以前、「ヒールプロテクター(ガード)でスニーカーのかかと補強」という記事で、
スニーカーの価格高騰とともに、“スニーカーを長持ちさせるには、かかとを保護する時代だ”と断言した。
今回は、実際にヒールプロテクター(ガード)をスニーカーのかかと裏に貼り、半年以上使用した実例を共有する。
「本当に効果があるのか?」「耐久性はどうか?」実際に使い続けて見えた結果を正直に伝える。
ヒール部分の削れを放置している人、「自分は歩き方が悪い」と諦めている人は、この記事を読んだらすぐに導入してほしい。
小さな投資で、大切なスニーカーの寿命が劇的に変わる。
ヒールプロテクター(ガード)とは
ヒールプロテクター(ガード)とは、スニーカーの靴底(アウトソール)のかかと部分に貼り付ける補強プレートだ。
歩くたびに地面と擦れる“かかと外側”の削れを防止するために使う。
材質は耐摩耗性に優れたプラスチックやナイロンで、薄くても非常に硬度が高い。
使い方は簡単。
スニーカーのかかと裏をきれいに拭き、付属の両面テープで貼り付けるだけ。
滑り止め加工がされており、靴底との一体感も高い。
かかとが削れやすい人は、このプロテクターを付けるだけで、「かかとの減り」「かかとに穴」を防げる。
商品として有名なのは KicksWrap[キックスラップ]HEEL PLUS 3.0(ヒールプラス3.0)。「圧着!!」を世に広めた製品・
その他のメーカー品では、Nike Air Force 1用として形状も合わせた商品もある。
圧着半年後のイメージ
私自身がこのヒールプロテクター(ガード)をナイキのエアフォース1に装着して使用した結果を事例として共有する。
装着から半年経過。
週1〜2回は履く頻度。
装着前からかかとが削れており、これ以上の削れを防止するために装着した。
半年経過結果
ヒールプロテクター自体がかなり削られ、もうすぐスニーカーのかかとまで貫通しそうな状態であった。
これ以上の装着は危険な領域になってきたので、ヒールプロテクター(ガード)交換をすることに。
ヒールプロテクター(ガード)を取り外した結果
若干接着剤の跡が残ってしまったが、かかとの削れは一切ない(装着前に削れていたので、イメージ的にはわかりにくくて申し訳ない)
半年間のかかと削れのダメージをすべてプロテクターが肩代わりしてくれたという結果。この商品を使わなければ、おそらくエアフォース1のかかとには穴が開いていただろう。
ヒールプロテクター(ガード)の効果、凄まじい!!
新しいヒールプロテクター(ガード)を再圧着
役割を果たしてくれたヒールプロテクター(ガード)を取り外し、再度新品を取り付ける。
再圧着の手順は簡単。
- 古いプロテクターを外す(ドライヤーで軽く温めると剥がしやすい)
- 靴底をアルコールシートで清掃
- 新しいプロテクターを位置合わせして圧着
たったこれだけで再び新品同様の保護状態になる。
実際、貼り替えにかかった時間は片足2分ほど。その後圧着で1日以上放置することが必須だが、手を動かしている時間は短い。
前回はヒールプロテクター(ガード)自体の汚れが目立たないように黒を採用したが、今期はスニーカーの色に合わせて白を選択。
交換後の歩行でも違和感は一切なく、グリップ性能も変わらない。むしろソールが均一に保たれるため、歩行が安定した印象さえある。
なぜヒール保護が必要なのか
スニーカーのかかとが削れると、まず姿勢が崩れる。
片方だけ傾いたソールは、無意識のうちに体のバランスを歪ませ、腰や膝に負担をかける。
さらに、ソールが削れるとミッドソールが露出し、そこから一気に劣化が進行する。
靴底の張り替えができないスニーカーは、結果的に買い替えしか選択肢がなくなる。
つまり、かかとの削れ=靴の寿命を縮める最大の要因。
ヒールプロテクター(ガード)は、その問題を根本から防ぐ。
見た目と機能性のバランス
貼ってみるとわかるが、プロテクターの厚みは約1〜2mm。
外観的にもほとんど目立たない。
黒やクリアカラーを選べば、スニーカーの雰囲気を損なうこともない。
また、プロテクターの形状は丸みがあり、段差を感じにくい設計になっている。
歩いたときの感覚は“ソールが補強された”程度で、自然そのものだ。
つまり、見た目を崩さず、性能を底上げできる唯一の後付けパーツ。
スニーカー好きにとって、これほどありがたい製品はない。
どんな靴におすすめか
ヒールプロテクター(ガード)は、以下のような靴に特に効果的だ。
- ナイキ エアフォース1やダンクなどの厚底系スニーカー
- ニューバランス990・2002Rなどのソール柔らかめモデル
- 革靴やローファーにも使用可
要は、「歩くたびにかかとが地面と擦れる」靴ならすべて対象だ。
貼るだけでソールの寿命が1.5〜2倍になる。コスパで考えれば、もはや貼らない理由がない。
まとめ:靴を守るなら“かかと裏”から
半年間の使用を経て断言できる。
ヒールプロテクター(ガード)は、スニーカーの寿命を延ばす最もシンプルで効果的な方法だ。
削れてしまったソールは戻らない。
しかし、削れる前に守ることは誰にでもできる。
価格は数百円。
貼り付けは作業は2分。
効果は半年以上持続。
これほど手軽で、確実に成果が出るメンテナンスは他にない。
お気に入りのスニーカーを長く履きたいなら、
今日中にヒールプロテクター(ガード)を導入すべきだ。