッチでハンディクリーナー&ごみ捨て
- バッテリーを自分で交換出来る
それぞれに関して何が優れているかを解説する。
iQセンサー・フロアセンサー
掃除機あるあるを先に言いたい。
掃除機に「強モード」がある場合、吸っている感を得るために無意識に「強モード」を選択している。
私自身がそうだった。
「標準」・「弱」だと取り切れないゴミがあるのでは?と錯覚し、「強」しか選択していないのだ。
実はこの行動、過剰に電力を使っているだけでバッテリーの寿命を縮めている。
確かに、「ペットを飼っている」「フロアが絨毯」であれば、「強モード」でないと毛などの絡まるゴミが取れないことはあるが、フローリングであれば「弱」であっても問題ない程に最近の掃除機は吸引力がソコソコ強い。
我が家は全面フローリングなので、常時「強」モードでの利用は過剰なだけなのだが、それでも取り残しを無くすことを考えると「強モード」を選びたくなる。
そんなジレンマを解消してくれるのが、Sharkの「Smart iQテクノロジー」の一つである「 iQセンサー」だ。
その仕様は、
- 検知したゴミの量に応じて吸引力を自動調整
- ゴミの量に応じてiQリングの色が変わる
ということで、目に見えないゴミを検知し、強度を変えながら取り残しを防ぐということ。
取り残しが嫌だから常に「強モード」で利用する必要がなく、勝手に判断してくれるという優れもの。
これによりバッテリーの消費・劣化を防ぐことが出来る。常に「強モード」で使用すると、世の中の掃除機のバッテリーは2年程しか持たないと言われている。
Shark EVOPOWER SYSTEM NEOは、この機能により5年は使えるらしい。(もちろん掃除の頻度と時間によって前後はするが)
技術の進歩って素晴らしい!!
また、もう一つShark EVOPOWER SYSTEM NEOには面白い機能がある。
それが「Smart iQテクノロジー」 の「フロアセンサー」という技術。
検知した床タイプに応じてブラシの回転スピードが自動調整される。
カーペットではブラシの回転スピードが上がり、毛の奥に溜まったゴミをかき出すことが可能とのこと。
この判断も自動でやってくれるので、いちいちモードを手動で切り替える必要がない。
このような切り替えも面倒だから常に「高回転・強モード」で掃除機を利用してきた私なんかより、格段に頭が良い掃除機だ。
賢い掃除機って素敵!!
使いたい時、すぐに使える
コードレスタイプの掃除機が選ばれる理由は、「使いたい時、すぐに使える」であるが、Shark EVOPOWER SYSTEM NEOはその更に上を行く使い勝手である。
まず大事なポイントとなるのが、専用の台に設置出来るだけでなく、同時に充電もされるということ。
下記が我が家の設置イメージ。
掃除が終わたら台に戻すだけで良い。わざわざ充電コードを都度指して、使うときに取り外すというような動作が不要。
日本メーカーのコードレスクリーナーに見習って欲しいところ。都度指したり抜いたりなんて面倒だし、コードが断線したり破損する原因になる。
Shark EVOPOWER SYSTEM NEOの充電仕様なら、元の置き場に戻せば充電されているので、片手で取り外して片手で戻すといった気軽な操作が可能。
地味だけどこの「気軽さ」は毎日使うものだからこそ求めたいところ。
そして、1.5kg以下の重量なので操作性も軽く、必要な時にさっと手に持って、終わったらすぐに戻すといった動作も可能。
重く大きいダイソンには出来ないこと。
実際にお店で日本メーカー・海外メーカーのコードレスクリーナーを触ってみた結果、Shark EVOPOWER SYSTEM NEOに勝るものは無かった。
ワンタッチでハンディクリーナー&ごみ捨て
先に記載した「気軽さ」の延長的な面になるが、アタッチメントの交換も気軽に「片手で出来る」・ごみ捨ても「片手で出来る」程の使い勝手に惹かれた。
片手でリリースボタンをつまむだけでハンディとして分離させることが出来る。
充電・設置している状態から、ちょっと手元を掃除したいときに、片手だけの操作でヘッドブラシを置き去りにしてハンディとして使える。
いちいちヘッドブラシやパイプを詰まんで取り外す必要がない。実にスマートな使い勝手。
また、ハンディにも用途に合わせたアタッチメントを付けることが出来る。
設置台にアタッチメントが置けるので、ハンディだけを取り出した流れでズボっと指して即使うことが可能。思い立ったら即実行タイプの人に最高な掃除機。
そして、ハンディークリーナーで重要な部分となる「ゴミ捨て」がShark EVOPOWER SYSTEM NEOは超優秀。
ハンディ状態にてワンタッチでゴミ捨てが可能なのだ。
裏面にある手元ボタンを押すだけでダストカップが開き、ゴミ捨てが出来る。
使い終わったら、簡単にサッとゴミを捨てれば良いので、私はNEO+にある自動のゴミ収集ドッグはいらないと感じたのだ。
ゴミ捨てが苦にならない掃除機を初体験した!!
更に、サイクロン掃除機ならではのカップの掃除も、Shark EVOPOWER SYSTEM NEOは超お手軽。
ダストカップとフィルターを丸ごと取り外し、水洗いが出来るのだ。
汚れが目についたら簡単に洗えば良いだけなので、清潔さを維持しつつ吸引力の低下も防げる。
ゴミ捨てが面倒な掃除機に価値は無い。
従来使っていたマキタのコードレスクリーナーは、ゴミ捨てだけが欠点だった。
欠点を痛感していただけに、Shark EVOPOWER SYSTEM NEOの手軽さには驚かされた。
バッテリーを自分で交換できる
コードレスクリーナーはバッテリーが劣化したら使えなくなる。
稼働時間が極端に短くなるし、吸引力も落ちる。
そうなった場合、バッテリーを新品と交換するしかないのだが、多くのメーカー・機種は未だに交換が保守サポート扱いだったり、交換バッテリーが超高額なケースがある。
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO は
- バッテリーが自分で交換できる
- 交換バッテリーはオンライン注文で4,000円程度
という最高な仕様・サービスなのだ。
この金額感は、変に安価な互換品を選ぶ必要がなく、安心して購入・使用が出来る。
この交換バッテリーの存在は非常に嬉しい。ポイント高い。
機能性と使い勝手を考慮すると、価格が安いのも魅力
どんなに使い勝手が良い、最新・先進的な機能を搭載していても、価格が高けりゃ選べない。
値段を気にしなければすごいコードレススティッククリーナーは沢山ある。
そんな中で、Shark EVOPOWER SYSTEM NEO は、抜群の使い勝手とメンテナンス性を持ちつつ、バッテリー交換で長年使えるという仕様にも関わらず、金額は2024年3月現在で5万円を切る。
今回私が購入したビックカメラでは、カカクコムの金額より値下げをしてくれて、46,000円で購入が出来た。
ソコソコな値段であるが、コードレスクリーナーの市場は1~4万がエントリー機種、4~8万がミドルスペック、それ以上は高級品という感じ。
エントリー機種に近しい金額感で購入出来る Shark EVOPOWER SYSTEM NEO は、はっきり言って無敵だった。
掃除機は実物を見る・触ることをせずに買うのは難しい。
買い替え時期・検討中の方は、是非候補の一つに入れてみて、実際に店頭で触ってみて欲しい。
予算内であれば一押しの逸品!きっと気に入ると思う。
それでは、良き掃除機選定生活を!!