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【iPhone 15】キャリア契約で購入する価値は無し【Apple直販・SIMフリーが賢い選択】

2023年9月20日

iPhone 15シリーズの発売日(2023年9月22日)が近づいてきた。

通信キャリア各社も販売価格の発表と同時に予約を開始した。

キャリアの価格はApple直販・SIMフリーと比較すると割高に設定されているが、回線契約を伴う端末購入時の割引を考慮するとどうなるかを整理する。

結論は「キャリア契約で買う必要はない!!」である。

直販と各キャリアの販売価格

Apple直販(SIMフリー)と4大キャリアの販売価格の設定がどうなっているかを一覧でまとめる。

キャリアの価格欄には赤字で直販との差額も表記する。

iPhone15(無印)

iPhone15 Plus

iPhone15 Pro

iPhone15 Pro Max

直販と比較すると、どのキャリアも販売価格を値上げしている。

特にドコモの値上げが顕著である。

このように比較してみると、楽天モバイルはまだましな方かもしれないと思ってしまう。

しかし、そもそも各キャリアが値上げをしていること自体が意味不明なので、評価出来ることはない。

キャリアのiPhone15シリーズはキャンペーン活用でも微妙

キャリアが出来る値引き施策として、MNPで「〇万円引き」・「キャッシュバック〇万円」等の売り方をすることがあるが、その金額を加味してもお得とは言えない。

例えば、auであればOnline契約のMNPが条件として22,000円の値引きを実施している。

公式ページより引用

その場合、iPhone15(無印) 128GBのみが直販より若干安くなる。

ただし、これだけだ。

MNPまでして数百円安く買えるようになる機種が1つだけあるという結果。

今時点で通信回線の契約がキャリアではない人(キャリアのサブブランド、MVNOなど)であれば、数百円安く買うだけの為にキャリア回線の契約が必須となり、月額費用が何倍にも膨れ上がる場合もある。

わざわざキャリアで機種を購入する理由は無い。

2年返却プランはお得ではない

現在キャリアが力を入れているのは、端末を分割で購入し、2年で返却すれば残価はチャラになり、実質の負担額は半額で済むという契約である。

ドコモ「いつでもカエドキプログラム」、au「スマホトクするプログラム」、ソフトバンク「新トクするサポート」、楽天モバイル「買い替え超トクプログラム」がそれに該当する。

2年で返却・機種変更をすれば「実質半額」で利用出来るよ!!という契約である。

端末の状態がよければ、必ず半額で買い取ってくれる契約と理解した方がわかりやすかもしれない。

一見すると買い取り価格が保証されているのでお得に思うかもしれないが、これはキャリアにメリットがあるだけの施策である。

その理由は2つ。

  • iPhoneはリセールバリューが高いので2年後も半額以上で売却出来るケースが多い
  • 返却時に査定があり、基準を満たさないと追加費用(20,000円程度)の支払いが必要

特に①を意識したい。

別に掲載した記事(【iPhone 15】進化ポイントと安く購入する方法を考察【発表後時点】)に実際の例を載せたが、iPhone15 128GBの購入時に、iPhone13 128GBをAppleの下取りに出した場合のケースだ。

下取り金額は57,000円である。

iPhone13 128GBの発売時の価格は98,800円なので、2年利用しても半額以上の価格設定である。

リセールバリューが高いiPhoneだからこその結果だ。

ちなみに、私が良く利用するイオシスでの買取価格は下記。2023年9月20日現在。

イオシス公式ページより引用

目立つ傷が無ければ64,000円という驚異の買取価格。

キャリアの返却プログラムが利用者にとっては損する可能性があることを理解して欲しい。

キャリア購入の価値は特価・キャンペーンになってから

ここまでの結果としては、「iPhone15シリーズをキャリアで契約しても損をするだけ」となる。

発売直後のiPhoneは直販・SIMフリー端末を購入するのが賢い買い方である。

しかし、キャリア契約の方がお得に購入出来るケースもある。

それは、MNPを対象とした特価や、限定キャンペーンなどの施策を打ったタイミングである。

もちろん、iPhone15シリーズがすぐに特価になることはない。

最低でも半年か1年は待つ必要がある。

年度末等であれば、契約者数の獲得とiPhone販売ノルマの達成に向けて、各社・各販売会社が頑張ってくる。

iPhone13の場合の例ではあるが、2年返却で実質負担は1円。一括で35,000円というような美味しい案件はキャリアだからこそ出来る施策。

直近は1つ前のiPhone14 128GBが対象になってくると思うので、15が今すぐ欲しい人は対象にならないが、1世代前の機種でも「とにかくお得に契約する」ならば、キャリアの活用が必須である。

私自身は今時点でiPhone15に買い換えなければならない理由はないので、「お得に購入」をモットーにiPhone14が特価になるのを今後は狙っていこうと思う。

とにかく伝えたいことは、

  • 最新のiPhoneを買うなら直販・SIMフリーが必須
  • 一世代前の機種であればキャリア特価の活用が良い

これに尽きる。

このことを頭に入れて、もったいない買い方をしないようにしよう。

では、良いiPhone生活を!!

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