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【レビュー】イルシルは“資料作成の常識”を変える。たった5分で整ったスライドが完成するAIツール

サラリーマンの皆様、資料作成に時間をかけすぎていないだろうか。
会議、提案、報告、研修・・・サラリーマンなら誰もが通る「パワポ地獄」。
毎回同じ構成、同じデザイン。それでも、1本仕上げるのに1〜2時間は軽くかかる。

そんな面倒なスライド作成を、わずか数分で完了させるAIツールが登場した。
それが「イルシル(ilshil)」だ。

イルシルとは

イルシルは、日本人向けに開発されたAI搭載スライド自動生成サービスである。
入力したテキストから、AIが自動で構成・文章・デザインを整えたスライドを作り上げる。
要するに、考えた内容を打ち込むだけでスライドが完成する

2025年7月時点でユーザー数は20万人を突破
しかも、無料トライアルから有料プランへの転換率は60%
これは「使えば離れられないツール」であることの証拠だ。


イルシルの強み

① 日本人向けのUIとデザイン設計

イルシル最大の特徴は「日本人の感覚に合った設計」である。
海外製のAIツールにありがちな英語UIや派手すぎるテンプレートは一切ない。
ボタン配置、操作フロー、デザインテンプレートすべてが日本仕様。

「企業報告書」「営業提案書」「社内研修資料」など、日本のビジネス現場に直結したテンプレートが揃う。
フォント・配色・余白の取り方も自然で、社内提出用の資料としてそのまま通用するレベル。
“使いやすく・見やすい・整っている”。この3点を高い次元で両立している。

② スライド作成時間が1/3に短縮

イルシルの真価は、圧倒的な時間削減効果にある。
タイトルと要点を入力すると、AIが自動で構成を考え、スライド全体を生成する。
修正はわずかに整えるだけで済む。

結果、従来の作業時間が1/3以下に短縮される。
実際に筆者が「賢いサラリーマン生活ブログ」の紹介資料をイルシルで作成したところ、
通常PowerPointで1時間半かかる内容が、20分で完成した。
構成も自然で、見栄えも申し分ない。
もはや「AIが作った」と言わなければ気づかないレベルである。

③ デザインスキル不要でも“伝わる資料”が作れる

多くのビジネスパーソンが悩むのは、内容より見た目の整え方だ。
フォントが揃わない、アイコンの位置がズレる、色使いがチグハグになる。
こうした細部の調整に時間を奪われてきた。

イルシルはその悩みを完全に解消する。
AIが内容に応じて最適なデザインテンプレートを自動で提案・調整するため、ユーザーは構成を考える必要がない。
文字量が多いページは要約構成に、図解が必要なページは自動で図形レイアウトを提案。
デザインスキルがゼロでも、わかりやすく・整ったスライドが一瞬で完成する。


実際に使ってみた:「賢いサラリーマン生活ブログ」紹介資料を作成

今回は自分の運営するブログ「賢いサラリーマン生活」を題材に、イルシルで紹介資料を作成した。
入力したのは次のような簡単なテキストだけだ。

  • タイトル:賢いサラリーマン生活ブログの概要
  • 目的:働く世代に向けた生活・仕事の最適化情報を発信
  • 特徴:ガジェットレビュー、節約術、働き方効率化を中心に構成
  • 実績:月間5万PV
  • 今後の展望:副業・AI・ライフプラン領域の拡充

これだけを入力して生成ボタンを押すだけで、AIが約3分で10枚のスライドを自動生成した。

スライド1枚目はタイトルページ。


2枚目以降は「目的とターゲット」

「ブログの特徴」

「ガジェットレビューの具体例」

その他にも「実績」・「読者の声」・「今後の展望」・「まとめ」という構成で、
見出し・本文・グラフ・アイコンまで自動で配置されていた。

デザインも落ち着いたグレートーンで、まさにビジネス資料として即提出できる完成度
「フォントのズレ」「見出し位置の違和感」なども一切ない。
最終的な調整は、ブログロゴを挿入し、色味をブログテーマカラーに寄せた程度。
わずか10分の微調整で完成。

PowerPoint版での出力にも対応しているため、修正や追記もスムーズだった。
ChatGPT+Canvaの組み合わせでは数十クリック必要だった作業が、イルシルなら数行の入力だけ。
「このツールがあれば資料作成の負担は実質ゼロ」と言い切れる。

もちろん、さすがに自分が意図した内容が全て反映しているわけではないため、多少の修正は必須だが、骨子があるのとないのでは作業のスピード・整理が段違いである。


メリットとデメリット

◎メリット

  • 作業時間が1/3に短縮できる
  • 誰でも直感的に使える日本語UI
  • テンプレートが豊富で高品質
  • AIが構成とデザインを最適化
  • PowerPoint連携で編集も容易
  • 無料トライアル後の継続率が高い(60%)

▼デメリット

  • 独自デザインを追求するには制限がある
    → AIテンプレートをベースにしているため、完全オリジナル構成は難しい。
  • AIの文体がやや硬い場合がある
    → 柔らかいトーンのプレゼン資料では微調整が必要。

ただし、いずれも致命的ではない。
イルシルは“完璧なデザインを競うツール”ではなく、スピードと整合性で勝負する実務ツールだ。
目的が「伝えること」であれば、十分すぎるクオリティを提供する。


料金と導入ハードル

イルシルはクラウド型サービスで、インストール不要。
ブラウザがあればすぐに使える。
無料トライアル版でも主要機能をすべて体験可能だ。

有料プランは月額1,680(税込1,848)円から。
スライド1本に1時間かけていた時間が20分で済むことを考えれば、費用対効果は抜群
コストではなく“時間投資”として考えるべきツールだ。

今回私が試しているパワーポイントへの出力は、フリー版では出来ない。月額契約が必要なパーソナルの機能である。フリーで一度構成を作ってみて、これはいけると思えば「2週間のトライアル」をまずはやってみるのが良いだろう。

トライアル申し込みにはクレジットカードの登録が必須になり、期間終了後自動で契約開始となる。終了日が明記されているので、まずは試してみたいだけであれば、期限内に解約をすれば費用は発生しない。

期限内に解約することが不安であれば、ユーザーメニュー内の「登録情報の確認」から、「自動更新」を切ってしまえば忘れていて支払いが開始されることもない。この手のツールの中では試しやすい部類だろう。


なぜ「60%が有料化」するのか

無料トライアルから有料プランへの移行率が60%という数字は、AIツール業界でも異常値だ。
理由は単純で、「1回使えば良さがわかる」からだ。

初回で“資料作成の概念が変わる”。
自分でスライドを組む時間が無意味に感じるほどの完成度。
この体験がユーザーを離さない。

イルシルはもはやAIツールではなく、新しい業務基盤である。
「資料を作る」ではなく「資料を生み出す」時代が到来している。


まとめ:イルシルはサラリーマンの「時間を生む武器」になる

イルシルは、スライド作成時間を1/3にするAIツールだ。
構成を考えず、デザインに悩まず、テキストを入力するだけで完成する。
しかも、日本人の感覚に合った自然な資料として仕上がる。

「賢いサラリーマン生活ブログ」の紹介資料を作ったとき、
自分がどれだけ無駄な時間を資料作りに使っていたかを痛感した。
イルシルを使えば、その時間を別の価値ある仕事に回せる。

これからの時代、資料作成は「作業」ではなく「AIがやること」になる。
イルシルはその第一歩だ。
仕事のスピードを上げたい全ビジネスパーソンにとって、イルシルは間違いなく“賢い選択”である。

それでは、良き資料作成生活を!!

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