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【 MiniTool System Booster レビュー 】起動時間を約30%短縮。たった1本でここまで高速化できるのか

2025年7月27日

パソコンの起動が遅くてイライラしている人に朗報。「MiniTool System Booster」は、導入するだけで体感的に劇的な変化をもたらすシステム高速化ソフトだ。

実際にこのソフトを導入し、パソコンの電源オン・起動・ブラウザ表示までの時間を計測してみた結果、70秒 → 50秒へと、20秒の短縮に成功した。
約30%の高速化を達成したことになる。

パソコンは高性能であればあるほど、経年と共にパフォーマンスが低下するもの。「最近起動が遅くなった」・「当初と比べて動きがもっさりしてきた」という人には必見のソフト。起動時間の比較動画を交えてレビューするので、是非参考にして欲しい。

MiniTool System Boosterとは?

MiniTool System Boosterは、パソコンの動作全体を軽くするためのシステム高速化・最適化ソフトウェアだ。不要ファイルの削除、レジストリのクリーンアップ、スタートアップの管理などをワンクリックで実行できる。

パーティション管理で有名な「MiniTool Partition Wizard」やデータ復元ソフト「MiniTool Power Data Recovery」と同じ開発元という点も安心材料だ。


参考情報:私が利用しているパソコン

今回検証で利用する私のパソコン情報を先に記載しておく。

MINISFORUM(KODLIX) UM870 Slim というミニPCである。ハイスペックCPU「Ryzen 7 8745H」を搭載し、内蔵GPUは「Radeon 780M」であるので、軽いゲーム・ちょっとした動画編集なら難なくこなせる高性能なミニPCだ。

購入当初から電源ON後のWindows起動は爆速であったのだが、様々なソフトをインストールしたりを繰り返すうちに、若干の速度低下を否定できない状態になっていた。

今回は、この高性能ミニPCの動作がMiniTool System Boosterインストール前後でどう変わるかを検証する。


導入前後の比較

テストでは、パソコンの電源を起動し、スタートアップに設定した本ブログのページが、Edgeで表示されるまでの時間を測定した。
測定の結果は、

  • MiniTool System Booster 導入前:70秒
  • MiniTool System Booster インストール・設定後:50秒

20秒の短縮 = 約30%の高速化を実現。
パソコンの立ち上がりには大差はなかったが、ブラウザの起動までの時間に大きく差が出た。

下記が実際に導入前後の比較をした動画がこちら。文字でいろいろと記載するより、事実を見た方が絶対的に理解が早いと思うので、再生して確認をして欲しい。

インストール前がブラウザの起動まで 70秒(1分10秒)。インストール後が50秒という結果。導入するだけでこれほどの差が出たのには驚いた。


MiniTool System Booster の注目ポイント

パソコンの処理速度を速めるのは、玄人がやることかと思われがちだが、「MiniTool System Booster」を利用すればそんなことはないことが実感できた。

  • 初心者でも使えるシンプル設計
     複雑な操作は一切不要。「最適化」ボタンを押すだけで完了。
  • スタートアップの最適化が効果的
     起動時に不要なプログラムを自動で見直し、起動スピードが確実に上がる。
  • 無駄のない機能構成
     余計なアドオンや不要機能がないため、ソフト自体も軽く快適。

というポイントにより、導入時だけではなく、導入後も継続的にメンテナンスと改善通知をしてくれる。
このような環境の改善は、手を付けなければとわかっていながら面倒で後回しになりがちなこと。勝手にやってくれるのは非常にありがたい。実家住まいの時のおかんみたいな存在。ありがたや!!


インストール方法

「MiniTool System Booster」は導入後の利便性だけではなく、導入時のインストールも非常に簡単なソフトとなっている。

下記製品ページに接続したら、「無料ダウンロード」を押下(ページを日本語表示に変換した場合)

インストールexeがダウンロードされるので、exeを実行。

インストーラーが起動するので、画面の指示に従って「インストール」を押下。インストールが完了するまで待つ。

インストール後、ユーザー登録としてメールアドレスが必要になる。その後、トライアル利用か有料版の利用可の選択が出来るようになる。

トライアル後、有料版に切り替える場合は、画面右上の鍵マークを押下することで、有料登録後に発行されるアクティベーションキーを登録する画面が表示される。今回私はメーカーさんよりレビュー用でキーを発行してもらったので、そのコードを登録している。

有料版のライセンスは1年更新となるので、有効期限が下記画面の赤枠に表示されるようになる。

これでインストールは完了。ただ画面の指示に従っていくだけでインストールが出来る・アクティベーション可能となるので、導入のハードルは非常に低いと言って良い。


スキャン実行手順

肝心のインストール後の設定に関してだが、こちらも非常に簡単で誰でも利用出来ると思われるレベルである。

起動後のメニュー画面に表示される「スキャン実行」を押下し、スキャン結果を待つ。

スキャン結果が表示されるので、「問題を修正」を押下して処理を続ける。私の環境の場合、システムステータスが”危険”と表示されたので、若干の不安を感じつつ、指示に従った処理を待った。

修正処理を実施した後、以下の結果画面が表示された。問題の修正が「0」という結果。これでは処理が完了しなかったのか?と思い、画面右下の「推奨事項」にある"1"を押下し、別画面で表示された「22個の不要な起動項目」の整理(メンテナンス)を実施した。

Windows起動時に自動で実行されるスタートアップの設定情報がわかりやすく表示されている。真ん中のグッド・バッドマークで、多くのユーザーがどちらを選んでいるか参考に出来る。
この設定変更を各ソフトに実施した後に画面を閉じ、再度「問題を修正」を実行したところ、システムステータスは「良好」に変化した。

画面にある「ディープクリーン」も気になったので、実行をしたところ、その他のリソースや設定の最適化も自動で行ってくれた。

この各種設定変更・最適化をした結果が、先に記載したPCの電源ONからブラウザ起動までの速度改善の結果につながったのである。
たったこれだけのことで、パフォーマンスが30%改善はすごすぎる。


総評:この効果は、試さない理由がない

起動時間を70秒→50秒、30%も短縮してくれたMiniTool System Booster。
わざわざPCを買い替えなくても、たった1本のソフトでここまで快適になるのかと驚かされた。

パソコンの動作が遅くなったと感じたら、まずはこのソフトで診断&最適化してみるのをお勧めしたい。

価格はタイミングにもよるが、現在は割引が入っており年間ライセンスが24.50ドル(日本円で3,600円程)とこの手のソフトにしては破格である。1世帯10台のPCまで導入可能という仕様も良心的である。

気になった方は是非試してみて欲しい。

それでは、良きパソコンのシステム高速化・改善生活を!!

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