エアコンの買い替えや新設を考えるとき、多くの人がまず家電量販店に足を運ぶ。「標準工事込み・工事費無料」という謳い文句は一見魅力的だが、実際には当日になって「これは標準外なので追加で〇万円です」と言われるケースが後を絶たない。
この記事では、なぜ量販店の「標準工事」が落とし穴になりやすいのかを整理した上で、私が実際に選んだ代替手段 「くらしのマーケット」を使った個別手配 のメリットをまとめる。
「標準工事」の範囲と、そこに潜む問題
家電量販店が掲げる「標準工事」の内訳は、おおむね以下の7項目だ。
| 室内機の設置 | 壁面に据付板を取り付け、室内機を固定 |
| 室外機の設置 | 平地・ベランダへの大地置き(プラロック固定) |
| 配管類(4m以内) | 冷媒管・ドレンホース・連絡電線の3セット |
| 配管の仕上げ | 露出部にテープ巻き仕上げ |
| 真空引き作業 | 配管内の空気・水分を除去する必須工程 |
| 壁の穴あけ(1箇所) | 木造・モルタルなど一般素材に限る |
| 試運転 | 設置後に冷暖房の動作を確認 |
実態として、この範囲に収まらないケースの方が圧倒的に多い。
マンションの壁材・既存配管の位置・室外機置き場の状況など、住まいによって条件はさまざまで、「追加作業」が必要になるシチュエーションは山ほどある。
さらに悪質な業者は当日になって「難癖」をつけ、オプション料金を上乗せしようとしてくる。量販店は工事業者をランダムにアサインするため、施工者の質を事前に確認する手立てがほぼない。
「工事費無料」の本当の意味
量販店が「標準工事込み」や「工事費無料」を打ち出しているケースでは、その費用は確実に本体価格に上乗せされている。工事費を含めたトータルで比較すると、量販店の工事付きパッケージはかなり割高なのが実情だ。
「知り合い」も「ハウスメーカー経由」も一長一短
| 手段 | 実態 |
|---|---|
| 知人・身内に頼む | エアコン工事が得意な知り合いがいればベストだが、そんな都合の良い人間が身近にいるケースは稀だ。 |
| ハウスメーカー・工務店に依頼 | 家を建てた会社に相談するのは自然な流れだが、結局は電装業者への再発注になる。仲介者が増えるほど費用は膨らむ一方だ。 |
| 量販店の工事込みパッケージ | 手軽ではあるが、業者の質は不明で追加料金リスクが常につきまとう。本体価格への上乗せも見逃せない。 |
そこで:くらしのマーケット + Amazon(型落ち機種)という選択肢
私が辿り着いた、最もリスクが少なくコストを抑えられる手順は次の2ステップだ。
Step 1:エアコン本体はAmazonや量販店のオンラインで「機器のみ・型落ち」を購入
1〜2世代前の型落ち機種は、性能的にほぼ差がないにもかかわらず大幅に値引きされている。ここで浮いた差額が大きい。
Step 2:設置工事はくらしのマーケットで業者を個別指名
口コミ・資格・料金を比較し、自分の住まいに合った施工者を選んで依頼する。
くらしのマーケットを使う5つのメリット
① 「誰が来るか」を事前に選べる
量販店では提携業者がランダムにアサインされるため、当日まで担当者が誰かわからない。くらしのマーケットでは業者の顔写真・経歴・資格の有無・過去ユーザーの口コミをすべて確認した上で指名できる。
② 料金体系が明確で比較しやすい
各業者が独自の料金プランを掲示しており、一覧で比較できる。
- 隠蔽配管・高所作業などのオプション料金が事前に明記されているケースが多い
- 個人事業主・小規模事業者が多く、量販店の中間マージンがない分、割安になる
③ 予約前にチャットで事前相談できる
「この壁の素材でも大丈夫か?」「室外機はここに置けるか?」など、現場の写真を送って事前見積もりを取れる。当日の「追加〇万円」というガチャを最小限に抑えられるのが最大の利点だ。
④ プラットフォーム独自の保証制度がある
個人間取引に近い形態でありながら、くらしのマーケットが提供する最大1億円の損害賠償保証が用意されている。作業中の壁の傷・設置不良による水漏れが発生した際のバックアップがあるのは大きい。
⑤ 細かなこだわりにも対応しやすい
「配管をスッキリ見せたい」「化粧カバーの色を外壁に合わせたい」といった要望も、職人と直接やり取りできるため融通が利く。量販店経由では絶対に難しいやり取りだ。
実践レポート(途中経過)
現在私自身、ここまでに記載した内容を試している最中だ。
今回、我が家ではリビングのエアコン(買い替え)と子供部屋のエアコン(新設)の本体をAmazonで、設置工事をくらしのマーケットで手配した。
Amazonで型落ちを狙えば、かなり安価に購入が可能だ。ただし、安いからといって欠点もある。それが「置き場問題」だ。
標準工事付きで購入すれば搬入と工事を同日にまとめてやってくれるが、購入と設置を分離すると、機材が先に届く。(配送をピンポイントの時間に指定するのはかなりハードルが高い)
この置き場が厄介だ。子供部屋の6畳用であれば室外機も大きくないが、リビング用途となると置き場を選ぶ。そのため、工事前日を納入日に指定することにした。設置工事当日から翌日にかけて雨が降らなければ屋外に仮置きできる・・・。その可能性に賭けた。(最悪、軒下で雨を凌ぐことになる)
施工後の結果は別記事でレポートする。後編を楽しみに待っていてほしい。