菅政権がテコ入れをした携帯キャリアの料金プランの見直しが、無かったことになるかのように各社一律値上げをしてきている。
各キャリアの決算は好調であるにも関わらず、値上げをしてきている。
上昇しない給与・物価高で一般人は疲弊している。今や携帯回線は必須のライフラインであるにも関わらずだ。
こうなると固定費である携帯回線の費用は安く抑えるに越したことはない。
今回は、各キャリアの料金プラン・手数料がどのように変化・値上げしたかをまとめ、今選ぶべきキャリア・賢い選択は何かを考察した上で、おすすめを提示する。
先に結論を述べると「電波があるなら楽天モバイル一択」である。
主要キャリア/サブブランドの“今”を一気に把握
以下は2025年9月時点の主要プラン像(代表例)。細かい割引(家族・光・Pay系還元)は企業ごとに複雑なので、本記事では素の料金イメージを掴むことを優先する。
ドコモ(本体)/ahamo
- 手数料:店頭4,950円。オンラインは原則0円だが一部加算手数料化。
- 新体系(例)
- ドコモ MAX:段階制。~1GB 5,698円 / 1~3GB 6,798円 / 無制限 8,448円。
- ポイ活20:20GB軸の段階型。ポイント還元を絡めた実質訴求が前提。
- mini:4GB 2,750円 / 10GB 3,850円。
- ahamo:30GB 2,970円、手数料0円・オンライン完結。大盛り110GB 4,950円。
評価
過去のブランド力のまま強気の料金体系。最近はつながりにくさ・パケ詰まりも多く、エリア最強クラスの名声は消えつつある。
単純な価格勝負でも厳しいため、優位性は無い。
ただし、ahamoだけは価格面で堅い(あくまでも通信が安定するならば)。
au(本体)/UQ mobile/povo
- 手数料(本体):原則3,850円。
- auの改定例(2025/8〜):
- 使い放題MAX+:7,788円(+330円)
- スマホミニプラン+:4,928円(+220円)
- ピタット5G/4G:6,248円(+770円)
- 通話オプションも+330円改定
- UQ mobile(2025/11〜):
- くりこしS 4GB 1,738円(+110円)
- くりこしM 17GB 2,948円(+220円)
- くりこしL 27GB 4,048円(+220円)
- ミニミニ 5GB 2,475円(+110円)
- 手数料は2025/8/20以降:オンライン3,850円/店頭4,950円。
- povo:月額0円ベース+トッピング。短期出費を抑えたいユーザーに刺さる。
評価
au/UQは明確な値上げ。
povoの存在が唯一の価格優位性。サブブランドのUQは特筆すべき点がない。
ただし、回線品質は悪くはない印象。ドコモがひどすぎるために勝手に評価されている感はある。
ソフトバンク(本体)/ワイモバイル/LINEMO
- 手数料(3社共通の流れ):2025/8/20以降、店頭4,950円/オンライン3,850円へ。
- ソフトバンク本体(例):ペイトク30 7,425円/50 8,525円/無制限 9,625円。
- ワイモバイル:新「シンプル3」(S 4GB 3,058円 / M 20GB 4,158円 / L 30GB 5,258円)。
- LINEMO:ベストプラン(~3GB 990円 / ~10GB 2,090円)、ベストプランV(30GB+5分通話 2,970円)。
評価
ソフトバンクはオンラインも有料化が象徴的。
LINEMOの30GB 2,970円のみが他社と戦える武器。ワイモバイルは固定回線などの他サービスとの組み合わせによる割引が無いと価格面では競えないブランドに。
楽天モバイル
- 手数料:契約・解約0円。
- Rakuten最強プラン:段階制 ~3GB 1,078円/~20GB 2,178円/無制限 3,278円。
評価
シンプル・安い・縛りがない。生活圏で電波に問題がないのであれば、これが最適解。
他キャリアと異なり、固定回線とのセット割引が前提でないため、誰もが安価に契約できる強み有り。
4大キャリアのプランを一覧化
上記に言葉で説明した内容を表にすると下記となる。画像をクリックしてもらえれば、拡大版が表示される。
赤字が値上げ部分となる。auの本ブランド・楽天モバイル以外は、事務手数料が値上げになっている。
また、こうやって一覧化すると、キャリアのプランがいかにぼったくり価格かを確認することができる。
固定費を安くしたいならMVNOの選択も一つの手段
キャリアのサブブランドがお手頃ではあるが、月に20GB、30GBも使わない人にとっては無駄。データ容量は10GB程度までで良いから更に安くしたいという人は、MVNOの利用も検討すべきである。
