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たまにしかテレビを観ない人は、ピクセラ Xit Square でパソコン視聴がおすすめ

Youtubeや動画配信サービスが充実したことで、テレビを観る機会が減った。私自身もその変化を感じている一人である。テレビ不要論・テレビ離れが叫ばれる時代になってきてはいるが、それでも私は年に数回の特番的なものは見たいと思っている。ただし、その為だけに部屋にテレビを置くのは、もったいない・設置場所の無駄遣いとも思う。
それでも大晦日の紅白歌合戦・年に一回のM-1等のバラエティー番組 等、リアルタイムで観るから価値がある番組はテレビで視聴したい。ただ、本当に年に数回・数番組程度しか求める機会はなく、その為だけにテレビを設置しておくのは微妙。
そんな悩みを抱える人におすすめしたいのが、今回紹介する「ピクセラ Xit Square」である。パソコンで手軽に場所も取らずにテレビを視聴することが出来る機器だ。

パソコンでテレビ視聴する場合の最も簡単・安定した方法になるので、興味がある人は是非読み進めて欲しい。

パソコンでテレビを視聴する方法

少し前まではテレビチューナー内蔵のパソコンが国産メーカーから販売されていたので、アンテナケーブルと接続すればテレビ同様の使い勝手で視聴が出来た。しかし現在は需要がなかったのか、テレビチューナー内蔵のパソコンは市場から消えた。
その為、現在選べる方法としては下記が候補になる。

  • 「どこでもディーガ」のようなレコーダからネットワーク経由で番組を視聴する
  • 外付けのワンセグ機器を取り付ける
  • 外付けのテレビチューナーを取り付ける(方法・機種は色々ある)
  • Free-TV・HypnotixのIPTVで視聴する

①を必要とする・既に保有してるい人はヘビーテレビユーザーになるので、年に数回視聴したい人には向かない。
②は安価・手軽に視聴できるので用途としてはベストだが、ワンセグの画質は4K映像に慣れた現在には厳しい。
③は今回おすすめする方法。アンテナケーブルを接続してテレビと同じ環境をパソコン上で構築する。
④は以前私も記事にしているが、ネットワークストリームを通してテレビ番組を視聴する方法。今は不安定なのでおすすめ出来ない。

ということで、今回は③の方法を使ってパソコンで手軽にテレビを視聴する方法を紹介する。外付けのテレビチューナーは世の中にはいくつかあるが、再生するソフトウェアの使い勝手も含めたおすすめは「ピクセラ Xit Square(XIT-SQR100)」である。以降で概要と接続・設定方法と私自身が受けたトラブルと解決策を紹介する。

ピクセラ Xit Square とは

Xit Square「XIT-SQR100」は、地上デジタル放送だけでなくBS/110度CSデジタル放送に対応し、テレビの視聴や録画もできる、手のひらサイズで丸みを帯びたWindows対応テレビチューナー。パソコン ⇔ 本機 ⇔ アンテナケーブル という構成で接続する。

「快活CLUB」がパソコンでのテレビ視聴環境を構築するのに本機を導入したというニュースもあった。

Xit Square「XIT-SQR100」は、テレビ番組のリアルタイム視聴だけではなく、テレビ番組表からの録画予約や、タレント名やキーワードでの録画予約に対応しているので、年に数回テレビを視聴したいだけではなく、好みの番組だけ、好きなタレントだけという視聴方法も可能にしてくれる。
外付けのテレビチューナーは、テレビを観るだけならば正直どのメーカーでも良いのかもしれないが、パソコンでテレビを観る為のアプリがピクセラは優秀だと思ってもらいたい。Xit Square「XIT-SQR100」で利用するのは「Xit SE」という専用アプリだ。

機器の価格が13,000円弱と若干値が張るが、よくわからない中華メーカーのテレビを買うくらいなら、Xit Square「XIT-SQR100」の方が安心感とアプリの優位性がある。唯一の注意点は、Windowsパソコンのみの対応であること。Macには対応をしていないので、シャレオツな人はあきらめて欲しい。以降で聴き購入後のセットアップと使い方を私の場合を例に説明する。

本体と付属品・接続構成

Xit Square「XIT-SQR100」本体の他に、付属品としては
・Type-C-AのUSB 2.0ケーブル
・Type-C-CのUSB 2.0ケーブル
・miniB-CASカード
・セットアップガイド
が同梱されている。

テレビのアンテナ端子と接続するアンテナケーブルは付属していないので、所有していない人は別途準備が必要。理由は後述もするが、私は家に転がっていたアンテナケーブルを利用したところBS/CSが映らない状態だった。ケーブルが悪いのか?と疑い、サンワダイレクトの5mケーブルを購入したところ解決した。

