気になっていたが実用する機会があまり多くないだろうということで、購入を躊躇っていた「バッグハンガー」。
Amazonブラックフライデーセールで値下がりをしていたので、物は試しで購入をして使ってみた。
結果としては「形状的にバッグホルダーとしては安定性に欠ける」・「使えるのはスマホホルダーとしてだけ」と判断したので、実態を共有する。
バッグハンガーの形状は大きく2択
バッグハンガーを一躍有名にしたのは「Clipa」だろう。
地面に荷物を直に置きたくないときに、テーブルなどにぶら下げる用途で利用するガジェットである。
ただこの「Clipa」は人気商品であるからかセールでも値下げをしない。
そうなると「鞄をぶら下げる機会が多い人」でないと、手が出しにくいことになる。
ライト鞄ぶら下げユーザーには値段が高すぎる。
そこで注目したのがもう一つの形状の「バックハンガー」である。
この爪切りのような形状の「バッグハンガー」は、様々な種類・販売先があり、Clipaと比較すると安価である。
更に、その形状から「バッグハンガー」の機能だけでなく、スマホホルダーの機能も持ち合わせている。
安いのに用途が2つあるほうがお得
として、今回私は爪切りのような形状の「バッグハンガー」を購入した。
爪切り型「バッグハンガー」の概要
実施に購入をした商品でイメージを伝える。
パッケージの中身
「本体」と「なんちゃってカラビナ」・「取り扱い説明書」というシンプルな中身。
本体のイメージ
折り畳んで持ち運ぶときの形状である。爪切りっぽい。
バッグをぶら下げたイメージ
机に引っ掛ける面・荷物をぶら下げる面になる部品を引っ張り出して利用する。
ぶら下げた全体像
ちゃんとぶら下がっている状態なので、機能として最低限は満たしていることにはなる。
スマホホルダーとしての用途
この爪切り型バッグホルダーは、スマホホルダーの機能も持ち合わせているので、写真のような使い方も出来る。
このスマホホルダー機能が「Clipa」との差別ポイント。
ここまでに記載した概要だけ見るに、複数用途で利用できる優秀な商品かと思うが、
実はメインとなる「バッグのぶら下げ」が実に残念な仕様だった。
ぶら下げた際の安定性が無い
ぶら下げた後に少し膝が当たったり、衝撃があると、簡単にバッグホルダーごと落下してしまうのだ。
何故かというと、板で接触していると思っていた「支えの部材」が、実は点でしか支えていなかったのだ。
下記のイメージを見てもらうとわかりやすいと思う。
赤枠で囲った箇所が実は浮いており、部材としてお飾りとなっている。
これでは点で支えているのと同じなので、触れるなどの衝撃で重心がずれると、本体ごと荷物が落下してしまうのだ。
致命的な設計不良では?と思うところ
また、机との接着面は「ラバー加工」がしてあるとし、グラつかないことを売りにしているが、これがすべすべで良く滑る。
グラつく前に滑り落ちているので、ある意味「グラつかない」
ということで、バッグホルダーとしては、この手の形状の商品は個体差があるのかもしれないが、
ぶら下げ機能に対して期待は出来ない
という結論に至った。
スマホホルダー機能だけなら「これじゃなくて良い」
バッグホルダーとしての機能が不十分と判断出来たので、もう一つの機能としての「スマホホルダー」が有能であれば良いのだが、特に際立った特徴はない。
むしろ、ちゃんとバランスをとって設置しなければならないので、使いにくいくらい。
金属製で重さもあるので、スマホホルダー用途だけで持ち歩くのにはおすすめ出来ない。
携帯用のガジェットならば、下記のようなカード型の薄型ホルダーの方が100倍使いやすい。
爪切り型バッグハンガーは全てが中途半端
爪切り型バッグハンガーは「荷物をぶら下げる」・「スマホホルダー」の機能を持っていて、どちらも使えるには使えるが、実用性は低くおすすめ出来ない。
中途半端な商品を買うくらいならば、少し値が張るが「1つの機能に特化したClipaを選んだほうが良い!」というのが私の結論だ。
久しぶりに外れ商品に出会った感じ。
やはりガジェットは使ってみないと実態がわからない。
良いレビューや口コミを鵜吞みにしてはダメ!!
一般的なサラリーマン故、YouTuberや専業ブロガーのように散財は出来ないが、個人的に必要と思って買ってみたものに関しては、今後も正直にレビューをしていこうと思う。