代表的なMVNOの例を以下に紹介する。
- IIJmio:音声2GB 850円/5GB 990円/10GB 1,400円。中容量の値下げ&増量で選びやすい。
- NUROモバイル:NEO 35GB 2,699円。SNSギガフリー込みで“使い倒す人”向け。
- 日本通信SIM:合理的シンプル290(1GB 290円)〜、通話料設計が良心的。
- mineo:マイピタ(1GB 1,298円〜50GB 2,948円)。節約スイッチや混雑時間の工夫がユニーク。
評価
3〜10GB帯ならMVNOで十分。
ただし昼休み帯の速度やサポート期待値はキャリアに劣る前提で選ぶこと。
そもそもそれくらいの容量で済むのであれば、常に高速な回線である必要はないはず。
どれを選ぶべきか(用途別の“最適解”)
- 首都圏エリア→ 楽天モバイル一択(生活圏内で電波が安定して入るのであれば)
- 手数料0円・段階制・解約自由。維持費と自由度のバランスが最強。
- どうしてもキャリア品質・店舗サポートが必要
- ワイモバイル「シンプル3」かLINEMO ベストプランV(30GB 2,970円)。
- ドコモ本体は高止まり。ahamo 30GB 2,970円でも良いが、回線品質は年々劣化しているのでおすすめは出来ない。
- 超低予算/複数台回線のセカンドSIM
- 日本通信SIM 1GB 290円、LINEMO ~3GB 990円、IIJmio 2GB 850円。
- 通信量が月25〜40GBで一定
- LINEMO ベストプランV 30GB 2,970円 or NURO NEO 35GB 2,699円 もしくは mineo 50GB 2,948円。
- 必要な時だけガッと使う/短期出費を抑えたい
- povoの“都度トッピング”。イベント・旅行・出張のオンデマンド運用に最適。
値上げ時代の“損しない”立ち回り
- 店頭手数料を避ける:原則オンライン申込。回線追加や機種変更もオンライン優先でコストを抑える。
- 家族割・光セットに縛られない:割引のために高額プランへ誘導されると総額は高くつく。
- 本当に必要な容量を把握:実測で月5〜12GBが多い。20GB以上の契約は最適化余地が大きい。
- 回線の“使い分け”で強くなる:メインは安定回線、サブに楽天やLINEMO。テザリングの保険にもなる。
- 年1回の見直しを“定期タスク化”:値上げは今後も来る。Excel管理+年1で棚卸しが最適解。
まとめ:最小コストで最大自由度を取りに行く
- 主要キャリアは手数料と基本料の上振れが止まらない。
- だからこそ、電波が入る人は楽天モバイル。入らない・不安ならLINEMO 30GB 2,970円が堅い。
- 3〜10GB帯の“ほどほどに利用する程度の人”はIIJmio/日本通信SIM/mineo/NUROモバイルが鉄板。
- 店頭依存はコスト高。オンライン申込+年1見直しで、通信費はまだ落とせる。
結論の再確認:
「電波があるなら楽天モバイル一択」。
電波が弱い地域では、**LINEMO(30GB 2,970円)/ahamo(30GB 2,970円)/ワイモバイル(S/M/L)**の順で比較し、MVNOはIIJmio/日本通信SIMを軸に検討すれば失敗しない。
※本記事は2025年9月時点の公表情報に基づく。最新のキャンペーン・割引適用条件は各社公式を必ず確認いただきたい。
おすすめ契約先の詳細確認・申し込みページのリンク
楽天モバイル
楽天モバイルの検討をしてみたい人は、下記リンクより詳細確認をしてもらいたい。
LINEMO
LINEMOを検討したい方は下記リンクよりキャンペーンページに飛べるので活用して欲しい。タイミングによってキャンペーン内容は変わるが、PayPayでのキャッシュバックが基本なので是非活用して欲しい。
ahamo
ahamoを検討している人は下記リンクから申し込みをして欲しい。他社から乗り換え(MNP)であれば、キャッシュバックキャンペーンが開催されている。2025年9月現在ならばdポイント20,000である。
mineo
mineoを検討したい人は、私の紹介リンクから申し込みをすることで事務手数料3,300円が無料の0円となる。活用しないのは損なので使って欲しい。
もしリンクから申し込んでも適用されない場合は、紹介コード入力欄に SL2PN3U1FO を入れれば適用される。
NUROモバイル
NUROモバイルを検討中の方は、下記リンクから詳細を確認して欲しい。Amazonギフト券の抽選などのキャンペーンを開催している期間もある。
それでは、良き回線選び生活を!!