Amazonに溢れる怪しい中華製品を購入してみて、詐欺まがいの商品なのか、超コスパの良い優秀商品なのかを検証する【中華ギャンブル】シリーズ。
今回は1,000円台で購入可能な「MagSafe対応 スマホリング」にチャレンジしてみた。
MagSafe(磁気)に対応したスマホリングスマホリングはどんなに安くても2,000円近くする。
私は以前から「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」を利用していた。しかし、電車にてiPhoneをポケットから取り出した際に、スマホリングのみがポケットに引っかかって落下し、電車とホームの間の溝へ落下するという悲しき経験をした。
再度同じものを買い直すのは何だが気が引ける。
物は試しとして安いスマホリングを購入してみるとし、今回の中華チャレンジに至った。
結論は「中華ギャンブルで失敗!!」である。
無難にAnker 610を買い直せばよかった。同じ失敗をする人を増やさない為に、今回のチャレンジ内容をまとめるので参考にして欲しい。
怪しい中華製品とは
Amazonを利用したことがある人ならば気づいている人は多いだろう。
中華製品は商品名を見ればわかる。
【最新版】・【令和最新】・【2023最新版】 等、【】の中に新作であることを様々な表現でアピールしている製品は中華である。
また、評価数が異常に多く★5が多い商品も中華製品である可能性が高い。
サクラレビューを使ったり、購入者に対してレビューで特典配布をしているので、ありえない評価になっていたりする。
中華製品の実態
サクラレビューや特典で高評価を釣る作戦を実施してくる中華製品は、全てが詐欺のような粗悪品かというと、実はそうではない。
満足に使える商品も中には多いのだ。
変にサクラレビューなんかせずに、真っ向勝負すれば良いと思うほどである。
もちろん、有名メーカーの商品と比べると品質が落ちるものも多いが、何よりも圧倒的に安い価格帯で必要最低限の機能を持っている中華製品は、かなりコスパの高い優秀な製品なのである。
実際私はギャンブル的な感覚でいくつもの中華製品を購入しており、良かったものはレビュー記事も記載している。
カテゴリ:中華ギャンブル
もちろん全てが当たりではないが、安いのにしっかりしている商品もある。
ただし、本当に悪質な製品・業者も存在するので、安いだけで食いつくと痛い目に合う場合もある。
ある程度のリスクを背負った買い物、それが中華ギャンブルだと理解してもらいたい。
そんなギャンブルの負け状態を皆で回避すべく、私自身が実際に試してみた商品をシリーズとしてレビューしていく。
MagSafe対応 スマホリング の選定
冒頭にも記載した通り、私自身は元々「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」を利用していた。
磁力の強さ・指へのはめ心地が申し分なく良い製品だった。
それなのに自分の不注意で紛失。
そんなに高いものではないので、冒険せずに再度買い直せば良いのだが、なんだか同じものを買うのは面白くないという精神が働いてしまう。
そこで今回、安価な中華製品でも下記要件を満たすならばチャレンジしてみようと考えた。
- 磁力が強力
- リングを使用するときに立ち上げやすい
- リングの角度調整が出来る
- スマホスタンドとしても不自由なく使える
- 怪しいヤラセ評価が少ない
- 価格は安いに越したことは無い
Amazonで探してみた結果、条件を満たす製品を1つ見つけた。
ゴリゴリの怪しい中華製品特有の商品名であるが、試してみる価値ありとして購入した。
選んだのは「Ninonly スマホリング」
逆に関心するくらいの中華製品っぽさを前面に押し出した商品名。
製品名にメーカー名っぽい「Ninonly」という文字が無いのも驚き。
私はちょっとだけ割引があったタイミングを見つけ、1,200円にて購入をした。
どのような特徴を持つかというと、
スリーインワン(スマホリング+スマホスタンド+車載ホルダー)
スマホリングだけでなくスマホスタンドとして利用出来るのはイメージが付くが、車載ホルダーに関しては「?」を最初は感じた。
車載ホルダーにするにはリングだけじゃ無理だろうと思ったが、この商品が言うには「MagSafeの磁気に対応した金属版」が付属するので、それを好きなところに貼り付ければ車載ホルダーにもなるということ。
ものは言いようだ(笑)
強力な磁力
