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煙ゼロで自宅焼肉!スモークリーンIIIで本当に煙は出ないのか徹底レビュー

自宅で焼肉をやる最大のネック。それは煙と油のニオイ
近隣やカーテンへのニオイ移りが気になるし、近隣への配慮も必要。室内の換気も換気扇だけじゃ正直厳しい。

そんな悩みを解決してくれるというのが「シナジートレーディング スーパー吸煙グリル スモークリーンIII」。
名前がやたら長いが、要は煙を吸いながら焼くグリルだ。

少し前にテレビで山善の ”煙が少ない焼肉グリル『XGRILL(エックスグリル)』シリーズ” が取り上げられ、一気に注目を浴びた分野である。ただ、山善製品は火力が弱いというネガティブなレビューも多く、購入の決め手に欠けた。

半面、今回レビューする「シナジートレーディング スーパー吸煙グリル スモークリーンIII」は、火力十分で煙も吸うという評価が多く、これは試してみる価値有りと判断し購入した。実際の使用感を交えながらレビューを行う。

外観と構造

組み立て後の完成形が下記イメージ。これだけ見ると、ただ鉄板に穴が開いたホットプレートであるが、実はかなり凝った構造である。

分解してそれぞれのイメージを説明する。

最下部

最下部には水を貯める構造、吸い込んだ煙を冷やすことを目的としているようだ。画像上部には吸い込みのファンが搭載されている。

油受けのプレートを設置

薄いプレートを枠にはめ込む。おそらく油受けっぽい気がする。煙を吸い込むため、各所に穴が空いている。

ヒーターを搭載

U字型になっているヒーター部を更にはめ込む。こう見ると向かって左側は熱が届きにくそうであることがわかる。肉を焼くなら中央部から右側だ。

プレートを載せて完成

煙の元となる油が落ちやすいようにプレートには穴が空いている。また、側面には煙を吸い取る穴が露出した構造。このまま最大火力の230℃まで温めた後、180℃まで落として肉を焼けば、煙が舞わないと取扱説明書には記載があった。

実際に使ってみた。煙は…出ない!

最初に驚いたのは本当に煙が出ないこと。

焼いてるときのジューッという音とともに、うっすら湯気のようなものは出るが、あの「白くもくもくした焼肉の煙」は皆無。

吸煙ファンが中央で強力に作動していて、焼いたそばから煙を吸い込んでいる。
部屋にこもるニオイもほとんどなく、換気扇を回す程度で済んだ。

ただし、火力は微妙

180℃まで温度を下げて焼くため、肉が焼けるスピードは正直遅い。ゆっくり食べる分には問題ないが、箸を構えて早く食べたいオーラ全開の子供たちにとっては「もどかしい焼き時間」になっていたのは事実。

焼肉用の薄切り牛タン、カルビ、ハラミとどれも焼けないことはないが、時間がかかりすぎる。そのため、我が家では最終的に下記のように「とにかく焼きまくる戦法」を行うしかなかった。だって子供は待てないよ。


焼けてしまえば、表面はパリッと、中はジューシー。普通のホットプレートよりも明らかに美味いのは事実。

油ハネも最小限。掃除も思ったよりラク

ドーム型の蓋はないが、プレートの中心に向かって油が流れる構造になっていて、テーブルの汚れは最小限だった。

厄介だと思っていた食べ終わり後の清掃は、プレートが分解可能であったので、洗うのも比較的楽だった。ただ、面倒くさがりの人には向かないので、そういう人はやはり外食をした方が良いだろう。

音は少し大きめだが、焼肉中は気にならないレベル

吸煙ファンの音は「ゴォー」っという空気清浄機レベルの風切り音。テレビを見ながらでも食事は出来るレベル。

総評:焼肉好きなら絶対に買って損なし

「焼肉=ベランダか換気扇の下」という常識をひっくり返すガジェット。

これ一台で、自宅焼肉の懸念点がかなり改善する。食後の部屋の空気がまったく違う。ただし、焼きが遅いからと言ってプレートの温度を上げるとたちまち煙が出てきてしまう。ゆっくり焼くことが出来る家庭向け商品である。

ゆっくりと家族でのお家焼肉、酒を飲みながらの焼肉くらいの使い方がベストだろう。
今日はがっつり食べるぞーという場合は、お店に行くことを進める。

家で焼肉は手軽さの利点以外にもコスト面もかなりありがたい。外で焼肉を食べる費用と比較し、食材は半額程度で済む。本プレートを購入しても、2回で元は取れてしまうほどである。

試しに買ってみて損はしない価格帯であるのもありがたい。

お家焼き肉を検討している人は、是非購入をしてみて欲しい。

それでは、良きお家焼き肉生活を!!

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