部屋のアンテナ端子から アンテナケーブル ⇔ Xit Square「XIT-SQR100」本体 ⇔ Type-C-CのUSB 2.0ケーブル でパソコン(ミニPC)に接続する構成で利用をしている。

専用アプリ「Xit SE」のインストール・初回設定

専用アプリ「Xit SE」は下記サイトからダウンロードが可能

ダウンロードページにYoutube動画でインストール手順が掲載されているので、その動画を見るのが一番わかりやすい。また、イメージ付きの手順を載せてくれているので、ここで私が手順を書くのも無意味なので割愛する。ただ、どんな作業が必要かのイメージを理解してもらうために、箇条書きで手順をまとめると、

  • .NET Frameworkのインストール(大半の人が既にインストール済のはず)
  • Xit SEダウンロード
  • Xit SEインストール
  • チャンネルスキャン
  • 初回設定完了

途中で設定の許可や選択をする画面を挟むが、ざっくりとした流れとしてはこれだけである。

「Xit SE」でのテレビ視聴方法

下記「Xit SE」の利用マニュアルに詳細は記載あるので、使い勝手のイメージがわかる範囲で視聴方法を説明する。

専用アプリ「Xit SE」を起動すると、テレビ画面ウィンドウが表示される。画面下の「CHボタン」をクリックするか、画面内を右クリックすることで現在放送中の番組が画面右側に表示される。

番組表を確認したい場合は、画面右上の「番組表ボタン」をクリックすることで、別ウィンドウで番組表が表示される。

キーワードで番組検索をしたい場合は、画面右上の「検索ボタン」をクリックし、「絞り込み検索」の欄にキーワードを入れることで、求める番組情報だけを表示してくれる。

「Xit SE」での録画・予約方法

今視聴している番組を録画したい場合は、画面左下の「録画ボタン」を押下するだけ。停止したい場合は横の「停止ボタン」を押下する。

録画

停止

結果は下記の通り録画一覧に表示される。

前提としてXit Square「XIT-SQR100」はチューナーが1つだけなので、録画中は他番組の視聴が出来ない。裏番組を録画したい場合は、上位機種の XIT-AIR120CW-AZ が必要である。


以上の通り、簡単にテレビの視聴・検索・録画が出来てしまうのが「ピクセラ Xit Square(XIT-SQR100)」である。ただ、私自身がそうだったのだが、利用するパソコンによってはテレビ視聴が正常に出来ない場合がある。今回私に発生した事象と解決策を記録として残す。

テレビ視聴が正常に出来ないケースと対処

視聴エラー

パソコン ⇔ ピクセラ Xit Square ⇔ アンテナケーブル を接続し、専用アプリ「Xit SE」をインストール、初期セットアップを終えて、テレビ視聴をしようとした際に、下記エラーが発生した。

機器類の再接続や再起動、チャンネルスキャンをしても変わらない。もしかしたらAMDのグラフィックドライバーの影響か?とも思ったが、とりあえず専用アプリ「Xit SE」の設定を見ていく中で、下記「映像表示」の設定を変更することで正常に動作した。

タスクマネージャーにある「Xit SE」アイコンを右クリックし、「設定する」を押下。
設定画面が起動するので、視聴設定配下の「映像表示」を選択。
デコード方式が初期設定では「自動」となっているところを、「ソフトウェア」に変更し、「適用」・「Xit SE」の再起動で正常に動作した。

映像がカクツク

上記記載の最初のトラブルが解決し、無事テレビ視聴が出来た後、しばらくして映像がカクツクことが気になった。最初はこんなもんなのかな?とも思ったが、これでは快適なテレビ視聴とは言えないと感じるカクツキ。
また、BSとCSが映らないことも途中で気づいた。
こうなると疑わしき所はアンテナケーブルだ。

元々家で眠っていたケーブルを引っ張り出してきただけなので、新調することに。それが本記事の途中でも記載したサンワダイレクトの5mケーブルである。細身で家具の後ろを這わせるのも容易だったので、良い買い物だった。

アンテナケーブル交換により、無事画面のカクツキとBS・CSの視聴も可能となった。振り返ると単純な原因だが、気づくまでに時間を要した。同じ症状で悩んでいる人がいた場合の事例になればと思う。

たまにしかテレビを観ない人におすすめ

「ピクセラ Xit Square(XIT-SQR100)」はテレビを部屋に常設するほど視聴しないが、たまに見たい番組がある程度の人にお勧めしたい。

パソコンに複数のモニターを接続していたりすれば、省スペースで「ながら観」も可能となり、使い勝手抜群だ。
もちろんこの記事を書きながら別のモニターでテレビを映している。

テレビを新調するよりは安価であるし、既存のモニターを活かすことが出来るところも良いポイント。
たまにしかテレビを観ないけど、無いと不便という人は、是非使ってみてもらいたい。

それでは、良き「たまにテレビ」生活を!!

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