1,200gを持ち上げることが出来るほどの強度を持っているようだ。
「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」が800gを目安としていたので、1,200gは安心の強度だと言って良い。
角度調整は自由自在
MagSafe対応製品であれば、出来ない製品の方が少ないが、リングを立てる角度・リングを好きな位置に回せる自由度はちゃんとアピールされている。
ただ、リングがゆるゆるだったり、本体を取り外さなくても容易に回転できるかという点に関しては、実際に触ってみないとわからないところではある。
ということで、自信をもって大丈夫とは言い切れないが、何よりも価格が安かったので購入をしてみた。
結果を以降でレビューする。
「Ninonly スマホリング」 の外装・内容物
下記イメージが全てである。
必要最低限に梱包だけをしている外箱。
中身としては「スマホリング」と両面テープで貼り付けが可能な「金属版」が入っていた。
この梱包にがっかりする人もいるかもしれないが、私はむしろこれでコストが抑えられていると思う肯定派である。
怪しい中華製品では当たり前の感じなので、問題なしと判断する。
実際に装着したイメージ
リングが合金なので、安いのにちょっと高級感を感じる見た目になっている。
ただし、商品ページではブラックかと思った色が、実際は銅っぽい色だった。
まぁ、これくらいは許容範囲。
リングは「Anker 610」よりも立てやすい
リングが円ではなく、指を掛けて立ち上げる部分はフラットに加工されている。
引っ掛けやすく、軽い力で立ち上がるので、この使い勝手は「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」を超えた。
スマホスタンドとしても優秀
リングを立ち上げたあとの強度がしっかりしているので、スマホスタンドとしても安定した使い方が出来た。
商品説明に「スマホリングは高級磁石と亜鉛合金で構成されています。8000回の折り畳み試験を経て、工場出荷前の厳格な品質検査に合格しています」と記載されているのは、嘘ではないのかもしれない。
ここまで確認した限りでは問題点はなく、むしろ今まで利用していた「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」よりも優れているのでは?と思っているくらいだ。
しかし、実際に装着して数日で大きな問題にぶち当たった。
スマホリングとして1つだけ大きな欠点
外観・使い勝手共に最高と思われた「Ninonly スマホリング」だが、数日使ったことで分かった欠点があった。
リングをはめた指がめちゃくちゃ痛い
これは使ってみないとわからないポイントだった。
「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」を使っている際に指の痛さを感じたことが一回も無かったので、油断していた。
強度の高い磁力と亜鉛合金で作られたリング故、重さがあることが原因だと思った。
- 「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」が27g
- 「Ninonly スマホリング」は50g
この差が指一本には結構な負荷になるのだなと実感。
また、リングの形状が一貫した丸型と角をもった形状にも差があるのだと感じた。
下記の赤丸で囲ったリングの形状部分である。
左が「Ninonly スマホリング」なのだが、角があるのでそこに指が当たると痛いのだ。
毎日使うものだからこそ、指の痛みは致命的。
結果として中華ギャンブル失敗!!となった。
MagSafe対応 スマホリングは「Anker 610」一択
紛失後に同じものを再度買うのは面白くないとして、今回中華チャレンジを実施した。
チャレンジの結果得たことは、「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」は値段を考慮しても最強のコスパ品出ることを再確認したことだ。
タイムセールなどの値下がり時は1,600円で購入出来るので、もはや怪しい中華製品を買う理由がない。
定番のロングセラー製品には意味があるということを学んだ。
MagSafe対応 リング スマホリングは変に奇をてらうことなく「Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)」を選択しよう。