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GEEKOM A6 ミニPC はお買い得!! 6万円台でパワフル性能・4画面出力対応

ミニPC界隈ではメジャーメーカーとなるGEEKOM社より、一般的なユーザーにとって十二分に満足できるパワフル性能でありながら、6万円台で購入が可能なモデル:GEEKOM A6がリリースされた。豊富な接続端子も搭載しているので、最大4画面の同時出力まで出来てしまう優れもの。
ストレスなく動作するスペックは求めたいが、なるべく価格を抑えたいと思っている人にマッチするミニPCと思われる。

製品の概要・私が所有しているMINISFORUM(KODLIX) UM870 Slimとの比較と見解をまとめる。

GEEKOM A6 の概要

GEEKOM A6は圧倒的に小さな筐体にパワフルな部品を詰め込んでおり、それでいて良心的な価格という「ミニPCの良いところ」が溢れ出している逸品である。

CPUにはAMD Ryzen 7 6800H(8コア/16スレッド、最大コア周波数は4.7Ghz)を搭載し、32GBの4800MT/s DDR5メモリという一世代前ならハイエンドと呼ばれたスペックである。ストレージの増設は出来ないが、1TBの大容量ストレージを搭載しているので必要十分。
そして、GPUは内蔵ではあるがRadeon 680Mとなるので、軽いゲームであれば余裕で動かせる優れもの。

また、豊富な接続端子を搭載しているので、多くの人はHUBを介することなく利用が出来ると思うので、ミニPCの利点である「省スペース」を体験できるだろう。

GEEKOM A6 のスペック

CPUやメモリのスペックをツラツラと記載していっても、カタログ情報でしかないため、私が保有しているMINISFORUM(KODLIX) UM870 Slimとベンチマークなどの数値を比較して考察する。

CINEBENCH R23

まずはCPU性能を比較してみる。GEEKOM A6は公式ブログに公表数値が掲載されている。その結果はシングルコア1,499、マルチコア13,891となっている。

MINISFORUM(KODLIX) UM870 Slimのスコアは 以前私が測定した結果として、シングルコア1,669、マルチコア16,407であるため、15%程処理速度に差があるという感じだ。

Antutuベンチマーク

GPU・CPU・メモリ・ストレージのトータル性能判断の目安を数値化して比べてみる。WEB上のレビューアーさんたちの公表結果を見る限り、

CPU:110~120万
GPU:23~25万
MEM:30~33万
UX:32万~35万
トータルスコア:200~210万程

という数値結果が出ている。

MINISFORUM(KODLIX) UM870 Slimを私が測定した結果は、下記イメージとなる。

こちらもトータルで15%程処理速度に差があるという結果だ。
15%程の差しかないのであれば、Officeソフトや軽いゲームをする程度なら違いはあまり感じないだろう。内蔵GPUの力に差があるので、動画編集操作・書き出しなどの処理には影響があるかもしれないが、そもそもそこを重要視するならばミニPCは選ばない。

一般的な利用のユーザーが求める、「ストレスなく動作するスペックは求めたいが、なるべく価格を抑えたい」を叶えるミニPCだ。

豊富な端子で周辺機器の追加購入が不要

2024年1月現在でGEEKOM A6は68,000円

MINISFORUM(KODLIX) UM870 Slimが75,000円程である。

この価格差が7,000円なので、それであれば少しでも高スペックな方を選びたいと思うところだが、豊富な接続端子も搭載したGEEKOM A6は追加でハブなどを購入する必要が無いので、実質の価格差は1万円程度あると思ってもよい。

GEEKOM A6には下記ポートがある。

USB Type A 3.2 Gen 2ポート ×3
USB Type A
2.0ポート ×1
USB4 Type
Cポート ×2
SDカードリーダー ×1
3.5mm ヘッドフォンジャック ×1
2.5GbE LANポート ×1
HDMI 2.0ポート ×2

対してMINISFORUM(KODLIX) UM870 Slimは

USB Type A(USB 2.0)× 2
USB Type A(USB 3.2 Gen2)× 2
USB Type C(USB4/PD対応)× 1
HDMI 2.1ポート × 1
DisplayPort 1.4 × 1
3.5mm ヘッドフォンジャック ×1
2.5GbE LANポート ×1

となっており、GEEKOM A6の方が端子が豊富。USB Type C(USB4)が2ポート有り、HDMIも2ポートあるため、そのままでも4画面出力が可能であるし、他デバイスとのType C接続で使うことも出来る。また、SDカードリーダーも備えているので、外付けを接続する必要もない。

MINISFORUM(KODLIX) UM870 SlimはType Cが1ポートなので、私は UGREEN Revodok USB-C ハブ 6 in 1 を別途接続している。

これが3,000円弱なので、本体の価格差7,000円と合わせると実質10,000円程の差が出ると思ってもらいたい。

どちらも一般的な利用方法であれば十分高スペックなミニPCになるので、

普段使い重視・接続端子は多めが良い:GEEKOM A6

軽いゲームを日常的に行ったり、動画編集もする:MINISFORUM(KODLIX) UM870 Slim

という感じで比較検討すると良いと思う。それにしてもミニPCのコスパの良さには毎度驚かされる。購入を検討している人だけでなく、今まで使ったことが無い人も、是非試してみてもらいたい。

それでは、良きミニPC生活を!!

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