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【モバイルバッテリー】飛行機に持ち込むことが出来る数量・容量の制限

2021年11月3日

スマートフォンの普及により、1人1台は保有しているかもしれないモバイルバッテリー。

今回は、題名に記載の通り、飛行機移動をする場合にモバイルバッテリーは何個?どれだけの容量を持ち込めるのかを整理する。

結論は、航空会社にもよるが、基本的な目安は

  • 100Wh以下:個数制限なし
  • 160Wh以下:2個まで
  • 160Wh超え:NG

であり、一般人は気にしなくてよい である。

飛行機に持ち込むモバイルバッテリー制限を調べた『きっかけ』

最近ではスマートフォンへの充電だけではなく、タブレット端末・電子タバコ等の電子機器類を始め、電熱ジャケット等にも利用する汎用ガジェットとなっている。

私自身もスマホ用・バッグに常駐の緊急用・手軽に利用できる軽量型・電熱ジャケット用等、冬場は常時4種類のモバイルバッテリーを持ちながら生活している。

先日購入したワークマン ヒータースーツジャケットまで着るようになると、5種類を持ち歩くことになる。

これはちょっと異常かもしれない。

そんな私は、国内出張が多いサラリーマンである。移動手段は新幹線が多いが、地域によってはもちろん飛行機も利用する。

先日、ふと思うことがあった。

これだけモバイルバッテリーを持ち歩いていると、飛行機出張の際に手荷物検査で引っかかることはないのだろうか。

また、引っかかった場合はモバイルバッテリー本体はどうなってしまうのか。

没収なんてされた日にゃ、悲しすぎる。取られる前にしっかり調べよう。

ということで、どのような規制になっているか調べてみた。

同じような疑問を持たれた方の検索結果にこの記事が出れば嬉しい。

バッテリー類の航空機内持ち込み、預け入れ制限

大前提

  • モバイルバッテリーの電池となるリチウムイオン電池は、預け入れ手荷物と預けることが出来ない。
  • 必ず手荷物として客室内へ持っていく必要がある。

理由は、リチウムイオンが発火する可能性があるからだ。
(数年前にスマホが発火・爆発したというニュースを耳にしたことがある方もいるかもしれない)

万が一の話ではあるが、仮に発火した際に手荷物であれば早期発見・対処が可能だが、航空機内の預け入れ荷物の中であると、発見は困難となる。

この万が一の可能性を防ぐために、必ず手荷物として持ち込むことが義務付けられている。

機内持ち込み制限

航空会社により細かい規定はあるが、一般的な制限としては

  • 100Wh以下:機内持ち込み個数に制限なし(20個までというところもある)
  • 160Wh以下:1人2個までの制限
  • 160Wh超え:持ち込み禁止

となる。

成田空港のホームページ上にも規定があったので、リンクを載せておく。

ただ、このルールわかりにくい。

皆さんはご自分のモバイルバッテリーをWhの単位で把握しているだろうか?いや、そんな奴は少ない。

きっと『mAh(ミリ・アンペア・アワー)』で把握をしている方が多いだろう。
5,000mAh、10,000mAhくらいの容量が最近のトレンドである。

私自身、メインで利用しているモバイルバッテリーは、PHILIPSモバイルバッテリー 10000mAh である。

PHILIPS DLP6712NW/11 モバイルバッテリー 10000mAh ホワイト

じゃあ、5,000mAh、10,000mAhのモバイルバッテリーが 何Whなのか。

計算の仕方をまとめる。

mAhをWhに変換するには

計算式 Wh = Ah × V

うん、わけわからん。5,000や10,000mAhのモバイルバッテリーの場合どうなるのかの具体例を書く。

まずは下記2つだけ理解する必要がある。

① mAhの1000倍がAhになるので、5,000mAhは5Ah、10,000mAhは10Ahになる。
② リチウムイオン電池の電圧は3.7Vと決まっている。

これだけで全てわかる。

5,000mAhのモバイルバッテリーであれば、計算式は 5Ah × 3.7V = 18.5Wh

10,000mAhであれば、 10Ah × 3.7V = 37Wh

となり、どちらも100Mh以下のカテゴリーの為、『機内持ち込み個数に制限なし』となる。

制限の目安となる容量は、逆引きで計算すると、

160Wh ÷ 3.7V = 43.243Ah(43,234mAh)

となる。

43,234mAh以上の容量を持つモバイルバッテリーでなければ、 『機内持ち込み個数に制限なし』 となる。

そんな大容量、普通の人は使わない。

一般人はモバイルバッテリーの持ち込み制限を意識する必要はない

上記で記載した通り、機内持ち込み制限となる容量は『43,234mAh以上』。

こんな巨大バッテリーを一般サラリーマンが持ち歩くことはほとんどないので、制限を意識する必要はないだろう。

ただ、知っていて損はない知識にはなるので、飛行機で出張に行く同僚がいる場合は、ひと声かけて見てもらいたい。

『モバイルバッテリーの持ち込みは単体で 43,234mAh までだよ』っと。

では、ご武運を!!

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